探索日 2008.05.04
No.YG-011

八森山線 ■鶴岡市 ■半ダート
■「三瀬」地区地先から八森山へと向かって延びる

 延々と続く簡易舗装は味気ないが、終盤で望める展望だけは素晴らしい!  

 ↓入線すると終点までダラダラとした簡易舗装路が続いて林道的には味気ない
 ですが、終点手前で望める日本海の展望だけはとても素晴らしいです。


……こんな感じ……
■県334号線から三瀬峠林道へ向かう途中、右手に分岐して八森山(416.1m)目指して登坂するピストン。ウネウネとカーブを繰り返しつつ連続勾配が続き、なおかつ全行程のほとんどが山肌の鬱蒼たる森を抜けているため、見通しが悪くてやや暗め。ただし、終盤にて八森山の山裾に位置する「八森山スキー場」のゲレンデ上部を通過する区間があり、そこからは日本海を望むパノラマ展望が開けており、視界を遮るもののないその眺めは圧巻だ。なお、残念ながら当林道は全線に渡って簡易舗装がなされているが、途中には名無しダートの分岐が多く、そのいずれもが荒れた様子もなさそうであり、正直言って本道である八森山線よりもそちらの探索の方が面白そう。

■JR羽越本線さんぜ駅前にて県334号線から八森山スキー場方面に進むと、その途中で右折している八森山線の入口です。一見するとただの脇道っぽい分岐地点であり、また林道標も存在していないため、八森山線の入口はここで本当によいのかどうか迷ってしまいますが、なんと入口脇にあるお手製看板に「八森山林道」なる文字が! この八森山線はすぐそばの八森山(416.1m)目指して登坂しているため、ひょっとしたら眺望が、そして路面もひょっとしたらダートかも…との淡い期待を抱いて早速突入します!
■八森山線の路面は入口から遠目に眺めると、ワダチが形成されたダートに見えていたのですが、いざ乗り入れてみると残念ながら舗装状態に。ワダチに見えていたのは雑草ではなくて降り積もった杉の落ち葉でした。まともな方ならばここで引き返すところですが、せっかく来たのでそのまま前進してみます。ちなみに、入線直後のこの地点にて左折する名無しダート支線が分岐していましたが、とりあえずここはパス。
→左折ダートを眺める!
■簡易的なコンクリ舗装ながらも路面は一応舗装されているので、杉の落ち葉まみれではありましたが、いたって走りやすくありました。ただし、両脇をびっしりと杉林に囲まれて幅員も狭く、どうにか車一台が通行するので精一杯といった所です。
■お、また左折するダート分岐が現れました。ここは本道が舗装されているため、行くべき方向に迷うことはまずないですが、味気なく舗装路を進んでいるため、フラフラと立ち寄ってみたくなる感じに襲われました。
→左折ダートを眺める!
■2本目の名無しダート分岐を過ぎると、細い簡易舗装路は徐々に傾斜角度を増大させて薄暗い森の中を登坂していきます。 一気に急坂で高度を稼いでいくので、途中のどこかに眺望ポイントでもあるかと期待しますが、そのような気配は今のところ感じられませんでした。何しろ、周囲は鬱蒼とした森状態なので…。
■画像での見かけでは大したことないように見えますが、なかなかの急勾配が連続します。どこをどのように登坂しているのかよく分かりませんが、ウネウネとカーブを繰り返しつつ、八森山目指して登っているのだけは確かですけどね。
■そして今度は勾配左カーブの途中にて右折ダート分岐が! きれなワダチダートが森の奥に向かって延びており、本道の探索よりもはるかにそちらの探索の方が楽しそうでしたが、ここは我慢の一手でまずは八森山線の終点を目指して先へと進みます。
→右折ダートを眺める!
■3本目の名無し分岐を過ぎるとそれなりに標高を稼いだのか、勾配の傾斜角度は緩いものへと変わり、少々落ち着いた感じに。相変わらず周囲は木々に囲まれて眺望的なものは全く望めませんが、なんとなく尾根筋にたどり着いたような雰囲気です。そしてここにも右折する小気味のよいダート分岐が存在していたっけ。
→右折ダートを眺める!
■八森山線で最後となる4本目の名無し分岐を過ぎ、しばらく尾根筋らしき場所を進むといきなり眺望ポイントが!  右手は斜め45度に落ち込んだ急斜面で、ここは 「八森山スキー場」のゲレンデの上部に位置しており、見下ろせば青々としたゲレンデが、遠方に目を向けると日本海の蒼い海を望むことができるとても素晴らしい地点になっていました。
→海を眺める!
■ちなみに先述のビューポイントは、山の斜面の木々を切り開いて設けられたスキー場のゲレンデの上部に位置するため、視界を遮る木々が無く、そのために望めるものですが、そこから少し進むとご覧の通り周囲は再び木々に囲まれてしまいます。そしてコンクリの簡易舗装はここまでとなり、その先にはフカフカなダートが続いていました。
■で、ここが舗装が途切れてダートが始まる地点です。ようやく最後の最後で現れた八森山線の貴重なダート区間であるので、そのまま前進しようかとも思いましたが、その前に路面状態をよく眺めてみると、そこはどちらかと言えばダートというよりも山道と言う方がぴったりかと…。見かけ上はそうでもなさそうですが、かなりのヌルヌル状態にあり、まあ、海も眺められたことだし、ムリして前進することもなかろうと、ここは素直に撤退を決意、今来た道を引き返して八森山線の探索は終了としておきました。
→探索終了!
→ダートの深部を眺める!