2022 北海道林道探索ツーリング 8月11日(木)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
15日目  枝幸町「枝幸 Esashi→ 猿払村「浜鬼志別 Hamaonishibetsu もどる  









ガソリン給油量 7.13L 給油回数3回 ガソリン代 1329円 総走行距離 199.7 km / ダート走行距離 68.4 km トップへもどる


おはようございます! 枝幸町で迎えた北海道林道探索ツーリング15日目の朝ですが、目覚めと同時に眺めた空はこの通り快晴! ガラリと開け放った窓から吹き込む早朝の冷んやりとした風が清々しいですが、今日も最高の林道日和になりの1日になりそうな予感がします! おーし、今日もガンガンにダートを走り回るぜぇ!







となればまずは腹ごしらえ。チックイン時にもらった朝食券を握りしめて1階のレストランに向かいますが、朝食はバイキング形式でこの日のメニューは以下の通り。

焼シャケ・ウインナーソーセージ・ハム・玉子焼き・スクランブルエッグ・肉じゃが・フキとタケノコの煮物・ポテトサラダ・コンニャクとレンコンの煮付け・明太子・昆布巻き・イカの塩辛・ホタテのヒモの甘辛煮・味噌汁・白いご飯・オレンジジュース

よくある朝食バイキングの献立ですが、イカの塩辛とホタテのヒモの甘辛煮が特に美味しくて、白いご飯が進んで仕方なかったです。バイキングはお代わりし放題なのが嬉しいですが、その反面、ついつい欲張り過ぎてしまうのが欠点。これでもかと盛り過ぎてしまい、食べ終わる頃にはお腹パンパンで苦しくなっちゃいました。







朝食を腹いっぱい詰め込んだら宿泊料金9760(1泊2食特別料金9000円+生ビール610円+入湯税150円)円を支払って宿を出発します。

名寄と枝幸で同宿だったオフライダーの方はここで帰宅するということで、苫小牧のフェリー乗り場に向かわれたような気がしますが、今日は以前から気になっていた猿払村界隈のダートを探索する予定。

主たる攻撃目標は、広大な猿払原野の湿地を横断して雨天時には冠水する道道732(上猿払浅茅野線)ダートおよび、通称エサヌカ林道とも呼ばれるオホーツクの荒涼とした海岸ダート。しかし、それだけでは物足りないので、まずはその前に「浜頓別町」に移動して、クッチャロ湖付近の「林道」を適当に徘徊してみることにします。







枝幸を出発したらR238を浜頓別方向にひたすら北上。海に大きく突き出た「北見神威岬(ピリカノカ神威岬)」を「北オホーツクトンネル」で一気に横切って浜頓別町に入ったら、その先の「豊牛」で左折して道道586へと進みますが、現在、ガラガラな道道の「豊寒別」付近を「宇曽丹」に向かってをひたすら高速移動中。







浜頓別町宇曽丹に到着したら、林道に向かう前に「ウソタンナイ砂金採掘公園」に立ち寄ってみました。昨日はケモマナイ林道探索中に、かつて「ケモマナイ砂金地」があったケモマナイ川を眺めましたが、ここ宇曽丹地区を流れる「宇曽丹内川」も、かつて大いに砂金が採れた場所だったりします。

最初に砂金を発見したのは砂金密採者たちだったそうですが、宇曽丹内川で砂金が発見されたのは明治31年(1898)のこと。そして1900(明治33)には日本最大の769gもの金塊が宇曽丹内川支流のナン川で発見されています。

そんな宇曽丹内川での砂金発見90周年を記念して建設されたのが公園内で、公園内にある「ゴールドハウス」では砂金掘り体験ができるとのこと。今回の林道探索ツーリングの旅費の足しになれば(ウソ)と、黄金目当てにやって来てみたのですが、しかし、コロナのせいでゴールドハウスは閉鎖されているのか、誰もいなかったなぁ・・・。







お、ウソタンナイ砂金採掘公園の駐車場の片隅に、砂金掘り体験とキャンプ場の案内板がありました。え〜と、なになに?

               砂金掘り体験のご案内
・砂金掘りを体験したい方は、ゴールドハウスで受付をして下さい。
・公園で貸し出す道着以外の物(スコップやざるなど)の使用は禁止です。
・道具は乱暴に扱わないで下さい。
・道具は公園外に持ち出さないで下さい。
・道具の貸出し受付時間は午前9時から午後4時30分までです。
・水槽での体験は30分間です。
・砂金は最高粒までとれます。川での体験は粒数の制限はありません。
・砂金掘り体験料は、道具一式と指導料含め500円です。

               キャンプ場のご案内
・ウソタンナイ砂金採掘公園でキャンプする方は、ゴールドハウスで受付して下さい。
・芝生内への車乗り入れは禁止です。
 また、芝生をいためないように気を付けて下さい。
・貸しテントはありませんので、自前のテントをご使用下さい。
・炊事場、トイレなどは受付の際、指示されたものをご使用下さい。
・キャンプ料金は、大人一人につき400円です。小学生一人200円。幼児無料。

なるほど! 川での採取ならば500円ポッキリでいくらでも採り放題ないのか! しかし、残念、その場で採取した砂金の換金まではしてくれないみたいだな・・・。







せっかく黄金目当てでやって来たというのに、人の姿が全くなかったウソタンナイ金採掘公園。ゴールドハウスもなぜか営業していないようでしたが、誰もいないのをいいことに、勝手に川岸をさらって砂金を探したら通報されるかな?







砂金採りは諦めて、本来の目的である「林道」に向かいます。まずはかつて砂金が採れた宇曽丹内川沿いに遡る宇曽丹林道に向かいましたが、砂利ダンプの激しい往来で探索を即座に断念。仕方なく宇曽丹からほど近い「茂宇津内」にやってきました。

ちなみに砂利ダンプによって探索を断念した宇曽丹林道はピストンですが、そこには赤井川林道を筆頭に、赤井二股林道、ポロウンナイ林道、熊ノ沢林道、藤ノ沢林道、珠文岳林道や砂金二股林道などの膨大な未知なる支線林道が分岐しているようで、なかなか興味深かったですが、まあ、今回は仕方ないな・・・。







続いて地理院地図を適当に眺めて見つけた、浜頓別町茂宇津内から「茂宇津内(もうつない)川」沿いに山深く遡るピストン系ダートの入口にやって来ました。入口から眺めたダートの様子は「林道」そのものですが、実はここ、戦後に開拓者が入植してできた「上茂宇津内」集落への生活道路らしいです。

最盛期には「下頓別小学校上茂宇津内分校」まであった上茂宇津内集落ですが、しかし、集落は1983(昭和58)年に無人となって廃村化しています。そういうわけで、ここは未舗装な生活道路(町道?)なので、正確には「林道」ではないみたいです。







山中の中に切り開かれた牧草地や、草ボーボーな原野と化していた牧草跡地を眺めながらストレートに延びている砂利ダート。しかし、探索時にはかつてこの奥に上茂宇津内集落があったことなど知る由もなく、「ここは林道である!」ことを信じてダートを進みますが、林道ではないので結果的に林道標はどこにも現れませんでした。







やけに砂埃っぽい砂利ダートをその後もひたすら進みますが、探索時に分かっていたのは、ここは茂宇津内川沿いに遡っていくピストンだということのみ。延長距離も林道名も知れず漠然と進んでいく状況に次第に不安が募ってきます。そう、それはただの砂利道で貴重な探索時間を無意味に消費しているのではないかという不安・・・。







というわけでこれ以上進んでも仕方ないと判断して今来た道を引き返します。しかし、結果的にはこれは早合点だったみたい。茂宇津内の入口から10キロほど進むと、やがてダートは分岐を2度繰り返して道が3方向に分かれるのですが、分岐の先がそれぞれ名のある林道区間になっていたようです。

すなわち分岐は右から順に216林班支流林道、217林班中の沢林道、217林班左の沢林道になっていたことが後ほど判明したのですが、そこへと至る手前地点で撤退してしまったんですね。なぜかピストンの末端区間だけが「林道」になっているケースですが、さすがに、そこまではお釈迦様でも気づかねーし!







茂宇津内のダート入口まで戻ったら、給油のために浜頓別の市街地に向かいます。茂宇津内から「頓別川」を渡って宇曽丹に1.2キロほど戻るとR275に退出でき、そのまま国道を進めば浜頓別に至りますが、ここはのんびりと国道と並行する「過疎農道金ヶ丘地区」の標識が掲げられた舗装農道を進んでみることにします。







どこまでも果てしなく広がる牧草地帯を眺めながら、浜頓別町「金ヶ丘」に延びる2車線舗装の「過疎農道」を適当にのんびりと浜頓別方向に向かって進みます。この辺りは国道もガラガラですが、農道はそれ以上にガラガラ。たぶん、道のど真ん中に寝っ転がって昼寝しても大丈夫! いや、たぶんですけど。







過疎農道沿いにどこまでも広がる金ヶ丘の広大な牧草地。遠目に大地のなだらかに起伏した地形が見てとれますが、遥か前方に連なっているのは浜頓別町と「幌延町」とを隔てる天塩山地。画像左(西南)方向には「 イソサンヌプリ (581.2m) 」がそびえているのですが、山には詳しくないので、どの頂かよく分からなかったです。







その後、過疎農道からR275に進んで浜頓別の市街地に入り、現在町「大通り一丁目」を走行中ですが、浜頓別の町は南稚内〜音威子府間148.9キロを結び、急行「天北」も走っていたJR天北線の「浜頓別駅」があった町。

そういえば、かつて高校生の頃に北海道を鉄道漫遊旅行した時に、国鉄時代の天北線の普通列車で浜頓別を訪れたことがあって、「浜頓別YH」に泊まったことを思い出しましたが、天北線はその後の1989(平成元年)年5月1日に廃止、赤い屋根とサイロが特徴的だった浜頓別YHも2004(平成16)年8月20日限りで廃業している始末・・・。

というわけで過去に一度訪れたことのある浜頓別ですが、さすがに町中の景色に見覚えは全くありませんでしたが、それにしても時の流れは無情だな〜。かつて夏休みともなれば、北海道旅行の若者で賑わっていた天北線と浜頓別YHがすでに昔話の中の存在と化しているなんて・・・。もはや浜頓別駅がどこにあったのかも分からなかったし。







とまあ、感傷に耽っても仕方ないので、町中で見かけたエネオス浜頓別SSでさっそく給油です。ハイオクL/ 187円で2.22L(415円)入りました。







給油を終えたら、GSのイケてる親切なお兄さんにチェーンオイルを注油してもらいます。雨で濡れたり、ダートで砂埃にまみれて油切れ状態に陥っていたのが気になっていたんだよな〜。え、オイル料金ですか? うふふ、もちろんタダですよ。







給油とチェーンオイルの補給を終えたら、すぐそばにあったセイコマ浜頓別店に立ち寄って小休止。キンキンに冷たいアイスコーヒー(100円)で喉を潤しおますが、北海道を訪れたら一度は食べたいと思っていたトウモロコシを発見! 時刻はまだ10時にもなっておらず、先ほど朝メシを死ぬほど食べたというのに思わず購入しちゃった!

北海道グルメコレクション No44 ゆでとうきび / 213円(税込) [ セイコーマート浜頓別店 / 浜頓別町 ]
みんな大好きな北海道の夏の風物詩ゆでとうきびです!

夏の北海道では札幌のトウモロコシ売りの「とうきびワゴン」が有名ですが、
道内のセイコマでさりげなく売られているんだよな〜。

とっても甘くて美味しい北海道で栽培されたトウモロコシは
茹でで食べるのが最も定番。
ただし、売り切れになっていることも多いので、
見かけたらその場で買っておきましょう!
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