その後しばらくモトクロスのコースに沿って林道が続きました。林道もコース同様に細かなアップダウンがありますが、僅かな登りで前方の森の中へと進んでいるみたいです。路肩に立ち止まっていると、周回するオフバイクが次々と脇を通り過ぎていきました。
→ 付近を眺める! |
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しばし周回するオフバイクを眺めてから前進再開、やがて行く手に見えていた冬師山国有林への入口に到達します。そこには板の取り払われた国有林看板と木杭タイプの国有林標が立っていおり、雰囲気的には林道起点のような場所ですが、探してみても林道標はなかったです。その代わり各地の林道でおなじみな林道交通安全の幟が掲げられていました。
→ 国有林標を眺める! |
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というわけでブナ林の広がる冬師国有林内へと入っていくと、すぐに木製のゲートがあってその直後に左折のダート分岐が出現! 路面状態が良好な左折側が本道のように見えるかもしれませんが、冬師林道は直進方向となっています。それが証拠に分岐には「熊の沢管理車道」と記された木杭が路肩に立っているのを発見しましたよ。なお、この時点では知る由もなかったですが、ここで熊の沢管理車道に進むと、その先で接続する木境林道経由で県312号線へと再び戻って退出することが可能です。
→ 管理車道標を眺める! → 熊の沢管理車道に突入! |
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地理院地図ではピストンとして記されている熊の沢管理車道の分岐を直進、さらに前進して冬師林道の探索を続行します。しかし、管理車道との分岐を過ぎると鬱蒼とした森を進む林道の薄暗さはぐっと増して、ワダチを形成する雑草の茂り方もより濃くなってきます。 | |
両脇をびっしりとした樹木と薮に囲まれて緑の回廊状態となった冬師林道のワダチダートを進みます。薄暗くて閉塞感漂う状況でしたが、放置による廃れや荒れはほとんど見られず順調に前進できました。林道の路面維持がきちんと行われているようですね。 | |
「終点だ!」そんな感じで濃密な森が放つかなりの閉塞感を覚えながらも、とくに問題もないまま熊の沢管理車道の分岐から1キロほど進むと、そこが冬師林道の終点でした。ピストンではお約束の回転場の広場で道筋が途絶えてしまいます。途中の冬師湿原や鳥海モトクロスランドまではそれなりに車両の立入りがあるのですが、林道末端地点までやってくる車両は稀らしく、広場はうっすらとした雑草に一面覆われていたんですね。というわけで冬師林道の探索はここまでですが、帰路はせっかくなので熊の沢管理車道〜木境林道経由でさらにダートを楽しみつつ県道へと退出することを勧めておきますよ。
→ 探索終了! → その先の様子を眺める! → 振り返る! → 空を眺める! |
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