ダート沿いに無尽蔵に散らばる赤みを帯びた抗火石。
岩石がバターをナイフで切ったようにスパッときれいに割れているのは、
採掘に際して加工したためでしょうか。

「抗火石」という名称は明治から大正期に東京帝国大学工学部の学長であった渡辺渉博士が、
耐火性に富むことから「抗火」と命名したらしいです。
しかし、後に新島の某石材会社が「抗火石」の商標登録を取って全国販売するようになったため、
複数あったその他の抗火石の販売元は
「抗火石」の名称を使用できなくなってしまったんだよなぁ。

なのでよく「コーガ石」と呼ばれるのですが、
新島では抗火石を役場の条例でコーガ石と呼ぶことが定められているのも、
商標登録を巡るドロドロな事情が関係するとかしないとか・・・。
おっと、それ以上は語りませんが、
変わった名称では「ネオエックス」などと呼ばれることもあったりするんだぜぇ。

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