大名栗林道 / Dainaguri 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2007.04.07 / No.S-002 
 [ 所在地 ]飯能市(旧名栗村) [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]広河原逆川林道 [ 分岐林道 ]有馬林道
 山岳ロングダートは荒れもなく、見渡す奥武蔵の山々の眺望を堪能できる!

53号線沿いにある名栗温泉「大松閣」への入口がそのまま大名栗林道の入口になっています。大松閣は昔からラジウム鉱泉として有名でしたが、もうずいぶん前に高級ホテルのような建物になってしまい、肝心の鉱泉そのものは湧出量が少量なので循○式であることは間違いないですが、日帰りの入浴料金は少々高め。よってほとんどお世話になっていませんが、林道標はそんな大松閣の脇の駐車場を進むと路肩左手に立っています。
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松閣脇の起点から入間川の支流である湯基入に沿ってしばらく舗装路の登り坂が続きます。ちょっとした渓谷のような雰囲気ですが、山間ではよく見かける眺めで、特別に目を引くものは無いようです。ここは淡々と、その先のダート区間を目指して登坂するのみです。
ばらく舗装路を進むと、切り返すような右急カーブで急坂になっている地点があって舗装区間はそこで途切れ、ここから大名栗林道のダートがいよいよ始まります。一応、「通行止」の看板が目に付きましたが、遵守されている可能性は限りなくゼロに近そうな感じでした。もちろん、ここはそのまま前進させていただきます。
装が途切れてダートが始まった直後の登坂区間です。路面の砂利が洗い流されたのか、ゴツゴツとした岩の頭が露出しており、ややガタガタ感がありましたが、ほとんど問題はないでしょう。でも、勢いづけて登坂すると尻への振動が大きいので、ここはゆっくりと進みます。
タガタなダートを登坂していくと、路面は快適なフラット砂利ダートになりました。路面は踏み固められているのでとても走りやすくなっていますが、砂利の目は細かく、あまり飛ばすとリアをズッてしまうので、常識の範囲にしておいた方が良さそうです。
利ダートをたどって進むと、ダート右手に奥武蔵の山々の眺望が開けてきますが、どうやら山の稜線付近まで一気に登ってきたようです。この後は、ほぼ山の稜線に沿って進むコースが延々と続くので、区間によっては雄大な景色が楽しめるようになってきます。
→ 周囲を調べる!
の斜面に沿ってなぞるように走りやすいダートが続きますが、適度なカーブと軽いアップダウンでなかなか良い感じ。探索時は快晴にも恵まれて絶好の林道日和になったようで、ポツポツと行き交うオフバイクを見かけました。でも、自分はトロトロと走っているので、後続バイクに抜かれまくりでしたが・・・。
→ 眺望を眺める!
の頂付近を走っているため、沿道は開けた感じになっています。鬱蒼とした森や山中を行く林道もそれはそれで良いものですが、大名栗林道では開放感溢れたコースが人気の秘密でしょうか。おまけに延長距離もあるので心ゆくまでダートを堪能できます。
→ 眺望を眺める!
適ダートとはいってもやはり林道ですから、ちょっとした壁面崩れ跡もありました。地形的に脆いのか、強引に道を切り開いたのが原因なのかは分かりませんが、サラサラとした何となく砂っぽい崩れ跡になっており、付近の路面が泥っぽくなってしまっていました。
さな崩れ跡から少し進むと、山の斜面がハゲ山になった伐採区間に突入したようです。こういった区間は崖崩れが発生しやすいのか、コンクリブロックの防護壁がダート沿いに設置されています。幅員はやや狭いですが、ダートは相変わらず走りやすいですが。
ゲ山の伐採区間を少し進むと路肩に材木がうずたかく積み上げられた、土場のような丸太の積み出し場所が現れました。この場所は路肩の一部を土場として利用しているようでした。そのせいか、路面には枝打ちされた小枝が散乱、雨天時にはヌタヌタになりそうな感じのホカホカな土質路面と化していました。
坂路の前方が左カーブになっていて行く手が確認できないので、「トラックなんかが道を塞いでいませんように・・・」などと思いつつ、木材切り出し作業区間の急坂を、散乱する小枝を踏みつけながら前進します。大名栗林道の長いダート区間の中には、こんな区間があるのも、変化があって、これまた一興といったところですね。
木の切り出し区間は思っていた以上に長く、路肩に丸太の積まれた光景がしばらく続きました。走りにくくはないですが、フロントタイヤに砂のような泥がまとわりついて、ゆっくり走っていてもペトペトと顔面に飛び跳ねます。ちなみに、XRの後方に見えている山の斜面に辺りからこんな感じの区間が続いていました。
の後、土場のような林業区間を抜けると、山の稜線付近に延びる山岳林道ならではの、行く手の山の斜面に切り開かれた大名栗林道のダートが一筋のラインになって見えている眺望の良い区間に差しかかりました。なかなか爽快な区間ですが、ふと気が付けば、路面状態は砂利ダートというよりも、やや土質っぽいものに変わっています。でも、路面は固く踏み締められているので、砂利ダートでよくある尻振りもなく、かえって走りやすいです。
→ 眺望を眺める!
→ さらに大名栗線林道を進む!
→ 探索中止
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