2022 北海道林道探索ツーリング 8月2日(火)雨のち曇り 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
6日目  釧路市「釧路 Urahoro→ 釧路市「釧路 Kushiro もどる  









ガソリン給油量 3.0L 給油回数1回 ガソリン代 516円 走行距離 17.0 km / ダート走行距離 0.0 km トップへもどる


おはようございます! 北海道林道探索林道ツーリング6日目の朝ですが、今朝の天気は雨。本日の林道探索予定はすべてオシャカですが、天気予報では午前11時くらいに雨が止んで曇りとなる予定。今日は一日宿で過ごすとあらかじめフロントに伝えてあるので、チェックインの午前10時過ぎまで朝寝坊で過ごします。







空模様を眺めに外に出たりしますが、今日は降ったり止んだりの繰り返しで一日中雨みたい・・・。当初、雨が止むのは午前中のはずでしたが、その後の天気予報でそれが午前中から正午、午後3時と次第に延びてしまいました。







大喜館の客室に籠って、集中豪雨による東北地方の被害を報じるテレビを眺めながら遅い朝食です。メニューは、昨日ドラッグストアで買ったクッキーとサバ水煮缶、そしてプリンとクラフトボスですが、我ながらなんともデタラメな朝食だな!

大喜館では朝食無料サービスでおにぎりセットがもらえるのですが、今朝は朝寝坊で食堂まで取りに行くのが面倒臭かったので遠慮しておいたんだっけ。







昨日の濡れたグローブとカッパは部屋干ししておきます。といっても霧雨程度だったので、湿ったくらいで大して濡れてはいないのですけどね。







現在時刻は午前11時。雨は相変わらず降ったり止んだりを繰り返していましたが、一日中部屋に籠ってニートしているのも退屈なので、宿の傘を借りて釧路の町をぶらついてみることにしました。







これといって訪れたい場所や行く当てもなかったですが、そういう場合はとりあえず駅を目指します。大通りを適当に釧路駅の方向に歩いていきますが、シトシトと雨が降る平日の午前中に出歩く人の姿はほとんど見かけませんでした。







大喜館のある新富町からJR根室本線の線路沿いの通りを「若松町」、「白金町」と歩いて行きますが、これは途中で見かけたくしろバスの「駅北口バス停」。この淋しい通りが釧路の駅前なのかと愕然としましたが、どうやら釧路駅で栄えているのは線路を挟んだ反対側の南口らしく、北口は駅の裏通りになっていたようです。







釧路駅の北側から南側に渡る跨線橋を目指して歩いていくと、途中で古めかしい「ホルモン焼」の店を発見! ふらっと立ち寄って昼間からビールかホッピーでも飲みたくなってしまいましたが、さすがにこの時間ではまだやっていねーし。







白金町の交差点を左に曲がって「宝橋通り」の跨線橋を渡ります。前方に釧路駅(根室方面)があって、左が北口、右が南口ですが、ここまで線路伝いに北口方向から歩いてきて、線路を越えて駅南口に向かっているというわけ。







跨線橋を渡って線路伝いに南口駅前に向かって歩いていくと、でかでかと「和商」と記された建物がありました。突然、和商と言われても最初はなんの建物かわかりませんでしたが、ここは「釧路和商市場」が入っている建物だとのこと。雨で行く当てもとくにないし、面白そうなので中に入ってみます。







市場に入ると魚介類を売る店が所狭しと並んでいました。釧路和商市場は、1954(昭和29)年、店舗を出すだけの資力のないリヤカー露天商などが集まってできた市場で、警察の取り締まりや食品衛生法という法律の壁に当たりながらも「和して商なう」をモットーとして、市民の中に根を広げていったのだそうです。

釧路和商市場といえば、好みの具材を乗っけて作る「勝手どんぶり」で観光客に人気な市場ですが、地元民に言わせれば観光スポット化してしまい、売られている魚の価格もさほど安いわけでもないのが実情。その証拠に市場を訪れているのは観光客ばかりで、地元の買い物客がほとんどいないことがそれを物語っています。







和商市場内に設けられた勝手どんぶりを食べるためのイートインコーナです。雨の日の平日とあって訪れた時は人の姿もまばらでしたが、観光客が思い思いの場所に座って海の幸を堪能していました。







通路のこの一角だけがやけに賑わっていましたが、ここは勝手どんぶりに乗せる具材や刺身を売っている店。別売りの酢飯をあらかじめ買っておいて、それに乗せていくわけですが、具材を売っている店舗は2、3軒あって、どの店で買っても別に構わないみたい。店頭に近づくと呼び込み店員がすぐに寄ってきます。







うわぉ、刺身がいっぱい! 勝手どんぶり用の刺身具材を売るお店ですが、さすがに種類は驚くほど豊富。その場に立ち尽くして思わず見とれてしまいますが、どれにしようかと悩みながら品定めしている時間もまたすごく楽しいですよ。

具材は種類ごとにパックに山盛りされていますが、価格はそれぞれの具材1切れの値段なので、パックごとの値段だと勘違いしないように!

道内産ウニ1パック2000円、ぼたんえび450円、まぐろ大とろ450円、
ほたて350・250円、真つぶ300円、ほっき300・200・100円、めんめ(キンキ)300円、
生イカ刺身250円、赤貝200円、オーロラサーモン200円、
アトランティックサーモン200円、はっかく(八角)200円、おひょう150円、
ひらめ150円、筋子150円、サーモン100円、しめさば100円、たこ100円、
えんがわ100円、辛子明太子100円、ししゃもっこ100円、たらこ100円、とびっこ100円







勝手どんぶり用の酢飯を売る店です。酢飯はその量によって120円、170円、220円、270円、320円の順に値段が高くっていきますが、「そこまで細かく設定する?」と思わず苦笑。この店では酢飯と同時購入でカニ汁(180円)の50円割引きサービスをしていましたが、酢飯を購入せずに割り箸だけもらおうとすると5円取られます。

しかし、注意しないければいけないのは、ご飯の量が少ないと器もまたサイズが小さいということ。つまり、酢飯はそんなに要らないけど刺身はたっぷり食べたい場合、120円だと器がとても小さいので具材が乗りきりません。







こちらも勝手どんぶりの刺身具材を売る店です。ネタを選ぶと店のおばちゃんが酢飯に乗せていきます。最後にお会計となるわけですが、商魂たくましいおばちゃんは1つ注文するたびに煽るように「お次はお次は?」をやたら連発してきます。

急かされたり勢いに乗ってネタの値段をよく確認せずに注文したり、合計金額をある程度把握しておかないと、知らぬ間にびっくりするほどお高くなっちゃいますよ〜。

ぶどうえび1500円、かに足1500円、いくら白醤油300円、筋子300円、中とろ300円、
いくら醤油300円、めんま(きんき)300円、ほたて250円、くじら200円、八角200円、
いかそうめん200円、たんたか200円、まぐろの中落ち200円、サクラマス200円、
おひょう200円、しまあじ200円、ときしらず200円、まぐろの赤み200円、
かんぱち150円、ふんどし100円、ひらめ150円、数の子100円、くじらベーコン100円、
はまち100円、しめさば100円、ほっけ100円、にしん100円、炙りサーモン100円、
そい100円、たまご50円、







というわけで「カニ汁」付きのオリジナル勝手どんぶりが完成しました! 宿で朝食を食べたばかりでしたが、美味しいものは別腹なので大丈夫。ついでに酢飯屋で売っていた「マグロの大トロ」も買っちゃいます!





北海道グルメコレクション No9 勝手どんぶり 2700円くらい [ 釧路和商市場 / 釧路市 ]
酢飯にホタテ、ホッキガイ、アカガイ、イクラ、イカソーメン、オヒョウ、
エンガワ、カニの外子、カニのフンドシなど、
お好みで9種類の刺身ネタを乗せてみた「勝手どんぶり」がこれ。

予算に合わせて水揚げされたばかりの新鮮な刺身ネタが選べますが、
豊富な刺身ネタの数々に目移りしてしまい、
乗せ過ぎてお値段にびっくりすることもあるので要注意!

確かに刺身ネタはどれも新鮮で美味しいですが、
高いウニとかイクラをじゃんじゃん乗せていると2000円は軽く超えてしまいます。
北海道グルメコレクション No10 マグロの大トロ握り 600円くらい [ 釧路和商市場 / 釧路市 ]
酢飯を売る店で売られていたパック詰めの「マグロの大トロ握り」ですが、
ねっとりモチっとした食感で最高に旨かったなぁ!

普段、回転するお寿司屋さんでも大トロは高いので滅多に食べらませんが、
さすが港町釧路の市場だけあってお値段も安かったです。
たしか4貫入りと8貫入りがあったかな。

北海道グルメコレクション No11 カニ汁 180円 [ 釧路和商市場 / 釧路市 ]
北海道の海産物市場の食堂では定番なカニ汁。

味はとても美味しいのですが、
紙コップのような小さな器に細切れの爪先が1本入って180円と値段は割高・・・。
悔しいので爪先をしゃぶり尽くしてやりました。


市場名物の勝手どんぶりは確かに美味しかったですが、割高感は拭えなかったというのが正直な感想。店によってお値段は異なりますが、どの店でも刺身の小さな切れ端が1枚およそ100円〜300円、高いものでは1000円越えもするので、具材や量を考えないとバカ高い勝手どんぶりができあがってしまうことになります。

元々は貧乏旅行者が安く済ませるために、白飯を片手に店を回って刺身の切れ端を乗せて作ったのが勝手どんぶりですが、安く済ませるだけならば、食堂で普通の海鮮丼を食べたり、回転寿司に行った方がはっきり言って値段は安いと思います。オリジナルのどんぶりを作れるという点ではとても楽しいのですが、やはりお金が・・・。

というわけで勝手どんぶりを食べ終わったら、今度は市場に並ぶたくさんの魚介類をじっくり眺めてみることにします。

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