ワレ西上作戦開始セリ! 猛暑の山と海の林道探索ツーリング 7月19日(金)曇り 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目 「自宅」→ 敦賀市「敦賀トンネル温泉 北国グランドホテル もどる  









ガソリン給油量 18.94L 給油回数8回 ガソリン代 3762円 高速代 7780円 総走行距離 586.6 km トップへもどる


時刻は7月19日(金)午後10:30、東名高速「横浜町田IC」にやって来ました。これまで夏ともなれば、長距離林道ツーリングのステージとして毎年のように東北を訪れていましたが、今年の目的地は京都府のお隣、滋賀県の琵琶湖周辺です。

そのためこれから夜通しで東名高速→新東名高速→東名高速→名神高速→北陸道と突き進み、北陸道「木之本IC」まで一騎駆けに日本列島を西上していくわけですが、横浜町田IC〜木之本IC間の距離は398.7km。東北道だと東京から仙台を過ぎて宮城県栗原市(川口JCT〜若柳金成IC間)までとだいたい同じ距離ですね。







一晩かけてのんびりと移動すれば良いので移動距離的には大した事はありませんが、気になるのはやはり天候です。愛知県名古屋市までは晴れ予想なので問題ないですが、目的地である滋賀県長浜市の明日(7 / 20)の天気予報は曇りのち雨

もしも高速移動中に雨に降られたらトホホであり、万全を期するならば出発を1日延期すべきですが、しかし、予報では雨が降り出すのは昼からとのこと。

結局、その後も天気予報は目まぐるしく変化して予断を許さぬ状況でしたが、関東では出発当日(7 / 19)に梅雨明け宣言されたこともあり、夕方までに宿に入ってしまえばたぶん雨は避けられるだろうと予定通り出撃開始としておきました。







しめしめ、うまい具合に雨雲がかかっていないぜぇ。明日の林道探索のステージとなる滋賀県北部の長浜市および高島市の午前7時時点での雨雲予報ですが、おお、午前中の早い時間は雨雲が全くないじゃないですか!







ただし、別の天気予報サイトで1時間毎の詳細予報を確認してみると、やべぇ、雨が降らぬのは午前7〜8時までの2時間だけ。それ以外は日付変更時から午後3時までずっと小雨ながらも雨マークが連続しているじゃないですか・・・。

到着後の雨については現地で状況をみて対応するとしても、高速移動中の雨だけはなんとしても避けたいので、そのためには雨がちょうど止む午前7時頃のタイミングで滋賀県長浜市(木之本IC)に到着するように算段しなければいけねーな。







ちなみに雨の心配があるのは明日(7 /20)だけ。その後は帰宅まで全ての日が快晴予報になっています。したがって出発を1日延期すれば全日程が確実に快晴日となるのですが、直前での宿の宿泊予定変更は難しくて手配も面倒くさいです。

というわけで明日は雨が降る予報ですが、それでも一日中土砂降りというわけでもありません。また、降ったとしても初日に小雨程度とのことであり、それに直前になって天気が好転する可能性もあるので、雨が降らないよう林道の女神様に運を任せて予定通り出発することにしておきました。







横浜町田ICを出発したら時間調整も兼ねてSA毎に給油、休憩していきますが、まずは最初の休憩地である「海老名SA」には23:57に到着。「東名海老名SS」で給油しますが、ハイオクL / 203円で1.92L / 390円入りました。







しかし、今年の夏は凄まじい猛暑だなぁ。夜になっても熱帯夜で気温は下がらず、夜間高速走行は苦行そのものでした。高速走行中は風に吹かれるので涼しいだろうと思いがちですが、逆に熱風を全身に浴び続けて最高に蒸し暑かったですよ〜。

海老名SAを出発後は「足柄SA(ハイオクL / 200円で2.2L / 440円)」00:46到着→「静岡SA(ハイオクL / 202円で2.57L / 519円)」02:07到着→「浜松SA(ハイオクL / 202円で1.79L / 362円)」03:33到着と順次進んで・・・。







愛知県豊田市の「豊田上郷SA(ハイオクL / 203円で2.61L / 530円)」には05:06に到着しました。もうすっかり夜が明けて空も明るくなっていますが、早朝の涼しさは全く感じられず、バイクを降りると途端に汗が吹き出して仕方なかったぜぇ。

給油後はすかさずフードコートに向かいますが、それは食事のためではなくて、冷房の効いた室内で冷水機の無料の冷たい水を飲み、身体をクールダウンさせるため。とてもじゃないけど、外は蒸し暑くて休憩できるような状況ではなかったのでね。







続いて朝の名古屋市を東から西に向かって横切り、東名高速から名神高速へと乗り継いで「養老SA」には午前6時頃に到着しました。高速上では最後となる給油ポイントで、ハイオクL / 202円で2.76L / 558円入りましたが、給油を終えたら再び冷房の効いたフードコート内で冷たい午後ティーを飲みつつ放心状態で休憩。







現在時刻は午前6時40分。養老SAを出発したら名神高速から北陸道に乗り継ぐ米原JCT手前の「伊吹PA」で高速最後の休憩します。それにしても東名町田からの高速走行は「走り疲れ」よりも「蒸し暑さ」の方が勝ったな〜。







伊吹PAから眺めた長浜市方面の空。空は今にも泣き出しそうな鉛色の雲に覆われており、先ほど養老SAで眺めた道路状況掲示板では、米原ICの先は雨表示となっていたので、いよいよ降り出すのかと気分が落ち込んでしまいます。

しかし、長浜市の1時間毎の詳細天気予報によれば、長浜市の午前7時から8時にかけての天気は確か晴れだったはず。なので天気予報が当たっていれば、さすがに快晴は望めなくても雨だけは降っていないはず。今はそう信じるしかなかったです。







ちなみに伊吹PAが位置しているのは長浜市の南に隣接する滋賀県米原市ですが、空はこんな具合でいつ雨が降り出しても不思議のないヤバそうな状態。

雨が降っていなくても湿度と気温が高くて最高に蒸し暑い状況ですが、雨に降られたならば、もう確実に不快指数は最高潮に達します。そうなれば林道探索どころではないでしょうが、かといって雨を避けるべく林道探索を中止して宿に逃げ込むにはいくらなんでも時間が早過ぎ。今はそういう微妙な状況でもあります。







その後、目的地である北陸道「木之本IC」には予定通り午前7時1分に到着。高速料金7260円を支払って高速を退出したら高速出口そばの「8号木之本インターSS」で給油をしますが、ハイオクL / 182円で1.71L / 311円入りました。

そして給油後は雨を回避すべく宿に向かうのではなく、予定通り林道を探索するためR8を西に進んで長浜市から旧マキノ町(現高島市)に移動します。さすがに午前中に宿に到着してもチェックインは断られるだろうしね。







給油を終えたら本日最初の攻略目標である「黒河マキノ林道」に向かいます。木之本IC出口から林道入口がある「マキノ町白谷」へはR8→R303→R161→県287→県533と乗り継いで移動するのが最速ですが、せっかく滋賀県を訪れたので、林道に向かう前にちょっと「琵琶湖」を眺めてみたくなりました。

というわけでR8から県336に左折して波打ち際を行く県道を進んでいきますが、ここは長浜市「木之本町飯浦」。飯浦は「はんのうら」と読みますが、道路沿いには小さな舟溜まりのような「飯浦港」があったんだっけ。

ちなみにこの辺りは織田信長に滅ぼされた浅井久政、長政親子の領地だった場所で、飯浦港から南東10キロには浅井家の居城だった「小谷城」があります。また、東に1キロの地点には羽柴秀吉と柴田勝家が戦った「賤ヶ岳古戦場跡」もありますよ。







おお、さすがは国内最大級の広さを誇る琵琶湖だぜぇ! かつては「近江の海」と呼ばれたごとく、まるで「海」のような広がりに見とれてしまいました。

しかし、気になるのはやはり天気。琵琶湖上空はどこまでも灰色の雲に覆われていましたが、それでいながら今すぐにでも雨が降り始めるといった感じでもなくて、「このまま降らないかも」と期待を抱かせるような状況でした。ただし、湿度と気温が異常に高いので、湖を眺めてじっとしているとかなりの蒸し暑さを感じました。







その後、県336からR8に復帰したら、かつて織田信長に滅ぼされた戦国大名浅井氏ゆかりの「旧浅井町(2010年に長浜市に吸収合併)」を通って旧マキノ町に入り、水田風景を眺めながら「マキノ白谷温泉」を目指して県287を前進中。

ちなみにマキノ白谷温泉には社会人になりたての頃、社用車での大阪出張の帰りに宿泊したことがあるのですが、もうあまりよく覚えていません。その後、建物はリニューアルされて宿泊料金も値上げしたことだけは知っていますけどね。







やや!? 現在時刻は午前7時40分。マキノ白谷温泉へと向かう県道の道すがらには、黒河マキノ林道が分け入る山々が見えていましたが、なんと、ここにきて上空の雲の切れ間から青空が見えてきたじゃないですか!

天気予報によれば晴れるのは午前7〜8時までの2時間のみで、その後は雨に向かって徐々に天候が悪化していくはずで、早ければもうすでにポツポツと雨粒が降り始めてもおかしくない頃合い。しかし、雨が降り出すことはなくて、逆に徐々に晴れていく気配が感じられたんだよな! えへへ、してやったり!







おお、やったぜぇ。黒河マキノ林道の入口に到着しました! マキノ白谷温泉で県287から県533へと乗り継いで1.8kmほど進むと、やがて斜めに左折して緩く登坂していく舗装分岐が現れますが、ここが黒河マキノ林道の入口です。







なお、林道入口に「林道の証」は設置されていませんが、その代わりに「←黒河峠」と記された道標がありました。カンの良い林道ライダーならば、これを眺めただけで「ここは黒河マキノ林道である!」ことが分かるはず。







そして県533からの入口を振り返るとこんな感じ。マキノ白谷温泉からほど近いこの辺りは、廃墟同然と成り果てた限界別荘地が広がっているので、林道入口もそんな別荘地へと向かうただの舗装路くらいにしか見えていません。

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