2022 北海道林道探索ツーリング 8月12日(金)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
16日目  猿払村「浜鬼志別 Hamaonishibetsu→ 紋別市「紋別 Monbetsu もどる  









ガソリン給油量 10.9L 給油回数4回 ガソリン代 1918円 総走行距離  296.2 km / ダート走行距離 58.9 km トップへもどる


おはようございます! 道の駅さるふつ公園のホテルで迎えた北海道林道探索ツーリング16日目の朝ですが、ガバッとベッドから起き上がって窓から外を眺めてみると、窓の外にはすでに青空が広がっていて今日も快晴になりそうな予感!







続いて朝の天気予報をチェック。本日向かう予定の紋別地方の天気は日中は曇りのち晴れで最高気温は30℃とのこと。多少雲が出るようですが、嬉しいことに雨だけは降らないみたいです。ただし、今日は気温が少し高めっぽいな〜。







朝食前にちょっと外を散歩しますが、海岸方向から吹いてくる朝風が涼しくてとても爽やか。併設されたさるふつ公園キャンプ場ではツーリング中のライダーが早くも出発の準備をしていたり、朝食の準備をしているのを見かけました。







現在時刻は午前7ちょっと過ぎ。朝の散歩を楽しんだらレストラン風雪で朝食です。でも営業開始時刻は午前11からなので、キャンプ泊の場合は朝食をレストランでというのは時間的にちょっと難しいですね。







昨日の夕食時と同じ席に用意されていたホテルさるふつの朝食です。さすがホタテ王国猿払村のホテルだけあって、朝食にも猿払産のホタテや新鮮なイカ刺しが出されたのが嬉しかったですが、この日のメニューは以下の通り。

さるふつ鍋ホタテ貝柱のマリネイカ刺し塩ジャケ玉子焼金時煮豆キンピラゴボウお新香野菜サラダ納豆味付けノリ味噌汁白いご飯





北海道グルメコレクション No52 さるふつ鍋 [ ホテルさるふつ・レストラン風雪 / 猿払村 ]
おお、これは猿払産の牛乳に
味噌を合わせたスープでホタテを煮込んだ「さるふつ鍋」じゃないですか!

さるふつ鍋とは貝殻を鍋に見立ててホタテをミルクで煮込んだ鍋で、
見た目的にはシチューのようですが、
シチューと異なるのはそこに味噌が溶かし込んであること。

しかし、さるふつ鍋は猿払村の郷土料理というわけではなくて、
ホテルのオリジナル料理らしいですが、
味噌とミルクの相性が良くてこれはとても美味しかったな!
北海道グルメコレクション No53 猿払産 ホタテ貝柱のマリネ [ ホテルさるふつ・レストラン風雪 / 猿払村 ]
ホタテの貝柱と玉ねぎ、赤ピーマンのマリネです。

肉厚で歯応えの良い猿払産のホタテ貝柱に、
さっぱりとした酸味のマリネドレッシングがよくあって美味しい一品!

マリネっていうとサーモンなどの魚やタコが
パッと頭に思い浮かびますが、
猿払村にやって来たからにはやっぱりホタテですな!
北海道グルメコレクション No54 猿払産 イカ刺し [ ホテルさるふつ・レストラン風雪 / 猿払村 ]
海辺の宿ならではの新鮮なイカの刺身、イカ刺しです。

北海道のイカといえば函館や釧路、小樽が有名で、
猿払村といえばホタテであり、
猿払産のスルメイカとかヤリイカというのはほとんど聞きませんが、
僅かに採れる猿払村のイカもまた美味しんだよな!

つるんとした喉越しと歯応え、
そして噛むと口中に広がるほのかな甘味が最高!


さっそく朝食をいただきますが、まだ時間が早いのか、他の宿泊客の姿はほとんどなくて、目の前の席に海坊主のようなゴツいおっさんが1人いただけでした。







朝食を終え、宿泊料金11110(うちビール代660円)円を支払いチェックアウトを済ませたら早速宿を出発しますが、今日の目的地は「稚内」ではなくて「紋別」です。

オホーツク海沿いに枝幸→浜頓別→猿払と進んできたならば、そのまま「宗谷岬」でも目指しておくのが北海道ツーリングの定番ですが、北に向かうのはここまで。稚内は高校生の頃に訪問済みなので今回はパス。途中で林道をつまみ食いしながら猿払→浜頓別→枝幸と戻るコースで今度は紋別に向かいます。







猿払村の宿を出発したら「浜頓別町」を一気に通過して枝幸町へとR238を移動しますが、せっかくなので途中で「ピリカノカ神威岬」に立ち寄ってみることにします。

海辺の浜頓別町「斜内」で国道から右折して岬を回り込む波打ち際の道を進みますが、ここは岬の手前800mほどの地点。1999(平成11)年に岬の真下を貫く「北オホーツクトンネル」が開通する以前の国道ルートであり、つまり旧道なんですね。

前方には大きく海に突き出す岬が見えていますが、道路のすぐ右手の高台には1985(昭和60)年7月1日限りで廃止された浜頓別〜北見枝幸間30.4kmを結んでいた国鉄興浜北線の廃線跡が並行して延びています。







海に突き出した岬の先端地点に到着しました。陸側には「斜内山(しゃないやま / 438.8m)」から連なる尾根の先端、高さ150mほどの断崖が迫り、そしてその直下には白黒のゼブラ模様をした「北見神威岬灯台」が立っています。

なお、灯台のすぐ傍には興浜北線の線路が急カーブで岬の先端を回り込んでいて、かつては車窓から岬が見下ろせる絶景ポイントになっていたそうですよ。







こちらはピリカノカ神威岬の先端の様子ですが、眺めているのは千島列島が連なる岬の北東方向。さらに千島列島のその先には、岬から1300km離れたカムチャツカ半島が位置しているはずですが、まあ、当然のこととして全く見えていませんね。







ピリカノカ神威岬の先端を急カーブで回り込んで枝幸町「目梨泊」方向に続く道。波打ち際を進んでおよそ1.6キロでR238に合流していますが、北オホーツクトンネルが完成する前は、鉄道も国道もここで岬の先端を回り込んでいたんだよな。







岬をバイパスするトンネルが完成したので、今は通る車もほとんどないピリカノカ神威岬にて。道端でたたずんでいると、たまにツーリング中のバイクがバババと駆け抜けて静寂を破るくらいで、この日は海も穏やかで岬は本当に静かでした。







岬から右手となる北の方角をを眺めてみると、その先に「オホーツク枝幸北漁港」がある目梨泊の集落および「目梨泊岬」が見えていました。漁港は岬の付け根部分の岩場をくり抜いて建設されていて、漁港の堤防の先端が目梨泊岬になっているのですが、岬の先端は立ち入り禁止になっているみたいですよ。







ピリカノカ神威岬先端の波打ち際。ベタ凪なのか海面にはほとんど波もなくて、昆布が茂ってウニでも転がっていそうな海底の岩礁がよく見えていました。







しばし海を眺めてピリカノカ神威岬を出発したら、一昨日の宿泊地の「枝幸町」を通過して「雄武町」までノンストップで移動しますが、途中の雄武町「幌内」で見かけたアポロステーション幌内SSに給油のために立ち寄りました。

しかし、なんとしたことか。そこは田舎の個人商店系GSということでハイオクはなくて、あるのはレギュラーと軽油のみ。仕方なく苦肉の策でレギュラーをこっそり給油しましたが、レギュラーL / 178円で3.38L(605円)入りました。







雄武町に移動したら本日最初の攻撃目標である北隆林道に向かいますが、目印は林道の途中にあるという「北隆鉱山跡」。

しかし、林道入口までアプローチはかなり分かり難かったです。一応、先ほど給油したGSのオヤジさんに北隆鉱山跡への道を教えてもらっていたのですが、唯一の目印となる鉱山跡は観光客が訪れるような場所でもなく、また、鉱山跡は海岸から10キロほど内陸に位置しているので苦戦を強いられました。







海岸をゆくR238から内陸へと進み、雄武町「豊丘」付近を徘徊し、広大な牧草地体のまっただ中を彷徨うことしばし、やがて雄武町「上雄武」で2車線舗装の町道に抜け出しました。途中、北隆鉱山跡地を示す道標を見かけることもなく、多分ここで正解だと自分を信じて進んでいくと・・・?







おお、やったぜぇ! やがて舗装が途切れてダートが出現! 山の方角を目指して埃っぽい砂利ダートのストレートが続いているのを発見しました。

でも北隆林道入口は本当にここで正解? 結果から述べるとここで正解でしたが、北隆林道を示す林道標はすでに朽ち果ててしまったのかどこにも見当たらず、そのため探索時には確証が持てずにかなり落ち着かない状況だったぜぇ。







さっそく北隆林道のダートに突入しますが、するとすぐに林道十字路が現れました。北隆林道本線は手前から前方への直進方向。左右どちらも嬉しい砂利ダートであり、進むべき方向に迷うかもしれませんが、北隆林道本線は直進です。

ちなみに左折側はダート1キロちょっとで雄武町「青葉」にて町道に突き当たり、右折側は牧草地帯の中で行き止まりとなる3.6キロほどの農道くさいピストンです。







ダートは木々が鬱蒼と生茂る森の中をストレート主体で突き進んでいきます。地図上では道すがらに牧草地帯が広がっているはずですが、目に入るのは森の木々のみでした。しかし、途中で現れた左折分岐を眺めてみると・・・?







路肩に茂る樹林の向こう側に、まるで芝生のような広大な牧草地が丘のように連なっているのが確認できました。というわけで、左折分岐は林道でもなんでもなくて、ただの牧草地への入口だったようです。

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