〜2025 栃木県矢板市北部の鉱泉宿でプチ湯治ついでに〜
  酷暑の中でちょこっと支線ピストン巡り 7月6日(日)
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目  自宅→ 矢板市小滝鉱泉 Kotaki kosen もどる  






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7月最初の日曜日、時刻は高速が混み始める前の午前5時くらい。自宅から最寄り高速インターに入ったところですが、向かうは栃木県「塩谷町」と「矢板市」です。仕事と連日の猛暑続きで疲れ果てた心身を癒すべく、矢板市の「小滝鉱泉」を訪れ、プチ湯治ついでに隣接する塩谷町界隈の林道もつまみ食いしようというわけ。







最寄りICから首都高に乗り継いで高速9号深川線の「辰巳第一PA」に到着しましたが、しかし、まだ陽射しは出ていないというのに最高の蒸し暑さ! 昔は夏でも夜明け前とか早朝に出発すれば、移動中はそれなりに涼しかったと思いますが、今はもう熱帯夜が当たり前なので、早朝といえども全然涼しくないんだよなぁ・・・。







東京都江東区の臨海部に位置するパーキングからはタワマン群がよく見えていますが、じっと景色を眺めていると、ただそれだけで汗が吹き出してしまう始末。

去年の滋賀県、福井県への林道ツーリングもそうでしたが、最近の夏の酷暑って我慢の限界を超えるところがあって、楽しいはずの林道探索そのものが苦行と化す場合が多くなっているような気がするのは自分だけ?







首都高速から東北道に乗り継いで「浦和料金所」に到着。途中、右折すべき「箱崎JCT」を左折してしまい、おかげで高速都心環状線をぐるっと無駄に一周してしまいましたが、それもこれも暑さで注意散漫に陥っていたからでしょう。だって、高速を走っていても蒸し暑い熱風を浴びるだけでこれっぽっちも涼しくねーし。







いざ浦和料金所を後にしてを矢板ICに向けて出発しますが、しかし、すでに太陽は昇って照りつける直射日光と蒸し暑さで玉の汗が吹き出し、滝のように流れ落ちる汗で全身ベトベト、不快指数は最高潮! 耐え難い蒸し暑さで早くも戦意喪失ですが、浦和料金所〜矢板IC間の距離はだいたい120kmほど。

まだまだ酷暑の中を高速走行しなくちゃいけないのかと思うと泣けてきますが、もはや暑さで林道探索が楽しめず、苦行でしかなくなった真夏の林道ツーリングは今回で最後にしようかなんて思っています。それよりも気候が快適な春や、紅葉が美しい秋に林道ツーリングのステージをシフトした方が格段に楽しめるしね。







東北道に入って最初のサービスエリア「蓮田SA」に到着。自宅を出発してから最初の給油ポイントですが、実はSA内には給油する前に行くべき場所があります。それは曜日に関係する場所なのですが、それってどこだか分かります?







それはSA内に設置されたATM。旅の軍資金は途中のコンビニで下ろせばいいと思っていたのですが、今日は日曜日です。日曜はほとんどのATMが引き出し開始時間が午前8時からになっているため、現金を引き出せなかったんだよな。

1590円の首都高速料金を支払うと、財布の中はカラッポで給油するだけの小銭すら残っておらず、仕方ないのでATM利用開始時刻の午前8時に合わせて蓮田SAに到着するよう時間調節しながら進んできたというわけ。我ながらトホホな展開でした。







現在時刻は午前8時04分。ATM利用開始時刻まで冷房の効いたフードコートで涼み、お金を引き出したら早速給油。ハイオク / L199円で3.75L / 746円入りました。







給油を終え、東北道を北上して栃木県に入って「上河内SA」に到着しました。朝から暑さが尋常ではなかったですが、それでも快晴の日曜とあって、ここでもツーリングに向かう多くのバイクを見かけました。

ちなみに高速を降りる予定の矢板ICはもうすぐそこ。なのでお値段の高い上河内SAでは給油はせず、少しでもお財布を守るべく一般道に出てから給油します。







午前9時20分。2800円を払って東北道矢板ICを退出しました。最寄りの高速入口から4時間20分かかりましたが、まあ、急ぐ旅でもないし、いいんじゃねー。







矢板ICを退出したら県30を左折して北上、「道の駅やいた」を通り過ぎた先にセルフの「JA-SSじゃすぽーと矢板SS」があるのでそこで給油します。ハイオク / L181円で4.13L / 748円入りました。なお、塩谷町にもGSはありますが、矢板ICから塩谷町の林道を目指す場合は、ここで入れておいた方が安心です。







林道探索に備えて給油を終えたらGSから道路の向かいにある「ファミマ矢板北店」で小休止。以前はワンコインの100円だったのに、じわじわと値上がりし続ける「アイスコーヒーS(145円)」片手に建物裏の僅かな日陰に移動して、林道までのルート確認を兼ねて軽く作戦を練りますが、それにしても辛抱堪らん暑さだわい!







でた、スプレータイプの瞬間冷却剤! タオルにプシューっと冷却ガスを吹きかけて、それを後頭部の首筋に当てると冷たくて最高に気持ち良いです。まあ、気休め程度のアイテムですが、熱中症予防にはなります。さすがにバイクで林道走行中に熱中症で意識が飛んで転倒・・・だなんてシャレになんねーからな。







ファミマを出発日たらR461を西の今市方面に進み、矢板市から塩谷町に入ったら「玉生交差点」を右折して県63へと進み、3.3km先で見つけた「落合橋パーキング」。公衆トイレがあるだけの駐車場ですが、日陰にて再度林道入口を確認します。







地図をしまい、県63から県273へと左折して「西荒川ダム」方向に進んでいくと、途中で大名沢林道や西前高原林道、そしてシナシ沢林道入口などが現れますが、そのまま道なりに進んで行くと「東古谷キャンプ場」が現れます。

猛暑日のクソ暑さで誰もいなかったキャンプ場を通り過ぎると、すぐに西荒川を対岸に渡る「東古谷橋」が現れ、その橋のたもとには「大滝」を経由して県63方面に抜ける西荒川林道入口があり、西荒川林道はこの辺りではメジャーな林道なのですが、しかし、地獄のような猛暑によって立ち入る気が起きずパス。

今日は本格的な林道探索というよりも、ゆるく適当に付近のピストン巡りでもしたい気分なので、そのまま東古谷橋を渡っていくと・・・。







すぐに東古谷林道入口を発見! 東古谷林道は地理院地図によれば1.3kmほどのダートピストンらしいですが、しめしめ、ゲートも設置されていないようです!







が、しかし、この次の瞬間、林道から退出してきた、この辺りでキャンプ場を経営しているらしい某林業会社の軽トラに乗ったおっさんに遭遇。

おっさん云く、ここは行き止まりだし私有地なのでダメとのことでした。入口にゲートの類は未設置でしたが、「キャンプ場内無断侵入禁止」とか「無断侵入は警察に通報」の立札があったので、ものは試しで「キャンプの敷地には入らないから」と告げてみましたが、頑ななおっさんには全く効果なし・・・。







なぜか新品でピカピカであった東古谷林道を示すヒシ形。どうやらこの林道沿いにキャンプサイトがあるみたいだな。意識高い系の某林業会社が経営するキャンプ場なので、林道探索にも理解が示されるかと期待しましたが、ダメだったぜぇ。







橋のたもとが県273の終点になっていて西荒川林道入口もある東古谷橋を渡り、東古屋林道入口も通り過ぎて進んでいくと、軽く山越えをして下っていった先で左右に延びる西前高原林道と交差します。画像では手前から前方が西前高原林道で、この十字路の右手から下ってきたところです。







今現在下ってきた方向を振り返るとこんな感じ。東古谷橋から味気ない舗装路を進むことおよそ2キロで、西前高原林道との交差点に至りますが、ここは「林道」ではなくてただの舗装町道です。







東古谷橋方向から町道を下ってくると、左右に横切る西前高原林道方向には林道標が設置されています。かなり年季の入ったヒシ形と文字が消滅した青い横長方形タイプのやつですが、付近を眺めてみると・・・。







西前高原林道
まわりの森や林は小鳥や動物たちのすみかです。
栃木県
このような林道標も設置されていました。えらく薄汚れていますが、このタイプの標語入りの林道標ってたまにありますなぁ。しかし、林道ライダー的には重要となる林道データ、すなわち開設年月日や延長距離の記載はありません。







というわけで西前高原林道と交差したので、ここは適当に右折してみました。画像ではWRの後方、すなわち右手から前方に進むことになりますが、交差する西前高原林道は「日光市」の東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」付近から、塩谷町の県273とを結ぶ塩屋町界隈ではおそらく最長の林道だったりします。

ただし、西前高原林道はそのほとんどがアスファルトに覆われた残念な舗装林道。ダート区間も残存しますが、まっとうな林道ライダーならば近寄りもしない林道です。しかし、分岐する支線林道も少なからず存在すると睨み、それらを探索調査すべく、まずは日光市側の林道出口まで進んでみることにしたというわけ。







おぃ、マジかよ。ダラダラと山中を巡ってどこまでも続く西前高原林道の舗装区間を進み、途中に存在する支線林道分岐を確認しつつ日光市側の出口を目指しますが、塩屋町から日光市へと入って少し進んだ地点で行手を塞ぐまさかの倒木が!







倒木の現場。なりふり構わず前進すればたぶん突破も可能でしょうが、しかし、倒木を突破したところでその先に残存ダート区間は存在せず、鬼怒川温泉駅付近の林道出口まで味気ない舗装路が続くだけだったりします。

したがって、意識が朦朧としそうな耐え難い蒸し暑さの中、汗つゆだく状態に陥りながら突破しても得るところはないと判断。即座に撤退を決意しましたが、もしも西前高原林道が全線ダートだったならば、たぶん死ぬ気で突破しただろうけどさ。

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