2024 絶海の孤島「利島」林道探索 弾丸ツーリング 5月11日(土)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目  神新汽船「フェリーあぜりあ」で利島に上陸! もどる  









フェリー運賃 / 4470円 バイク輸送運賃 / 9881円 トップへもどる


おはようございます! 昨夜はぐっすり眠って現在時刻は午前6時。下田の町はご覧の通り朝から快晴で、これ以上にない利島への絶好の航海日和となりました!







ちなみにフェリーあぜりあの下田出港は9:30ですが、バイクの輸送手続きは8:30で終了するので、それまでに乗船手続きを済ませておく必要があります。ホテルからフェリー乗り場まで徒歩だと30分ほどかかりますが、バイクだと10分もかからないのでホテルを7:30に出発しても全然余裕っす!

というわけでまずはホテルで優雅に朝食をいただきますが、メニューは昨日コンビニで買っておいた賞味期限切れ間近の「はちみつ&マーガリンブレッド」。かなり質素ですが、別にグルメ旅ではないのでこれで全然OKなんだぜぇ!







朝食を食べてシャワーを浴びたら下田ステーションホテルを出発しますが、WRの隣にいつの間にか同宿者のバイクが1台とめられていますね。







神新汽船の下田営業所の場所ですが、R135を伊東方面からやって来た場合は伊豆急下田駅前でR136へと進み、トンネルを2つ潜り抜けた先の交差点で県117に左折して道なりに進めばOK。途中で「ペリーロード」とか「下田港」と記された標識があるので迷うこともないと思います。ちなみ画像は前方が伊豆急下田駅方向。







神新汽船の下田営業所に到着しました。そしてこのように、9:30の出港前と16:30の到着後は目の前の岸壁にフェリーあぜりあが常に停泊しています。







これが神新汽船の下田営業所です。平屋の1階建ての建物で、東京都港区にある東海汽船の竹芝客船ターミナルと比較すればかなり小さいので、初めてやって来ると拍子抜けしてしまうかもしれませんね。なお、営業所にはお土産屋さんや食堂などはなくて、自販機が2台置かれているだけです。







下田営業所の窓口です。ここで目的地までの乗船券を購入してバイクの輸送費を支払いますが、バイク輸送は予約制なので、当日ではなくて事前に電話で申し込んでおく必要があります。乗船券は乗船当日に購入することになりますが、発売開始時刻は8:00からなので、あまり早くやって来ても仕方ないですよ。







下が下田から利島までの乗船チケットで、2等自由席で片道4470円です。そして上がバイク輸送伝票の控えですが、250ccバイクの輸送運賃は9880円。

ちなみに神新汽船のウェブサイトには下田〜利島間の125cc〜250cc以下のバイクの輸送運賃は7180円と記されていますが、それは自動車輸送可能日の運賃なので注意してください。潮位の関係で車の輸送ができない日でも、バイクならばコンテナ積みの貨物扱いで輸送してくれますが、その代わり輸送運賃が少し高くなります。

また、帰りの乗船券とバイク輸送運賃ですが、それは帰る日の当日の乗船前にそれぞれの島の「船客待合所」で購入して支払うことになります。







9:30の出港に向けて停泊中のフェリーあぜりあ。このようにフェリーはすでに停泊していますが、すぐに乗船することはできず、岸壁では各島に向けた貨物の積み込み作業が行われています。ちなみに当日は潮位の関係で車の輸送できない日だったため、船体後部のショアランプは上げられたまま。

本来ならば、車やバイクはショアランプを通って自走して車両甲板に入っていくのですが、それができないのでわざわざコンテナに積載してからクレーンで船体前部の貨物甲板に積み込んで輸送するというわけ。なのでコンテナの空きさえあれば、車の輸送はできなくてもバイクについてはいつでも輸送可能なんだよな。







バイク輸送は予約制なので、港に到着するとすでに輸送用のコンテナが用意されており、係員の指示に従ってバイクは手際よく積み込まれます。

バイクはコンテナ内で斜めに積み込むので1つのコンテナで1台しか積めず、したがって各島への生活必需品の輸送量が多い日には、そちらが優先されてコンテナの空きがなくて輸送してくれないこともあるので、やはり事前予約が必要なんですね。

なお、東海汽船の東京発大型船の場合は、仮にウェブサイト上のバイク輸送の予約状況表に空きを見つけて予約受付開始と同時に一番で電話しても、お盆や年末年始、GWや大形連休中は特に生活必需品の輸送が優先されるので、ここ近年の傾向としてその時期のバイク輸送は高確率で断られます。







緑色がトレードマークの神新汽船専用のコンテナに大人しくすっぽりと収まったWR。なんだか所在なさげですが、利島に到着するまでしばしの別れです。







クレーンでコンテナごと前部貨物甲板に積み込まれていくWR。この船はフェリーなので、場合によっては車両甲板に積み込まれることもありますが、東海汽船の大型船「橘丸」や「さるびあ丸」でのバイク輸送は必ずコンテナ積載となります。







フェリーあぜりあが寄港する神津島、式根島、新島、利島の各島ごとに仕分けされてカゴコンテナに積載された生活物資などの貨物。しかし、どの島も送られる貨物はビールとか缶チューハイなど、やたらと酒類が多かったように思うのは気のせい?







うむ。したがって下田営業所への到着は、逆算して乗船券の発売開始時刻の8:00から8:30の間に到着するようにするとグッドタイミングです。それよりも前に到着するとかなりヒマを持て余すかも・・・。







乗船券を買い、バイク輸送運賃も支払ってバイクの積み込みが完了したら後は乗船開始時刻を待つだけですが、どうやって時間を潰そうかと思っていると・・・?







ありゃりゃ〜、なんと、先ほど支払ったバイク輸送の運賃が間違っていたとのことで、新しい控えを手にした営業所窓口のお姉さん(?)が駆け寄ってきました。

先ほど支払った輸送運賃は9880円でしたが、正しくは9881円だったようで、支払った金額が1円だけ少なかったようです。というわけでチャリンと1円玉を渡して新たな控えをもらいましたが、あはは、まあ、こういう事もありますなぁ。







乗船開始時刻まで時間があったので、WRと共に下田営業所のそばを軽く散策。営業所前の道を海岸伝いにさらに進むと、その先に「下田海中水族館」が現れますが、その途中に見晴らしの良い場所があったので、ここで海を眺めてみます。







今来た方向を振り返るとこんな感じ。神新汽船の下田営業所の岸壁に、フェリーあぜりあと並んで下田海上保安部の巡視船しきねが停泊しているのが見えています。







こちらは深く入り組んだ湾になっている下田港の出口方向の眺め。波も静かで穏やかな湾を眺めていると、下田港はまさに天然の良港だということがよく分かります。それゆえ幕末にはここ下田に「マシュー・ペリー海軍代将(提督)」率いるアメリカ合衆国海軍「東インド艦隊」の艦船4隻が来航したというのも納得かな。

ちなみに画像右手、すぐそこに見えている小島は20mほどの吊り橋で歩いて渡れる「雁島(かりじま)」で、島には「石室神社」が祀られています。







適当に海を眺めたら、その後は下田営業所に戻って乗船開始時刻まで待合所のベンチに座って待機。乗船開始時刻ははっきりと決められているわけではないみたいですが、出港30分くらい前になったら乗船できるとのアナウンスがありました、おーし、メット片手にいざ利島に向けてフェリーあぜりあに乗船するぜぇ!

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