川内沢林道 / Kawauchizawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.08.11 / No.AK-063 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]ライ沢林道沼沢林道・井戸沢作業道
 フラットダートで走りやすいが終盤区間で状況は激変、藪の猛威で前進困難に陥るピストン

城目町馬場目「坊井地」地区の県15号線から、同じ五城目町の富津内中津又「落合」のR285号線を結ぶ町道を進んでいくと、クリーンセンター(ゴミ処理施設)入口を過ぎた先で右手に現れるのが川内沢林道です。手持ちの県別地図を眺めてみると、隣接する上小阿仁村との境界付近の山中に向かって分け入るピストンでしたが、途中で無数に枝分かれしている様子に心惹かれてしまい、上小阿仁村へと移動の途中だったものの、立ち入ってみることにします。林道は即ダート状態で開始しており、一見すると山あいに拓かれた田圃の農道のような趣でしたが、入口にはちゃんと林道標が設置されていました。
→ 林道標を眺める!
→ 付近を眺める!
道にある起点から眺めた行く手はこんな感じ。フラットな砂利ダートがのどかな田舎の田圃の脇に沿って、その先の山間部へと向かっているのが見えていました。ここからではあまり林道の匂いがしませんが、しかし、ピストン林道は進むにつれてその姿を豹変させることも多いです。入口から眺めてみても深部の状況はうかがい知れぬ場合が多いですからなぁ。
「よっしゃ!」と川内沢林道に入線させていただくと、序盤区間はなだらかな平坦コースが続きました。固く締まったフラットダートはとても走りやすく、雑草のワダチどころか、路面には草1本生えていなかったです。探索時には出会うことはなかったですが、地元の農家の軽トラとか林業系の関係車両が立ち入っていることもありそうだな。
→ 路肩を眺める!
んな感じで進んでいくとT字路分岐が現れました。どう見ても本線ルートは右折方向であり、迷うことは微塵もなかったですが、たぶんそこは再び町道に戻ってしまう農道。であるからして左折分岐は眺めるだけに留めておいて、さらに本線林道を先に進みます。
→ 左折ダートの様子をうかがう!
廃した農道分岐地点を右折、林道名由来の川内沢伝いに平坦コースで進みます。林道の両脇には山林がぐっと迫ってきますが、なおも平坦路が続き、今のところ険しさや荒れの類は全くなし! ストレート主体で続く川内沢林道のダートを快走します。
→ 景色を眺める!
「ここではもうお米は作らないのかなぁ」その後もしばらく川内沢沿いに細長く続く耕作放棄地に沿って進んでいきますが、林道は再奥の田圃跡の先から森の中に入っていくみたい。この辺りまでは元田圃であった場所の見回りとかで、地元の軽トラなどがたまにやって来るのかもしれません。しかし、やがて路面にうっすらと雑草によるワダチができてきます。
お、森の中に進んでいくと雰囲気がいよいよ林道っぽくなってきました。コース的には川内沢伝いに緩い登りとなっていますが、とてもなだらかなので険しさはありません。そして地図上ではすぐ左に位置している川内沢の流れも全然見えていねーし。そこにあったのは緑の回廊状態で林道沿いに生い茂った藪による閉塞感くらいかな。
かし、路面状態が良好であったのはいいですね。路面は落ち着いた砂利質で路面に生える雑草も少なくて全く問題なし! カァーっと照りつける真夏の太陽はキツかったですが、タイヤが踏みつける小石の感触も心地よく軽快にWRを進めることができました。
の日差しに照らされて光り輝く川内沢林道の走り心地のよい良質なダート。周囲の緑に白さが映えてコントラストが美しかったなぁ。状況的には鬱蒼とした森の中を進んでいますが、夏晴れであった探索時の雰囲気は明るかったです。
「ライ沢林道発見!」道すがらに展望や眺望などはほとんど望めなかったものの、荒れ知らずで走り心地満点で快走していくと、切り返しで登坂していく右折ダートの分岐が出現! この角度からは見えていませんが、藪に埋没した林道標も発見することができました。ただし、支線ピストンということで路面状況は本線と比較するとガタ落ち。草深く荒れていることが容易にうかがい知れる状況でしたが、そのまま見過ごすことはできなかったぜぇ。
→ ライ沢林道に突入!
→ うわぁ?!
→ 藪を探る!
イ沢林道分岐地点からその先になおも続く川内沢林道。ライ沢林道は分岐で切り返して登坂していきますが、川内沢林道もここで左に急カーブしています。持参の県別地図によれば、すぐ先で川内沢を渡る橋があるようですが、ここからは見えていないな。
岐の左カーブを過ぎて少し進むと、すぐに赤茶にサビた背の低い欄干のコンクリ橋が現れました。沢の流れは鬱蒼とした樹木の枝に覆われてほとんど見えておらず、また、凄まじい数でまとわりつくメジロアブも酷いので、ここは立ち止まるほどのものはありません。
ンクリ橋を渡って川内沢の左岸伝いにさらにダートをたどって進みますが、両路肩は濃密な藪に覆われているため、すぐそこに位置しているはずの沢の流れは全く見えていません。地図上では沢筋コースなのに、実際には全く水気を感じられない林道ってよくありますが、ここもそんな感じかな。そして心なしか、路肩の藪の勢いが増してきたような気が・・・。
面状況はここまで来てもさほど変わりはなくて、基本的に走りやすい状態が続きます。しかし、路肩に緑の壁を成す藪の勢いは確実に増していた模様。具体的には路面に夏草が蔓延っているのではなくて、雑草というには屈強過ぎる路肩の植物が、路面に覆い被さるように、葉を茂らせた茎をせり出した状況でしょうか。やがて場所によっては、行く手の見通しが遮られてしまった地点も現れてきます。
ートの両脇から覆い被さるようにせり出た植物の茎と葉を、ワシワシと掻き分けながら前進します。手で搔き分けるほどでもないので勢いに任せて進みますが、毎度のことながら身体に擦れる感触がぞっとしないんだよなぁ。ツル草の葉がハンドル周りに絡まったり、変な気持ち悪い虫がいつの間にかウェアに付着していたし・・・。
→ さらに川内沢林道を進む!
→ 探索中止!
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