炭釜支線林道 / Sumigama-shisen 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2020.09.21 / No.S-037 
 [ 所在地 ]日高市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]炭釜林道 [ 分岐林道 ]-
 本線ほど路面は荒れてはいないが、それでも草深くて倒木に行く手を拒まれる極端支線ダート

299号線にほど近い日高市高麗本郷「市原」から炭釜谷の流れ沿いに山林内に分け入って「物見山(ものみやま / 375.3m)」方向に延びる炭釜林道を進むと、やがて左折分岐で現れる炭釜支線林道の起点です。と言っても林道標は設置されておらず、左右のどちらが炭釜支線林道なのか迷ってしまいますが、結果から述べると、直進に見えている前方が炭釜支線林道で、道なりに右折しているのが本線の炭釜林道となっています。しかし、支線林道ともに廃れた名無し系ダートくらいにしか見えていないのが実情かな。
手は見るからに草深くて路肩にバリケードがポツンと置かれていた炭釜支線林道の入口ですが、とうの昔に朽ち果てたのか、それとも元々設置されていなかったのか、周囲を探ってみても炭釜支線林道を示す林道標はどこにもありません。「本当に林道?」とも思ってしまいますが、林道標が未設置な林道は各地にいくらでもあります。それにどれほど考えても現地で答えが出るはずもないので、ここは気にせず入線させていただきますよっと・・・。
お、イイ感じに草深いぜぇ。本線である炭釜林道が草深いので、その支線林道はさらに草深いと予想していましたが、見立てにハズレはなかったようです。砂利が洗い流されて土が剥き出しとなった路面は足の踏み場もないほど夏草が蔓延り、ここ最近は林道への車両の立ち入りも途絶えていることが一目瞭然でした。
も草深いと言っても雑草の背丈は膝下程度。本線の炭釜林道で見られたクレバスや土砂崩れ、路面崩壊などは発生しておらず、おかげで夏草に覆われた美しい緑の絨毯を順調に進めてしまいました。草深い閉鎖的な雰囲気さえ気にしなければ余裕です!
一つ隔てた右隣の谷を遡る炭釜林道と並行する形で、やはり同じように植林地の谷間を登坂していく炭釜支線林道。草深さは相変わらずでしたが、そんなダートをたどっていくと倒木が出現! しかし、うまい具合に倒木は左の斜面に引っかかった状態で倒れていたため、障害とはなり得ず、ちょっくら身を屈めた状態ですんなりと通過させていただきました。
ぇ?! 林道では倒木に出くわすと、そこを越えた先でなぜか追加の倒木に遭遇してしまう「倒木連鎖現象」が起こりがち。というわけで再び倒木が出現しましたが、今度のヤツは幹の部分が空中に浮いており、強引に跨いで乗り越えるには高過ぎで、潜り抜けるには低過ぎるといった嫌らしい倒れ方でした。炭釜支線林道の延長距離は850mほどなので、ここを突破すれば末端地点は近いと思われましたが、真夏のクソ暑い状況下ではヤル気が急速に低下。オフバイクの機動力をもってすれば倒木越えも可能でしたが、どうしてもそこまで頑張る気は起きなかったです。というわけで炭釜支線林道の探索は倒木に拒まれたこの地点で終了。
→ 探索終了!
→ 引き返して炭釜林道に向かう!
→ 倒木を確認する!
→ その先の様子を眺める!
→ 振り返る!
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