探索日 2008.10.13
No.G-009

新地線 ■沼田市 ■全線ダート ■分岐→小中新地線・袈裟丸支線 ■接続→栗原川線
■沼田市「根利」地先(根利牧場脇)から栗原川線とを結ぶ

 路面的なストレスは皆無、まったりダートランを楽しむにはうってつけ!  

 ↓始終穏やかなダートが続きます。眺望的なものこそ望めませんが、沿道の雰
 囲気は良く、栗原川線、小中新地線と併せてロングダートを楽しむには最高!


……こんな感じ……
■根利牧場から山中を巡って栗原川線に接続する全線ダート。途中にて小中新地線を分岐しているため、小中新地線、栗原川線と併せて長大ダートを形成する。根利牧場側から入線すると袈裟丸支線の分岐までが登り、以降は降路となっているが、急の付く勾配やカーブはあまりなく、山深い山中に延びるダートでありながら荒れやガレのないフラットな路面でとても走りやすい。ただし、延長距離がある割には眺望的なものは望めなく、ここはダートランそのものを楽しむ感じになるだろう。路面良し、延長距離ありで良いことづくめだが、途中には2箇所の道迷い地点があり、加えて鉄壁ガードのゲートも同じく2箇所に存在。よって運が悪いと全線走破不可な事態も。

■新地線の 「根利」地区側の入口です。 県62号線から「根利牧場」を目指して進むと牧草地の脇にダートの入口があります。ただし、ここには林道標が設置されていないため正確な起点の位置は不明ですが、実質上はここを新地線の起点とみてよいでしょう。終点にて栗原川線に乗り継げば、ここから連続した長距離ダートを楽しめることもあり、その入口を前にして期待に胸躍る瞬間です。
→起点を振り返る!
→周囲を眺める!
■いざ、新地線のダートに突入せん! 
■入線後、すぐにダートは登り坂となって、その坂道を数百メートルほど進むと左カーブの途中に右折分岐が現れました。手持ちの県別某マッ○ルによるとここはピストンで、その先にて二股に分かれているようですが、分岐口には各種看板が設置されてはいるものの肝心の林道標は無し! まだ新地線の先は長いので、ここはまたの機会の宿題としてパスしておきました。
→分岐先の様子をうかがう!
■鬱蒼とした樹海のような深い森を切り分けるようにダートが延びています。周囲はびっちりと草木に覆われて視界はダートの前方後方以外は全くききません。それでもここはオフバイクや車が走行できる林道なので不安は全く感じませんが、もしも山道や登山道であったならば周囲の密林状態にゾっとするところです。
■ストレートがかった区間が続きます。路面はしっとりと落ち着いた感じの砂利ダートで走りやすくてなかなか快適でした。でも両路肩に迫る藪や草木からかなりの山深さが感じられ、周囲は一歩道からそれれば即遭難しそうな藪地獄の雰囲気ですが、道沿いに走っているぶんには当然ながら何ら心配もなく、そのギャップがいい感じです。例えて言えば、危ない青木ヶ原樹海に延びる国道を行く感じでしょうか。少々大げさですけど。
■「よいなぁ、この感じ」緩く登坂しつつなおもストレート区間が連続、路面状態も良好なのでここは高速巡航も可能でしょう。ふと、地面に目を向けるとそこには一気に駆け抜けたと思われる真新しいオフバイクのタイヤ跡が幾筋も走っており、皆さんここは存分に楽しんでおられるようです。
■そして、やがて現れるのが右折している小中新地線の分岐です。林道標の立つ位置がどちら方面を示しているのか微妙な感じですが、ここまでわざわざ訪れる方ならば、どちらが本道であるかは特に迷うこともないでしょう。なお、小中新地線→新地線→栗原川線のコース、もしくはその逆のコースをとる場合、根利牧場脇の新地線入口からここまではそのルートから外れてしまいます。でもせっかくなので、時間に余裕があれば一往復しておきたいところです。
→小中新地線に突入!
■小中新地線との分岐を過ぎてしばらく進むと、今度は新地線の名所でもある踏切形の遮断ゲートが現れます。各種林道サイトでも必ず紹介されているゲートで、運が悪いと閉じられていることもあるようですが、幸い探索時にはオープンされていました。ここは防御力が非常に高くて○行○破はかなり手強い、というか尋常な手段ではまず不可能でしょう。
→ゲート左手を調べる!
→ゲート右手を調べる!
→ゲート中央を調べる!
■ちなみにゲートを反対側から眺めてみるとこんな感じです。これは前日に反対方向の栗原川線方面からやって来た時の様子ですが、運悪く無情なクローズ状態に…。ここが通れないとなると栗原川線まで延々と引き返す他なく、夕刻の迫った時間に追われた状態ではとても焦ってしまいます。ましてやガスに余裕のない状態ではなおさらですよ。
■ぎぎぃ…。「あ、開いちゃったよ!」無情にも完璧に隙間無く閉じられていたゲートですが、ダメもとで押してみると、なんとオープン状態に! 実はここに来る手前で対向してきたオフバイクに出会い、「ゲートが閉じられていたので抜けられずに引き返してきた」と告げられていたため、あやうく何もせずに引き返してしまうところでした。 慌てて見た目のみで諦めずにカギで閉じられているか否かまでの確認が大切ですね。
■もちろん、いつもこのようになっているとは限りませんが、見た目では閉鎖状態にあっても手動で押せばオープンする場合もあるようです。 ゲートは通過後に元の状態に戻しておきましたが、確かにここは急いでいる場合や、夕暮れ時に閉じられているのを目にしたら途方に暮れるだろうな…。
■ゲートを抜けてさらに前進します。ストレートがかったフラットな砂利ダートの緩い登り坂が延々と続き、見通しが良く前方視界も効くのでなかなか良い感じの区間ですが、ここは登りよりも下りの方がより一層の爽快さが味わえるかもしれません。
■爽快なストレートがかった登り坂を堪能しつつ進むと、小さなコンクリ橋の手前で切り返すように右手の山中に延びるダート分岐が現れました。周囲を調べてみても標識類は見当たらず、ここはおそらく名無しピストンだと思われます。根利牧場方面からやって来た場合はあまりその心配はないですが、逆の栗原川線方面から進んできた場合は、時間に追われて慌てていたり、下手に勘ぐると迷ってしまうかも…。
→反対側(栗原川線方面)から眺めてみる!
→分岐ダートの様子をうかがう!
■先述の名無し右折分岐を過ぎてコンクリ橋を渡ると、すぐその先にこのT字路が現れます。新地線本道は手前から左折で、右折側は袈裟丸支線になっていますが、 栗原川線方面からやって来た場合にはここはとても迷いやすく、新地線での道間違いのほとんどはここで起きるといっていいかもしれません。要注意地点です!
■なぜかというと、それは逆(栗原川線方面)側から眺めてみると分かります。あたかも新地線本道であるかのように道なりに左側へと延びているのが袈裟丸支線で、それとは対照的にまるで支線分岐のような形で右折しているのが新地線本道ですが、このように紛らわしいことに付け加えて路面状況的にはどちらも似たような状態であることが原因かもしれません。ちなみに、分岐地点の左手路肩には「新地林道 袈裟丸支線」と記された林道標が設置されています。なので落ち着いてよく眺めれば間違えることもないのですが、特に気にせず走っていたり、急いでいたりすると袈裟丸支線へと知らず知らずのうちに突入してしまう可能性が大です。なお、袈裟丸支線は最終的には大ガレ状態の沢道と化しているので、間違えて入線してしまっても必ずここに戻ってくることになります。時間に余裕があればそれも一興ですが、夕暮れ時などでは焦りますよ…。
→袈裟丸支線に突入!
→本道方面を振り返る!
→さらに新地線を進む!
→もう飽きた…