坂道を登り詰めると平坦なストレート区間に差しかかりました。抜けるような青空と稜線の樹木の眺めがとても爽やかでした。ここまで少し登坂区間が続きましたが、オフバイク的にはそれもアップダウンの範囲内のこと。もちろん細かな勾配はありますが、やはり基本的には大ダル林道は平坦コース主体です。なので存分にオフが楽しめるわけ! | |
ここも延長開設区間の区切り地点となっているのか、また林道標を発見しました。そこには林道大ダル線の文字および竣工年が記載されているのかと思い、眺めてみますが・・・。
→林道標を眺める! |
|
さらに進んでいくと路面状況が少し変化しました。拳大の石が目につきはじめてダートのガタガタ感が増してくるんですね。地面の石に思いっきり乗り上げると衝撃も大きいですが、オフバイク的には、特に走りにくいというほどでもなかったです。そしてここで気がついたのですが、それまで見られた林道に漂う真新しさ感が消えていたんですね。間違っていたら申し訳ないですが、大ダル林道の完抜け化は両側から進められ、最終的にはどうも2つのピストンが結ばれた形くさいです。真新しさが消えたのは、反対側の旧ピストン区間へと進んだから? | |
快晴なのになぜか水溜まり。探索当日の前、数日の間に雨が降ったかなんて、さすがに覚えていませんが、林道にできた水溜まりというのは長く残るもの。途中で見かけた唯一の水溜まりでした。もちろん、突っ込むことはせずに脇を避けて通ります。 | |
そしてその直後に差しかかった工事現場。そう言えば林道入口に崩壊地の復旧工事を予告する立看板がありましたが、これのことであったみたい。そのような現場入口の状況を撮っていると、後方より1台のオフバイクがやって来ました。路面を塞ぐ形で申し訳なかったですが、脇から先行していただきます。しかし、崩壊の様子はここからでは分かりません。デジカメをしまって先へと進んでみるしかないでしょう。 | |
ごちゃごちゃと資材の置かれた現場を通り抜けていきますが、予告されている「崩壊地」はこの先にあるみたい。ここはその手前の作業の根拠地とされている場所。作業員や現場監督の姿はなくて無人状態でしたが、もしも工事が行われていたならば、最悪、叱責を喰らって通り抜けは絶望的。しかし、先ほどのオフバイクは戻ってきませんね。進むしかないです。
→付近を眺める! |
|
現場根拠地の端まで進むと、路面がボッコリえぐれていました。どうやらすぐ先が問題の崩壊地復旧現場となっているらしく、先行していたオフライダーのグループがそこで立ち止まっています。その状況、なんとなく嫌な予感がしてやみません・・・。 | |
崩壊地現場を目前にして鉢合わせ林道ライダー全員集合の図・・・。ここが通り抜けられないとなれば、今来た道を延々と戻らなければならず、それだけはなんとしても避けたいところ。まずは一緒になって現場の状況を眺めてみます。しかし、崖崩れや路面崩落、倒木などを目の前にして複数の林道ライダーが困った顔でそれを眺めているという構図、梅雨時や春の雪解け時の林道ではたまにありますね。あはは、もちろんここでは当方もその一人ですよ。
→崩壊地を眺める! |
|
実際のところは困ったというよりも、偵察ついでに休憩中のようであった熟練のオフ軍団の方々に先行して崩壊現場を通過中。通過スペースは幅広く、特に気を使うようなこともなかったです。しかし、ここが通り抜けられてよかったと思ったのはその直後のことでした。 →さらに崩壊地を眺める! |
|
なぜって、路面崩壊の現場を抜けたすぐ先の地点が林道出口だったのでね。もしも崩壊現場を目にして引き返し、反対側から再アプローチをかけていたならば、かなり悔しい思いをさせられるところでした。さすがに現場のすぐ先が大ダル林道の終点だったなんて思いもしなかったぜぇ! しかし、林道出口には入口と同様の鉄柵門ゲートが設置されていることだけは付け加えておきましょう。
→ゲート右手を調べる! |
|
瞬殺で落城させたゲート地点で一服します。当初の目的通り大ダワ林道の完抜けも確認できたし、危惧された路面崩壊現場も難なく無事に通過。市道へと合流する終点はもう目の前なんですね。林道探索直後のまったりとした充実感に包まれた瞬間です。
→振り返る! |
|
そしてここがゲートを越えたすぐ先にある大ダル林道の終点。左右に延びているのは鋪装の市道で、左折すると行き止り、右折すればR411号線「藤尾」地区へと退出可能。なお、国道へと退出する途中に全線鋪装の一之瀬林道がありますが、走ってみてもオフを満喫できる大ダル林道探索の後では味気なく感じられるだけかもしれません。というわけで、眺望こそ望めませんが、爽快な山岳ダートの雰囲気とは知りやすいダートで楽しめた大ダル林道の探索はここで終了。ちなみに林道標は付近のエリアではおなじみの山小屋をイメージしたやつと、サビが回って赤茶けた杭タイプの林道標が設置されています。
→探索終了! →振り返る! →林道標(杭タイプ)を眺める! |
トップへもどる | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 |