折瀬林道 / Orise 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.08.11 / No.AK-059 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]五秋蛇喰林道保呂瀬第二林道 [ 分岐林道 ]-
 五秋蛇喰林道の途中区間として完抜け化されたが、放置が続いて早くも廃れの雰囲気が・・・

15号線馬場目「蛇喰」集落から五秋蛇喰林道をたどって進むと、やがてT字路分岐に突き当たりますが、その左折側が折瀬林道になっています。突然現れる林道標に記された折瀬林道の存在に、「井川町へと抜ける五秋蛇喰林道はどこへ行った?」と戸惑ってしまうかもしれませんが、五秋蛇喰林道が全線開通したことで折瀬林道はその一部区間に組み込まれてしまっているんですね。探索時には五秋蛇喰林道の全線開通を知る由はなく、未だ折瀬林道の末端地点で延長開設の工事中だと思っていたのですが、そういうわけなので、完抜け化した五秋蛇喰林道をたどるにはT字路を左折して折瀬林道に進みます。
→ 林道標を眺める!
索時にはこの先で五秋蛇喰林道の延長工事でどこにも繋がっていないだろうと思いましたが、せめてその現場を眺めてやろうと左折して折瀬林道にいざ入線。硬く締まった路面状態の良さは工事系のダンプでも通っているのだろうと疑わなかったですよ。五秋蛇喰林道は井川町側と五城目町側の2本のピストン状態でまだ全線開通していないので、林道名は折瀬林道のままなのだろうと思ったわけですね。
瀬林道区間に立ち入ると連続した登り坂が続きます。しかし路面状況は特に問題もなくて、硬くしまった路面に小砂利をまぶしたような走りやすい状態でした。これならすんなりと進めるだろうとエンジン音も軽やかにWRを走らせます。
面状態は良好ですが、真夏に茂りまくる路肩の藪が凄いですね。緑の壁状態で連なる藪で道すがらに景観的なものはなにも望めなかったな。行く手にこれから登坂していくことになる山の尾根がただ見えているだけでした。
っていた以上に快適であったダートを嬉々として登って進んでいくと、分岐地点らしき場所に差しかかりました。死んだ(廃道化)したダートでもあるのかと左手を眺めてみますが、ただの思い込みだったみたい。そこになにもなかったです。
→ 路肩を眺める!
んと!? やがて純白のバラストが敷かれた大規模崩落の復旧跡らしき地点に差しかかりますが、折瀬林道のダートがまともであったのは、そこを過ぎた地点まで。その先にはあからさまに草むしてガラガラに荒れ廃れた区間が・・・。これは一体どうしたこと?!
なみに大規模崩落地点の復旧箇所を振り返るとこんな感じ。崩れた箇所には新たに土盛りがなされ、真新しい砂利が綺麗に敷き詰められていました。近年、各地で猛威を振るう集中豪雨でヤラレてしまった箇所ですなぁ。
して路面崩壊の復旧箇所を超えた先の状況がこれ。路面は雨天時の流水による洗掘が激しくみられ、路面もズルズルに傷んで荒れた状態でした。よって車両の通行も途絶えていると見え、すぐ先で行く手を規制するトラロープが! 数十年の歳月をかけてせっかく完抜け化された五秋蛇喰林道の一部区間としての折瀬林道ですが、すでにこの有様。まともに全線を通る抜けられたのは全線開通後の僅かな期間だけだったようですね。クラクラするような真夏の暑さの中ではそれ以上前進する気が失せてしまい、今回は潔く撤退することにしておきましたが、しかし、工事に要した数十年の歳月がなんだかとても虚しいぜぇ・・・。
→ 探索終了!
→ 引き返して五秋蛇喰林道に向かう!
→ 引き返して保呂瀬第二林道に向かう!
→ トラロープを調べる!
→ その先の様子を眺める!
→ 振り返る!
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