島の歌 ISLAND SONG
神津節(ヤンレー)
「伊豆よー 初めは大島原よ  ハアーヨーイヨーエー
ハー利島を眺めて 鵜渡根島 老人ぶりして気は若郷  コリャコリャ
花の新島は手にとりて 前浜沖なる地内島  コリャコリャ
これにつづいて早島よ あれが式根の泊り島  コリャコリャ
ハー親の無い子が神津島 親の行方をたずねんと  コリャコリャ
三本獄をば杖にして 御蔵島をば脚絆足袋  コリャコリャ
恩馳さして行きたいが 銭洲なしでは行かれない  コリャコリャ
ハーこんな所にゃ蘭灘波島 行方も知れない青ガ島  コリャコリャ
雨露しのぐ小笠原 父を尋ねて父島へ  コリャコリャ
恋にこがれる母島よ 八丈たんごの揃い着て  コリャコリャ
目出たくナー納まるー ヤンレー三宅島  コイショーノ ショーエー」


神津島には、昔から数々の信仰の地があり、交通手段の乏しい昔は、
本土も遠く島民は、互いにより集まって助け合って生きてきた長い風土と歴史があります。

以前は、この山中は山深く細い獣道の様な山道があるだけで、
島民は、この山中で木炭を焼いたりしていました。そして、道の途中には、石仏やお堂が建てられました。
山深い山中には、榊や香の木・シキビなどがあり、辻々の石仏に、供えられました。

四季の草花が咲き、山間に清水が流れ、野鳥のさえずるこの貴重な限られた自然を、
そっと昔のまま、次の世代に、残しましょう。

平成17年1月 神津島村

うむ、神津島を代表する民謡「神津節」ですなぁ。

海を見渡せる展望台には、
民謡の歌詞と共に昔の神津島の生活や土地の様子がざっと記されています。
それらに思いをめぐらせながら景色を眺めれば、
さらに旅情がぐっと高まります。

→ OK!