高渡平塩林道 / Takahatahirashio |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2018.12.29 / No.F-207 |
[ 所在地 ]棚倉町 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]稲沢北山本林道 [ 分岐林道 ]- |
残存ダートが現れるかとの期待も虚しく全線舗装状態で住宅脇に抜けているだけの完抜け林道 |
![]() |
![]() |
![]() |
JR水郡線「磐城塙駅」がある塙町の町中の外れから、稲沢北山本林道を県231号線方向に進んでいく途中で発見した高渡平塩林道の右折分岐です。「これは?!」と、予期せぬ分岐林道の出現に、急遽持参の県別地図を眺めてみますが、県別地図はおろか地理院地図にも道筋が記されていませんでした。おりしも稲沢北山本林道の探索途中であり、行きがけの駄賃じゃないですが、そこはフレキシブルに予定を変更、早速立ち入ってみることにします。
→ 林道標を眺める! |
![]() |
稲沢北山本林道から下りの右折で分岐している高渡平塩林道の入口の様子。突然現れた高渡平塩林道の行き着く先は不明でしたが、「高渡」と「平塩」という2つの地名を連結させた林道名が、どこかにつながる完抜林道であることを予想させてくれました。ちなみに林道標には昭和53(1978)年開設と記されています。察するに、開設当初は未舗装林道だったものが、林道舗装化という時代の風潮によって舗装されてしまったのでしょう。 |
![]() |
というわけで残存ダート区間の出現を密かに期待しながら高渡平塩林道を進みますが、山林内の草ボーボーな荒地の脇に延びる舗装路は一見すると農道のような雰囲気。両脇を枯れ藪に囲まれた幅員の狭い状態で心細くその先へと延びているだけで、未舗装区間が現れる気配は今のところ感じられないなぁ・・・。
→ 路肩を眺める! |
![]() |
耕作放棄地らしき荒地の脇を通り過ぎて山林内をなだらかに登っていきます。道すがらにスギの植林が広がってようやく林道らしい雰囲気が出てきますが、しかし、路面は相変わらずアスファルト状態。どうやら高渡平塩林道ではダートを期待できそうにもありません。
→ 路肩を眺める! |
![]() |
そんな感じで舗装路が続き、見るべきものもないまま、身も凍える冬の寒さのスギ植林の山林を登り詰めていきます。画像では陽射しが路肩を眩しく照らしていますが、寒さはかなりのものがありました。左路肩には白いものがちらほらと見えています。 |
![]() |
その後、林道は登り坂から下り坂に転じました。路肩の薄い積雪を眺めながら左に右にカーブしながら高度を下げていきますが、これはいったん登った斜面を下っているだけのコース。別に峰越えしているわけではないです。 |
![]() |
日中の気温上昇で積雪が溶けて濡れた下り坂が連続していた高渡平塩林道。さすがに昼日なかは路面凍結していないと思いますが、急ぐ理由もないのでゆっくりと下っていきます。よくある植林地の舗装林道なので、見るべき物もありません。 |
![]() |
路面上に大量に積もった落ち葉区間。走行スペースは中央の僅かな部分に狭められていましたが、落ち葉に白く積雪している様子がちょっときれいだったかな。これで未舗装であったならば、「より風情があったものを・・・」と思いつつ、さらにダラダラと下っていくと・・・。 |
![]() |
やがて棚倉町八槻「高瀬」にて閑静な住宅脇に抜け出て高渡平塩林道はエンドを迎えます。町道に突き当たる終点には林道標も設置されており、ここまでが林道区間であったことが確認できますが、しかし、稲沢北山本林道がこのように住宅のすぐ脇に至っていたとは思いもよらなかったな。というわけで終点にたどり着きましたが、稲沢北山本林道探索の途中で立ち寄っていたため町道に退出はせず、今来た道を再び稲沢北山本林道へと引き返して高渡平塩林道の探索は終了としておきました。
→ 探索終了! → 引き返して稲沢北山本林道に向かう! → 振り返る! → 付近を眺める! |
トップへもどる | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 |