路肩にワサワサと野生の大きなフキが茂っていましたが、
これって「ラワンブキ」?

フキの仲間には草丈が2〜3mにもなる種類がありますが、
ちょうどこの辺りが人の背丈を有に超える巨大なラワンブキの自生地なんだよな。
ラワンブキのラワンは「螺湾」。
つまり、螺湾という自生地の地名がそのまま植物名になっているんですね。

かつて秋田藩主の佐竹義峯さんが江戸城で
大名仲間に傘代わりにもなるラワンブキを自慢したものの一笑に付されてしまい、
江戸に運ばせてようやく信じてもらえたというフキで、
本州北部から北海道、千島、樺太に分布。

ただし、高さが2〜3mにもなる巨大ラワンブキは農家で栽培されているもの。
道端でそこまで大きなやつはまず見かけないと思います。

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