2022 北海道林道探索ツーリング 8月9日(火)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
13日目  遠軽町「瀬戸瀬温泉 Setose Onsen→ 名寄市「名寄 Nayoro もどる  









ガソリン給油量 10.02L 給油回数4回 ガソリン代 1787円 総走行距離 260.7 km / ダート走行距離 43.7 km トップへもどる


おはようございます! セトセ温泉ホテルで迎えた北海道林道探索ツーリング13日目の朝ですが、現在時刻は午前6時少し前。さて、気になる今日の天気ですが、まだ空は厚い雨雲に覆われていましたが、昨夜から明け方にかけて一晩中降っていた雨はすでに止んでおり、今日は1日を通して晴れになるみたいです。







起床後、朝風呂を楽しんだら朝食ですが、これは昨日丸瀬布のセイコマで買っておきた大盛りチキングラタン(405円)。しかし、客室の冷蔵庫に入れておいたので冷たく固くなっており、食べる前に子レンジでチンする必要があります。







廊下の片隅に放置されていた電子レンジを移動させて、廊下のコンセントにプラグを差し込んで大盛りチキングラタンをチン。温めたら部屋に持ち帰って食べますが、「どこが大盛り?」ってな感じで5分もかからずに平らげちゃいました。







朝風呂と朝食を済ませたら荷物をWRに括り付けて出発準備。宿泊料金の4300円は昨日すでに支払っているので、いつでも好きなタイミングで出発できるのですが、まだ雨が止んだばかりなので、もう少し地面が乾くのを待ちます。







出発前にセトセ温泉ホテルで見上げた空。徐々に晴れてきて青空が出てきますが、しかし、昨夜は一晩中雨が降ったので、林道はドロドロになっていそうな予感。いったい今日はどうなることやら・・・。







午前7時にセトセ温泉ホテルを出発! 行く手にはまだ雨雲が立ち込めていましたが、おそらくもう雨は降ることもなく、そのうち空も晴れてくると思うのでね。

というわけで、まずは宿の前から道493でR333に向かいますが、今日は「名寄」への移動日。基本的には移動のみなので、昨日みたいにガンガンに林道を訪れることはないですが、途中で通る「紋別市」と「下川町」界隈の林道を数本訪れてみるつもり。







JR石北本線「瀬戸瀬駅」付近でR333に合流したら左折して丸瀬布方向に進み、途中で右折して紋別方面に向かう道305に入ります。遠軽町から紋別市へと進み、「鴻之舞鉱山跡」そばにある紋別市のクチャンナイ林道を訪れるためですが、ガラガラな道道はまさにハイウェイ状態。高速巡航で一気に林道入口を目指します。







これは途中で通った「金八トンネル(きんぱち / 1752m)」の遠軽町側の入口です。遠軽町と紋別市の境にある「金八峠(499m)」の下を潜り抜けており、2009(平成21)年7月に開通していますが、トンネルの開通以前はダートで峠越えをしなければいけなかった難所区間だったそうです。

なお、現在の道305の前身となる、鴻之舞鉱山から石北本線の最寄駅までの道路整備の計画が持ち上がったのは1927(昭和2)年のことですが、その時に地元では遠軽と丸瀬布のどちらにつなげるかで大いに揉めて大騒動になっています。

そのさい丸瀬布にあった料亭「美濃屋」の「金八」という芸者が丸瀬布側に立って関係者に猛アピールした結果、道路は丸瀬布につながり、誘致のため影の力となってくれた金八姐さんの名を忘れぬようにと、峠に金八の名が付けられたそうですよ。なので金八トンネルというわけですが、しかし、そんな歴史がここにあったなんて・・・。







金八トンネルを通って人家もない鬱蒼とした原始林じみた森の中をひたすら進みます。やがて左手(滝上町)から道137が道305に合流し、併用区間を経て右手(遠軽町)に分かれていきますが、ここは道137が遠軽方向に分かれていく地点。







その後、道すがらに現れた鴻之舞鉱山跡を過ぎ、さらに道305を進んでいくと「旧上藻別駅逓所」が現れます。駅逓(えきてい)とは北海道独特の官設の制度で、運輸、通信、宿泊業務を行った人馬継立および旅人の宿泊所のこと。ここの建物は1926(大正15)年から1940(昭和15)年まで駅逓として使われていたそうです。

しかし、ここを訪れたのは、国登録有形文化財である旧上藻別駅逓所の見学にあらず。クチャンナイ林道の入口がすぐそばにあるので、その目印として訪れたんだよな。誰もいない駐車場で地図を眺めていると、ツーリング中とおぼしきミニバイクが通りがかりましたが、駅逓には立ち寄ることもなく通り過ぎちゃいました。







目指すクチャンナイ林道入口は道道を390mほど引き返した地点にありました。無粋な林道ゲートは設置されておらず、すぐに超フラットダートが開始していますが、入口には林道標や道標の類はなにも設置されていません。

ちなみにクチャンナイ林道は道305から「クッチャナイ川」伝いに遡り、「白樺峠(399m)」を越えた先で「上古丹四号川」沿いに下って紋別市「上渚滑上古丹」で道137へと抜けるコースの林道。某ツーリングマップルにはそのように記載され、そのルート全体がクチャンナイ林道とされているようですが、正確にはちと違います。

道305〜白樺峠〜道137間のこのルート、厳密には1本の林道ではなくて、「(併)上もべつ農場の沢線」+「クチャンナイ林道」+「(併)上古丹4号線」で構成され、その一部区間がクチャンナイ林道なんですね。というわけで、道道から開始しているこのダートはクチャンナイ林道ではなくて(併)上もべつ農場の沢線。







そんなわけで道305から、厳密には「併用道上もべつ農場の沢線」となっているダートにさっそく入線します。ぶっちゃけ林道であっても併用道であってもダートにであることに変わりはなくて、原野に果てしなく続くストレートは素晴らしいのですが、生憎と昨夜の雨の影響でダートはビチャビチャ・・・。







あわわ・・・! そして、このような人里離れた原野のダートはすれ違う車もなくて無人状態だと思っていたのですが、なんと、林道重機を積載した大型トレーラーがやってきちゃいました。慌てて路肩に寄ってなんとかやり過ごします。







いい感じで砂利質ダートがどこまでも直線主体で続きます。雨上がりにつき泥跳ねを警戒してゆっくりと進んでいきますが、所々で路肩にエゾスカシユリが鮮やかな橙色の花を咲かせていたのがきれいだったな〜。







併用道上もべつ農場の沢線で咲いていた「エゾスカシユリ」の美しい花。軽い砂地っぽい場所を好むらしく、北海道では海岸の草地や砂丘や草原、山地の岩場でたまに見かけるユリ科の多年草で、ユリの仲間は横向きに咲くものが多いのですが、エゾスカシユリは上向きに咲くのが特徴ですね。







そんなこんなで直線主体で原野に延びるダートを進んでいくと、道305の入口からおよそ1.6キロ地点で左折していくダート分岐が現れますが、ここが併用道上もべつ農場の沢線の終点になっています。

そして、これより先は左折側がクチャンナイ林道に、直進方向は上もべつ農場の沢林道になっているのですが、それらを示す林道標は設置されていません。また、直進方向が本線のように見えているため、クチャンナイ林道に進むつもりが誤って上もべつ農場の沢林道へと進んでしまうといった道間違いが多発しやすい地点でもあります。

なお、分岐の股の地点に林道標っぽい看板が立っていますが、それは「林道交通安全のお願い」看板。したがってどちらがクチャンナイ林道なのか判断がつきません。







クチャンナイ林道へと進むには、先ほどの分岐を左折するのですが、この時はまだ道間違いに気付いておらず、上もべつ農場の沢林道を前進中・・・。原野の荒地の真っただ中の砂利ダートを小気味よく進んでいきますが、この快適ダート状態はどうみてもクチャンナイ林道本線にしか見えていなかったです。







原野の中をひたすら突き進んでいくと、やがて上もべつ農場の沢林道は森の中に入っていきます。すると、それまでの走りやすかった砂利ダートがウソであったかのように、ダートは泥だらけになってしまい、その先でY字の分岐が出現。







分岐の右折方向はこんな感じ。林道重機が1台止められていましたが、こちらが上もべつ農場の沢林道本線だと睨んでその先に進もうとしますが・・・。







ありゃりゃ〜、なんと、林道重機が道を塞いでいるじゃないですか。しかも、オフバイクの侵入を警戒してか、脇をすり抜ける隙間の全くない状態で・・・。

その先に目を向けると、続いているのか途切れているのかよく分からない状態の道筋が見えており、「まさか、ここがクチャンナイ林道?!」と愕然としてしまいますが、結果から述べるとここは名無し系。極短で行き止まりになっているようで、上もべつ農場の沢林道でもクチャンナイ林道でもなかったですよ。







というわけで分岐は左折。引き続き上もべつ農場の沢林道を進むべくそちらに進路を取りますが、行く手のダートは雨上がりということでベチャベチャな泥アンコ状態。地面が乾いてさえいれば走りやすそうなダートが続くというのにねぇ・・・。







右も左も鬱蒼と樹林が茂る森の中をストレートで進んでいきますが、路面には先ほどすれ違った大型トレーラーのタイヤ跡や、林道重機のキャタピラ跡が色濃く刻み付けられており、タイヤやキャタピラでこねられ、泥濘と化した地面の土がペトペトと足回りに激しく跳ねまくって仕方なかったです。

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