鍋倉林道 / Nabekura 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.08.11 / No.AK-057 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]五秋蛇喰林道 [ 分岐林道 ]-
 ここ最近の木材搬出の気配はなかったけれど特に荒れてもいなかった林業系ピストン

秋蛇喰林道を五城目町馬場目「蛇喰」集落側から入線すると、すぐに出現する鍋倉林道の分岐です。本線の五秋蛇喰林道をまだいくらも進まぬというのに、早くも真夏の焼ける直射日光で汗ダラダラとなった状況の中で突然現れた支線林道であり、「暑いし、まだ先は長いし、ここはパスしておくか」とも思ってしまいましたが、未知なる林道への探索欲を抑えることはできず、とても素通りできなかったです。
いうわけでWRを左折する鍋倉林道へと差し向けると、すぐに砂利質ダートが開始します。直後に右カーブしているので先の様子は全く見えていませんでしたが、清水でもあるのか、ここ数日快晴続きであったのに路面はなぜかビチャビチャに濡れていたんだっけ。
→ 林道標を眺める!
ざ鍋倉林道へと入線すると、山間部のピストンの常で緩い登り坂が続きました。路面は正確には土質っぽかったですが、そこに人為的に砂利が蒔かれているような感じで、特に路面に生じた溝には集中的に真新しい白い砂利が詰められています。ここは木材搬出車両が通行することもあるのか、定期的に路面維持がなされている模様。
も左も鬱蒼とした森と藪に囲まれた状態で進んでいきますが、砂利の補充されていない区間では、木材搬出トラックが路面をこねたタイヤ痕が残り、いつ降ったのかわからない雨による水溜りが残っています。もちろん、水溜りは脇に避けて通過します。
夏の藪はあからさまに生命力も旺盛で茂り方も凄いですね。林道は山中の真っ只中に延びていて見るべき景観はないですが、それ以前に路肩の藪はそびえる壁と化して左右の視界が全く効きません。息の詰まるようなな緑の回廊状態というやつだな。
い出したかのように現れる水溜り。水辺から離れた森の林道では貴重な水場であるのか、そこにはカエルやアメンボがうじゃうじゃでした。WRが近づくと驚いたカエルが路肩の藪に向かってピョーンと跳ねて逃げていきます。水溜りに突っ込むことは、すなわち彼らを轢き殺すことになるので、そういう意味でも水溜りは避けて通りますよ。
にもダートを飲み込まんと滅茶苦茶に繁茂しまくる路肩の藪ですが、夏の藪はツル植物のパラダイス。クズがひょろ長いツルを路面中央にまでじわじわと不気味に伸ばしていました。林道は車両の通行が途絶えると、あっという間に藪に埋没してしまうのも頷けます。
肩を埋め尽くして繁茂しまくる藪は気鬱でしたが、道すがらに現れる風格のあるブナの樹は見事! 伐採後に天然更新で再び種から自然に生えて育ったブナだと思いますが、鍋倉林道にはそのようなブナ林の中をストレートに進む素敵な区間もありました。
→ ブナを眺める!
して見上げるほどの高さですっくスギが立ち並ぶ区間もあります。鍋倉林道が開設された理由は、まさにこのスギの森にあるのですが、さすが「秋田杉」で知られた地ですね。放置で荒れ果てたどこぞの植林地とは異なり、手入れの入ったスギ林は見事な森の景観を創り出しています。そしてこの森から材木を搬出するための道が鍋倉林道というわけですなぁ。
してたどり着いた終点がここ。深い森の真っ只中にぽっかりと開けた広場は林業トラックが反転したり、木材の積み込みを行う土場でもあるみたい。ただし、今はまだ伐採の時ではない模様。切り返しでその先に続く作業道が接続されているこの場所に木材が集積された痕跡はなかったです。というわけで無事に林道終点までたどり着くことができましたが、ここに見る物はなく立ち止まっていると暑いだけなので、さっさと今来た道を引き返して鍋倉林道の探索は終了。ちなみに終点を示す林道標はどこにもなかったです。
→ 探索終了!
→ 引き返して五秋蛇喰林道に向かう!
→ 振り返る!
→ 空を眺める!
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