ライ沢林道 / Raizawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.08.11 / No.AK-064 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]川内沢林道 [ 分岐林道 ]-
 入線直後の鬼坂状態とは裏腹に、その後は草深いけどフラット状態で楽しめたピストン支線

城目町富津内名勝又に位置する川内沢林道をたどって進むと最初に現れる名のある支線林道がこのライ沢林道。ボロボロに腐食して危なげなU字溝のグレーチングが横切る川内沢林道からの右折分岐地点ですが、このように手前からだと林道標が見えておらず、ここはどのような分岐なのかぱっと見しただけでは分かりません。
いうわけで分岐の右折側を向いてみると、左の路肩に「ライ沢林道」と記された林道標が藪の中から僅かに顔を覗かせているのが確認できます。そして肝心のライ沢林道の道筋はというと、急勾配かつ急カーブですぐに茂みの影に隠れてしまい、立ち入ってみないことにはその先の様子が見てとれない状況となっています。唯一わかることは、起点の分岐から鬼の付くような激坂状態でスタートしていることくらいかな。
→ 林道標を眺める!
→ 振り返る!
ずは入線直後に開始している急勾配を一気に登坂します。おでこを地面に擦り付けるような鬼坂で、路面は砂地っぽいもっさりとした感触。ダートにはどことなく作業道じみた低規格さが漂い、雨天直後などでは濡砂でスリッピーな状態になっていそう。
線直後の鬼坂状態に「その先は荒れている?」的な予感がしましたが、予想に反して勾配を登りきるとダートはまとも状態に変化。といってもご覧の通り、路面は夏草の茂るワダチダート状態。なおかつ車両の通行の痕跡であるタイヤ跡は見られませんでした。どうやらここ最近はライ沢林道への車両の立ち入りはないみたいです。
れは感じられなかったものの、車両の通行の希薄さがひしひしと感じられるライ沢林道のダート。滅多にタイヤに踏まれることがないためか、所によってはワダチ部分にまでうっすらと雑草が茂り始めています。それはちょっと放置が続いている感じでしょうか。
ダチ部分を走行すると路肩の藪が身体に擦れるので、見通しのきくストレートな区間では路面中央部分を進みます。林道を包み込むような草深さと閉塞感はなかなかですが、やはりここにはたまに車両の通行があるみたいだな。これほど草深いにも関わらず、ワダチ部分は雑草に侵食されることなく、明瞭にくっきりとしています。
肌の斜面にへばりつくようにして進む区間もありました。このような区間では右手に見晴らしが望めてもよさそうなものですが、視界に映るのは緑一色の鬱蒼とした樹林のみ。それどころか、ここでは路肩からせり出た藪が擦れてクモの糸でベトベトでした。
→ あわわ・・・っ!
んな感じのライ沢林道ですが、しかしここは状況的には走りやすい部類に入るダートだったかな。確かに鬱蒼とした草深い雰囲気はありますが、路面が藪に埋没してしまうこともなく、緑の中にワダチがくっきりと続きます。落石や土砂崩れ、路肩崩落などの林道特有の障害地点も探索時には全くなかったですよ。
ので地面に寝っ転がり(ウソ)、このように蟻の視線からWRを撮影する余裕も十分にありました。もちろん、閉鎖的な林道に立ち込める真夏の草いきれと蒸し暑さはかなり不快でしたが、それでもワダチダートを緊張して走るのではなくて、草深さの感触を楽しむだけの余裕があったんですね。てっきりここは荒れていると思ったんだけどなぁ。
してたどり着いたダートの末端地点がここ。ピストンではお約束の回転場となったライ沢林道終点ですが、周囲はどこを向いても鬱蒼とした藪の壁状態で気になる物はなにもなかったです。しかし、藪の繁茂する真夏の山深いピストンでは末端地点までたどり着けないことも多く、その点では満足することができたライ沢林道。誰もいない林道終点で持参の秘密兵器で一心地つけてから今来た道を引き返して探索は無事に終了です。
→ 探索終了!
→ 引き返して川内沢林道に向かう!
→ その先の様子を眺める!
→ 振り返る!
→ 空を眺める!
→ 秘密兵器!
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