立石沢林道 / Tateishizawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.08.11 / No.AK-061 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]保呂瀬第二林道保呂瀬林道五秋蛇喰林道 [ 分岐林道 ]-
 かつての重要迂回ルートも今はクレバスと藪にまみれで打ち捨てられてほとんど廃棄状態に・・・

田県五城目町の保呂瀬第二林道を道なりに下って県15号線方向に進むと、やがて現れる分岐地点が立石沢林道の起点です。藪に半ば埋もれていますが、左手を示す林道標が設置されているので見過ごすことはまずありません。ちなみにここは保呂瀬第二林道と保呂瀬林道が接続し合う地点だと思われますが、林道標は立石沢林道のものしかないため、その点については非常に紛らわしくなっていたりします。
点となる分岐地点で行く手を眺めるとこんな感じ。路肩の藪に埋没しかけていますが、矢印で方向を示したこの近辺ではおなじみの林道標が確認できますね。ぱっと見するとピストン系にしか見えませんが、令和元年(2019)現在、ここは五秋蛇喰林道に連絡しています。そして現在の五秋蛇喰林道が井川町から五城目町へと完抜け化される以前は、未開通区間の迂回ルートにもなっていた林道なんですね。
→ 林道標を眺める!
いうわけで、いざ五秋蛇喰林道を目指して立石沢林道に入線させていただきますが、入線直後からしてすでに路面は雨天時の洗掘作用で傷みまくってガタガタ。そしてそのような路面を夏草がまんべんなく覆っているじゃないですか! ワダチもなにあったものではない状態であり、これはまさしく車両の通行が途絶えている証拠。なんだか予感がするぜぇ・・・。
「予感的中!」期待に胸膨らませて入線したものの、いくばくも進まぬうちに行く手を拒むお約束のトラロープが出現! と言っても実はこのトラロープ、林道標設置地点からすでに見えていました。括り付けられた警告ビラの文言確認すべく近づいてみたわけですが、場合によってはそこにビラが無かったことにしようと目論みつつ・・・。
→ 警告ビラを眺める!
なみにトラロープ設置地点から眺めた行く手の様子はこんな感じ。暗い森の中へと草ボーボーなダートが向かっていますが、いかにも恐ろしげな「その先は荒れていますよ」的な雰囲気がプンプンでした。車両の通行が途絶えているのは一目瞭然であり、確かに警告ビラのいう通りかもしれませんね。気軽に立ち入ってみようとは思い難いたずまいです。
いうわけでまずは徒歩にて状況を偵察、しかし、どこまで進んでみても酷い藪まみれな状況が好転する兆しは見えなかったです。警告ビラによれば路面は洗掘が酷いとのことですが、それ以前に路面は完全に藪に埋もれて確認できない状況なんですね。気力が勝ればオフバイク的には進める余地はあるとみましたが、やんぬるかな、真夏のクソ暑さの中では気力が萎えてしまい、とてもそこまでの精神力は出なかったです。
メだこりゃ。淡い期待を抱いて偵察してみたものの、藪の猛威と夏の暑さに挫けて敢え無く撤退。雑草まみれのダートをトボトボ歩いてお留守番のWRへと引き返します。真夏の山奥の林道ではよくある展開ですが、いや、むしろこのような展開の方が多いかと・・・。
ラロープを前にして恨めしげにたたずむWR。改めて入線直後の地点を眺めてみると、すでに路面がえぐれてクレバスの発生しているのが確認できますね。偵察するもなにも、それを眺めただけで、その先はダメそうな予感がビンビンでしたが、「こういう場合の予感的中率って理不尽なほど高いんだよなぁ」と独り納得。結果、立石沢林道の探索はほとんど叶わないまま終了。この林道は補修の手が入らない限り、かなり厳しいっす!
→ 探索終了!
→ 引き返して保呂瀬第二林道に向かう!
→ 引き返して保呂瀬林道に向かう!
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