さらにしばらく進むと、それまで連続して続いた登り坂区間はようやく終了。標高355mの大滝林道起点から高低差155mを登り詰めて標高500mの高さに至ります。その後は等高線をなぞるように平坦区間が開始します。とくに路面状況に問題はなかったですが、草深さが増してきたようで、夏草によるワダチダートが形成されていました。 | |
標高が上がったことで、林道には上空が大きく開けて開放的な雰囲気が漂ってきました。路肩に茂る夏草の藪で見通しは良くなかったものの、それでも道すがらの山の稜線が常に見えてるようになってきます。真夏の林道の気温の高さと蒸し暑さは半端なかったですが、それはその場で立ち止まってしまった場合のこと。走ってさえいれば風を受けるので汗が吹き出すこともなく、上空には快晴の青空が広がって気分は爽快です。
→ 展望を眺める! |
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驚くほどや山深かった白神山地の山々の景色を目に焼き付け、草深い大滝林道のワダチダーをなおも進みますが、この地点では数日前に降った雨が乾ききっていなかった模様。水溜りが残ってトロトロな泥濘のヌタ場の形成されていた箇所もあったんだっけ。 | |
探索時には起点で簡易封鎖の処置がされていた大滝林道ですが、それでもここは藤里町の観光の目玉である白神山地への登山、すなわち小岳登山口へアプローチルートの林道です。基本的には車の通れる程度には路面維持がなされる林道なので、驚くほどの険しい山奥でありながら、ほとんどの区間はこのように走りやすかったです。 | |
そしてここは左の路肩が谷間に向かってガクッと落ち込む断崖の崖上区間。人の背丈以上に繁茂する夏草の藪でカムフラージュされているので気がつきにくく、まさかのコースアウトは死亡を意味しますが、路面が平坦コース続きだからといって無謀に攻めなければ、そのような事態はまず発生しないと思います。眺めの良い場所に差しかかったらすぐにその場に止まれる程度の速度で進むのが、このような林道での基本ですよ。
→ 展望を眺める! → 路肩を眺める! |
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お、ここかぁ! 自然豊かな白神の山深い山中をその後も進んで行くと、Y字となった小岳林道分岐地点に到達しました。登りとなった左折側が小岳登山口へと至る小岳林道で、左折側の下り方向が引き続き大滝林道になっていますが、ここには小岳登山口を示す道標と小岳林道の林道標が設置されています。それぞれのダートを見比べてみると、大滝林道の続き区間はいきなり草ボーボーで荒れまくっていましたが、一方の登山口へと向かう小岳林道の路面がまとも状態であったのは当然と言えば当然だな。 → 小岳林道に突入! |
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ちなみに、小岳を目指す登山者ならば、ここで迷わず小岳林道へと進むのでしょうが、当方の目的はあくまで林道探索。その先になおも大滝林道区間が続いているからには、たとえ草ボーボーであったとしてもそちらに進むしかないんだぜぇ! というわけで、小岳林道探索はしばしお預け。夏草が繁茂しまくる左折側にWRを差し向けます。 | |
むぅ、ここまでか。地理院地図によれば、大滝林道は小岳林道分岐地点からさらに900mほど延びており、その地点が終点になっている模様。ここまで来たからにはそこまでたどり着きたいものですが、それはちょっと考えが甘かったです。分岐から幾ばくも進まぬうちに路面崩壊地点が出現! 復旧されることもなく放置されていたみたいで、とても勢いだけで進める状況ではなかったなぁ。しかしここ慌てません。偵察で状況を確認します。
→ その先を偵察! |
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さすが世界遺産に登録されただけのことはある白神山地の大滝林道。いったん荒れると半端のない状況で、とてもそれ以上は進める状況ではなかったなぁ・・・。距離的には林道終点の末端地点はすぐそこであったのに、ここは諦めるしかなかったです。というわけで徒歩による偵察は徒労に終わり、真夏の酷暑で一気に汗が吹き出したところで大滝林道の探索は終了。
→ 探索終了! → 引き返して粕毛林道に向かう! → 秘密兵器! → 路肩を眺める! → 路肩を眺める! |
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