農野牛林道 / Noyaushi 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
農野牛林道[1] [2]
の後、幾たびも「もはやここまでか!」と思わせるほどの草深さを見せつけてきた農野牛林道。フカフカな夏草が余すことなくダートを覆い尽くし、明らかに自然回帰しつつある廃れた状態が楽しませてくれますが、うむ、まだまだ進む余地はあるな。
盤の平坦コースを経て標高200m辺りまで登り、その後しばらくは再び平坦コースで進んでいくと、その先でもう一度カーブが続く登坂区間が現れます。
盤の平坦コースを経てその後の勾配区間で標高200m辺りまで駆け登り、再び平坦コースをしばらく進んでいくと、その先でもう一度連続カーブを伴った登坂区間が現れます。農野牛林道はここで林道最高所地点の標高280mまで登り詰めて、その後は農野牛川伝いに下って道318へと至るコースですが、この廃れた無名峠さえ越えればなんとかなるか?!
→ 景色を眺める!
ぃ、鬱陶しいなぁ! 雑草まみれで廃れまくっていた無名峠を越えると下り坂になりましたが、路面状況は好転することなく、廃道じみた草深い区間がダラダラと続きます。ちなみに道210側の林道標には延長距離は3260mと記されていましたが、それは林道標設置地点から峠までの距離。とすると、「峠より先の区間は?」と思ってしまいますが、道318側の入口にも延長距離7821mと記載された「民有林林道 農野牛線」の林道標が設置されているのは承知済み。つまり、ルート的には1本道の農野牛林道ですが、厳密には「農野牛林道」と、道すがらに日本製紙木材株式会社の社有林が広がる「民有林林道農野牛線」とに分かれているのかもしれませんね。なので延長距離は3260m+7821mで11081mってこと?
こまで走ってきた距離から察するに、現在は無名峠を越えた先の民有林林道区間を走行中と思われますが、その後も下って進んでいくと、路面状況が心なしか回復してきたような気がします。このまま逃げ切りで完抜けできるのかと期待も高まりますが・・・?
ーマイガッ! なんと、その先で通行止め看板が括り付けられたバリケードが置かれているのを確認! どうやら林道入口で見かけた「林道を直しています」看板が告知していた現場にたどり着いてしまったようです! しかし、四輪の通り抜けは不可でも、身軽な二輪なら通り抜けられることもあり得るので、まずは慌てずに現場の状況確認しますが・・・。
ぇ、駄目じゃん! 現場は農野牛川が林道を斜めに横切る地点で、川の流れを導く巨大な導水管の設置工事の真っ最中でした。林道を分断し、導水管を埋設してから再び林道を復旧させるみたいですが、導水管は大雨で流出した橋の付け替えでしょうか?
いうわけでどこにも迂回路は存在しなかった「現場」です。これで農野牛林道が夏草まみれに廃れていた理由が判明しましたが、道318への出口まで残すところ3.2km地点まで進んできたというのにつれねえ仕打ちだなぁ・・・。
はや撤退するしか選択がなく、道210のダート開始地点からおよそ8kmの道のりをそのまま引き返して農野牛林道の探索は終了。ちなみに現在(令和6年)、導水管埋設工事は完了して林道分断状態は解消されていますが、無名峠の前後区間は相変わらず藪まみれで草深い状態が続いているとのこと。つーわけで、林道が分断されていようがいまいが、農野牛林道がえらく草深い事には変わりないよいうですね。しかし、基本的には平坦コースが続く走りやすい林道なので、草深いけれどそれなりに楽しめたかな。
→ 探索終了!
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