早秋紅葉ざんまい林道探索 浜通り地方林道 編(2日目) 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.11.04 
浜通り地方林道編 1日目 
日目の紅葉林道探索は、前日の宿泊地、塙町湯岐の「湯岐温泉」を出発して同じ塙町「那倉」に位置する大平林道を目指すことからスタート。県111号線からR349号線を鮫川村方向に進み、塙町「片貝」で右折して再び県111号線に入って道なりに進むと大平林道入口が左手に現れますが、とりあえず国道を片貝までやって来ました。ここには福島交通の「片貝バス停」と「片貝小学校」がありますが、県111号線へと進むには、ここから少し進んだ地点で右折します。

折籠沢の紅葉

折籠沢の紅葉

イロハモミジ
かし、やっちゃいました。片貝のすぐ先で県111号線へと右折すべきところを見過ごしてしまい、R349号線を塙町大蕨「折籠」まで進んでしまいました。仕方ないので国道から左折している川辺折篭林道に立ち寄っておくことにします。付近の生活道路を兼ねたような全線舗装の林道ですが、道すがらには真っ赤に染まって見ごろを迎えた紅葉が出迎えてくれたので、まあ、それはそれでいいや。

折籠沢の紅葉
貝川支流の「折籠沢」の岸辺に寄り添って渓流伝いに進みますが、これと言った勾配もなくてほとんど水平コースが続きます。人家はないけど、かと言って山深くもない雑木の山林風景が広がっています。林を一面真っ赤に染め上げるようなハデな紅葉はないですが、渓の岸辺にポツポツと点在して自生するモミジがきれいでした。
端の路肩にさりげなく、それでいながら深い赤に色づいた小さなモミジを眺めながら、何事もなく川辺折篭林道の舗装路をたどって進みます。内陸の塙町辺りでは紅葉前線の訪れが早いらしく、昨日訪れたいわき地方の林道ではさっぱりだったのに、道すがらにこのような紅葉が普通に見られました。

マンサク
りがかる車もいくて静かな林道を進んでいくと、モミジの赤い紅葉に混ざって、黄葉した木も見られました。日に透かされて透き通るような黄色が美しいマンサクですが、色彩の美しさに思わず立ち止まってしまいます。

片貝川の紅葉

雑木の紅葉

路肩の草葉
の後、折籠沢の合流した片貝川の流れにつかず離れずで進んでいきますが、赤いモミジの紅葉は沢辺の景観と相性がいいようで、ここは渓流の沢辺に生えるモミジの美しさが格別でした。いわき地方からここ、県南地方に探索エリアを移動したおかげで本日は1本目の林道からして実に幸先がいいや!
れ、ここは?! R349号線からの入口から折籠沢〜片貝川伝いに川辺折篭林道を進んできたつもりでしたが、途中でルートを間違えて川辺折篭林道と折篭林道を連絡する町道に入っていたようです。そして町道から知らぬ間に折篭林道へと進み、その折篭林道が川辺折篭林道に合流する地点がここでした。付近の林道網を把握していないと訳がわからんですが、とにかく前方(R349号線方向)から手前左が川辺折篭林道で、手前が折篭林道になっています。しかしまあ、今回は紅葉を愛でるのが主たる目的の林道探索です。ルート間違いについては不問としておくぜぇ。
→ 林道標を眺める!

峠の紅葉
辺折篭林道および折籠林道をそれぞれ区間的に走って紅葉を眺めたら、当初の予定通り「片貝」に戻って県111号線に入ります。次は塙町那倉「滝ノ入」から大平林道に進みますが、県道の途中に「からまつ峠」がありました。
→ 付近を調べる!
→ 付近を調べる!

峠の黄葉

ハウチワカエデ

ハウチワカエデ

草紅葉
らまつ峠はここから少し上った地点にあるらしかったですが、峠の周辺には黄色や橙色に色づいた紅葉が見られたのでそちらはパス。県道脇の駐車スペースの周辺を少し散策するだけにとどめておきましたが、しかし、県道はガラガラでほとんど車も走っておらず、よってからまつ峠を訪れる人の姿も皆無でした。
111号線「からまつ峠」を下って塙町那倉「滝ノ沢」で左折する大平林道入口に到着。「矢塚大橋バス停」が目印ですが、しかし、ここは過疎すぎてとても寂しい集落だな〜。直進する県道の幅員も驚くほど狭いです。ちなみに矢塚大橋バス停は塙町市街から通う路線バス(1日2便!)の終点で、これより先はバスも通いません。
道から大平林道を眺めるとこんな感じかな。路面は舗装されて林道標もこの地点には立っていないので、あまり林道っぽく見えていません。でも県道を直進して高萩市に入ると七ツ滝柳沢林道や大金田林道の入口があるので、この界隈の林道を探索しまくった林道ライダーならば、見覚えのある方も多いと思います。それにしても集落を彩る赤や橙色のモミジがきれい!

片貝川の黄葉
道を左折して少し進んで「片貝川」が寄り添ってくると現れるのが右折分岐している片貝林道の起点。しかし惜しいかな、ここはいつ訪れてもゲートが閉じられています。片貝林道は亀谷地林道および君田林道に接続しているので、林道ライダー的には魅惑のルートになっていますが、過去にゲートが開いているのに遭遇したのはたった一度だけ。もちろん、その時は絶好の好機を見逃すはずもなかったですよ。
→ 林道標(片貝林道)を眺める!
→ 林道標(片貝林道)を眺める!
→ 林道標(大平林道)を眺める!
→ 片貝林道の様子を眺める!

ヤマウルシ
貝川の渓流沿いの静かな雑木の森の中を進みます。ナラやカツラなどの木々の足元にはヤマウルシが赤く紅葉している姿があちこちで見られました。ただし、今年は紅葉の色づきが悪いようで、くすんだ発色具合の赤でした。

片貝川の紅葉

オオモミジ
手さを主張することなく、ひっそりと秋色に染まっていた大平林道をトコトコ進んでいくと、やがて片貝川を右岸に渡ります。橋上に立ち、片貝川の流れを眺めてみますが、ここは渓を覆って染めあげる木々の黄葉や紅葉がとても美しかったなぁ!
めいた気配が漂い、静寂さに包まれた大平林道。気がつくといつしか舗装が途切れて路面は小砂利質のダートに変わっていました。県道から入線するとしばらくは舗装区間が続きますが、そういえば大平林道にはダート区間もあったんだっけ。久しぶりに訪れたのですっかりそのことを忘れていました。この先には塙町那倉の「大平」集落があって生活道路も兼ねているので、荒れやガレは全くみられない走りやすさです。
→ さらに紅葉探索を続ける!
→ 探索中止!
トップへもどる 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜