金喰沢林道 / Kanahamizawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.08.13 / No.AK-050 
 [ 所在地 ]藤里町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]大開林道 [ 分岐林道 ]-
 かつて鉱山で栄た地らしい林道名がついているが、その面影は微塵もない廃れた藪埋没系ピストン

里町の大開林道を探索中に発見した金喰沢林道の起点です。「金喰沢」とはいかにも鉱山や鉱物に関係するような地名ですが、それもそのはず。林道のある藤里町はかつて太良鉱山で栄えた地。その昔、この近辺で鉱物が採れた場所であることを想像するに容易な金喰沢という地名ですが、それが林道名になっていたんですね。とまあ、林道名の由来はさておき、路面は草ボーボーで荒れているのが一目瞭然。というわけでまずは偵察です。
→ 分収林看板を眺める!
きなりWRで乗り込むことは控え、ますは徒歩で少し進んでみて路面状況を確認します。まずは路面を覆い尽くした夏草についてですが、路面にはびこる雑草の背丈は膝下程度。なのでこれは問題ありませんね。次に雑草に隠された路面についてですが、多少のフカフカ感はあるものの、崩壊していることもなくてWRでの走行に耐えられると判断。まあ、どこまで進めるかは疑問ですが、とりあえずはその先へと進むことができそうです。
→ 付近を調べる!
→ 振り返る!
察結果を踏まえて早速金喰沢林道のダートに乗り込みます。大開林道から分岐すると、逆S字を描く急カーブで登坂していきますが、路面にはびこる雑草の濃さは偵察時に確認済み。藪に隠された路面に細心の注意を払いながら微速前進でダートをたどります。
そらく距離的には起点からさほど進んでいませんが、前進するにつれて路面にはびこる夏草の藪が勢いを増してきます。最初は膝下程度であったのが、あれよあれよという間に膝上までの高さになってしまいました。なので雑草を踏み分けるのではなく、搔き分けるようにして進みますが、ワサワサとした感触がぞっとしなかったなぁ・・・。
第に勢いを増す藪の繁茂にドキドキしながらそれでもWRを進ませていくと、ここにきて路面状況が好転! 路面を覆い尽くす雑草が引き潮のように引けて状況が良くなりました。しめしめ、この程度であれば林道終点までたどり着けるかも!
→ 路面を眺める!
面の雑草が引けて小康を得ていた金喰沢林道ですが、さらに進むと状況がまた怪しくなってきました。すなわち、再び路面が全面的に雑草に覆われてしまい、車両が林道を走行した痕跡が完全に見られなくなってきます。まあ、予想していたことではありますけどね。
北の林道ではおなじみの巨大なフキが生えまくり、一面緑の夏草に覆い尽くされて雑草まみれとなったダート。どこが道筋なのか不明瞭となり、ムワッと立ち込める草いきれと抜群な閉塞感がたまりません! 素敵な緑の回廊と化したダートをさらに進みます。
→ 偵察する!
サワサワサ・・・。毎回、林道探索するたびにこれではちょっと困りますが、ここまで草深い状況はあまりないので、たまにはこの状況も楽しかったりします。見た目は草深いですが、それでもWRに騎乗したまま進める状況なので、まだ草深さを楽しむ余裕があるんですね。本当に草深い林道では匍匐前進のような亀の歩みの藪漕ぎが強要されてしまい、疲労困憊するものですが、金喰沢林道の場合はまだそこまでには至っていません。しかし、そのようなことを言ってられたのはここまでだったかな。あれよあれよという間に藪が酷いことになってしまい、ついにここで撤退を余儀なくされてしまうとは・・・。
→ 振り返る!
→ 空を見上げる!
いうわけでそれ以上の前進を遠慮して引き返すことにしましたが、藪に埋没したダートには WRに跨ったまま反転できるだけのスペースはどこにもなかったです。このような場合は路肩の崖に落ちないように注意しながら、ユッサユッサと手押しで何度も前後に揺すり切り返して反転させますが、この瞬間って実は無防備なんだよなぁ。隙を突かれて凶暴な四つ足の獣に襲撃されたらひとたまりもねーし。というわけでさっさと反転して林道を退出した後は、温泉で林道探索の汗を流すべく本日のお宿「貝の沢温泉」のある秋田市へと向かいます。
→ 探索終了!
→ 引き返して大開林道に向かう!
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