本別沢連絡林道 / Honbetusawa renraku |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2022.08.01 / No.H-037 |
[ 所在地 ]足寄町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]本別沢林道 [ 分岐林道 ]上稲沢一点沢林道・本別沢第1支線林道・本別沢第2支線林道・本別沢第3支線林道 |
いわゆる「本別沢林道」の足寄町区間、峠を越えた連続ダートで完抜けしている快適極上林道! |
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本別町の市街地から道658を「幽仙峡」方向に進むと、道道から1本道状態で本別沢林道が開始しますが、その本別沢林道をたどっていくと、ウコタキヌプリ登山口入口(雨後滝山林道分岐)を過ぎた先、陸別町との境界地点の峠で接続しているのが本別沢連絡林道。というわけで峠の頂上、本別町から足寄町に向かって峠の下り坂が開始するこの辺りが本別沢連絡林道の開始地点になっています。ただし、本別沢林道とは1本道状態で接続し、また林道標も設置されていないので、ここで林道名が変わることにはまず気づかないかと。 |
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町境の峠から本別沢連絡林道に入線すると、まずは峠の急勾配で一気に下っていきます。コース的には峠から稲牛川源流地へと下っていきますが、実際には鬱蒼とした深い森が広がっているだけで、道すがらに稲牛川は全く見えていなかったです。 |
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本別沢連絡林道は本別町と足寄町を結ぶ基幹的林道であるためか、ダートの路面状況はすこぶる良好でしたが、探索時には酷いマディな区間もありました。おそらく重量のある木材搬出トラックが路面をこねくり回した結果と思われますが、ここでのスリップ転倒は最悪。どこにも逃げ場はないので細心の注意を払ってやり過ごします。 |
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峠直後の急勾配区間を過ぎると、道すがらに稲牛川は全く見えていませんが、その後は稲牛川伝いに快適区間が続きます。ダートは厳密には下り坂になっていますが、そこは北海道の林道。ほとんど下り坂を感じさせない緩やかなコースが続き、そのため路肩の草花を眺めつつのんびりと走ることができました。
→ 路肩を眺める! |
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支線林道発見! 峠から進むことおよそ1.3kmで右折ダート分岐が現れましたが、入口の傍に設置された林道標によれば、ここで分岐していたのは本別沢第3支線林道。本別沢連絡林道伝いに流れる稲牛川の支流伝いに「ウコタキヌプリ(747m)」西麓の山中へと向かう延長距離2km弱のピストンらしいです。
→ 林道標を眺める! → 本別沢第3支線林道の様子を眺める! → 本別沢第3支線林道に突入! |
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ヒャッハー! 思わず雄叫びをあげたくなる極上なストレート! 本別沢第3支線林道分岐を過ぎると、その先で現れる本別沢連絡林道の魅せ場区間ですが、ダートは極めて緩やかな下り坂になっていることが確認できますね。見通しも良好につき、これならばエンジンにものを言わせたガンガンな高速巡航も十分可能です! |
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その後、右手の森の中から現れた稲牛川をコンクリ橋で右岸に渡り、ダートはしばらく水際伝いに進んでいきますが、道すがらに眺めた稲牛川はまるで洪水跡の氾濫原みたい。集中豪雨や大雨の際には水浸しになっていそうな場所でした。 |
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続いて本別沢第2支線林道発見! 第3支線林道と同様の林道標が設置されていましたが、ここは稲牛川支流の「六の沢川」伝いに遡る延長距離2.5kmほどのピストン。本別沢林道から乗り継いでやって来ると、実に9本目の支線林道分岐になりますが、それらを片っ端から立ち寄りピストンで探索していくとなると、これはもう間違いなく半日がかりですなぁ!
→ 林道標を眺める! → 本別沢第2支線林道の様子を眺める! → 本別沢第2支線林道に突入! |
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本別沢第2支線林道分岐を後にしてさらに本別沢連絡林道を前進していきますが、硬く締まった路面には夏草1本生えていなくて快適そのもの。かつての林鉄軌道跡を林道化したような雰囲気で、若干オフ的な刺激に欠けるかもしれませんが、しかし、本州の林道と比較してとにかく延長距離が長い北海道では「走りやすさ」も重要だったりします。 |
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さらに本別沢連絡林道を進んで本別沢第1支線林道発見! 第3、第2と順に現れて思った通りの展開でしたが、ここも延長距離1276mのピストン。ゲート封鎖はされておらず、走り心地の良さそうなダートが稲牛川の支流伝いに森の奥へと続いています。
→ 林道標を眺める! → 本別沢第1支線林道の様子を眺める! → 本別沢第1支線林道に突入! |
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本別沢第1支線林道分岐を後にしてダートを進んでいくと、やがて稲牛川を右岸から左岸に渡るコンクリ橋が現れますが、橋を渡った対岸地点に金網フェンスゲートが出現! ゲートは行く手を拒むかのように閉じらていましたが、でも慌てません。本別町側の本別沢林道起点付近にはシカ除けゲートがありましたが、これはそれとペアになった足寄町側のシカ除けゲートであるとすぐに分かるのでね。
→ 稲牛川を眺める! |
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ぎぎぃ。というわけでいったんWRからおりて手動で金網フェンスをゲートオープン。なお、金網フェンスには赤スプレーで「しめて」と書か殴られた板が括り付けられていましたが、開けっ放しで立ち去る輩が多いのでしょう。 |
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林道の作法通り、シカ除けゲートは通過後にちゃんと閉めてから前進再開しますが、シカ除けゲート地点を境に道すがらの雰囲気が変わりました。町境の峠〜シカ除けゲート間は、ウコタキヌプリ山麓の鬱蒼とした森の中を進みますが、これより以降は稲牛川流域に拓かれた牧草地伝いに進んでいくことになり、いかにも北海道らしい広々とした雰囲気を堪能しつつラストスパートで一気に駆け抜けます! ちなみにこの先には左折していく上稲沢一点沢林道分岐があるのですが、迂闊にも撮影し忘れてしまったので画像は無し。 |
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そして本別沢連絡林道は足寄町「上稲牛」で町道足寄白糠2号線に突き当たって終点となりました。ここで左折すればおよそ10kmで足寄町「中足寄」でR241に退出可能ですが、右折すると1.5km先で足寄町「上螺湾」へと至るダート町道茂螺湾上稲牛線の左折分岐および、山越えコースで白糠町の道143へと向かう上稲牛林道入口があるので、左右のどちらに進むべきか迷った場合はは右折するのがおすすめです。というわけで本別沢林道から本別沢連絡林道に乗り継ぐことで楽しめる連続ダート17kmはこれで終了!
→ 付近を調べる! → 付近を調べる! → 振り返る! → 左折方向を眺める! → 引き返して本別沢林道に向かう! → 探索終了! |
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