大滝林道 / Otaki 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.08.13 / No.AK-047 
 [ 所在地 ]五城目町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]粕毛林道 [ 分岐林道 ]一の又沢林道小岳林道
 粕毛林道から乗り継ぎでやって来られる白神山地の深山地帯に延びる魅惑の山岳ダート!

里町の素波里湖沿いに進んで白神産地へと分け入る粕毛林道を道なりに進むと、やがて粕毛川の支流の東又沢に架かる橋を渡った先で現れるY字分岐の左折側が大滝林道です。最寄りの人里から相当な山深さで白神山地の奥まで至る林道ですが、青森県との県境に位置する「小岳(こだけ / 1042.5m)」への登山のアプローチ林道になっています。さらに小岳林道へと乗り継ぐことで「小岳登山口」に行けるので、どれほど山深くても特に問題なく進んでいけると思ったものの、大滝林道入り口にはまさかのトラロープが!
→ 林道標を眺める!
→ 付近を調べる!
滝林道の入口に張られたトラロープ。その先で発生しているなにかしらの障害を示していますが、具体的に何が起きているのかは不明。車で登山口へと乗り付ける一般登山客への万が一に備えての処置ですが、四輪は不可でもオフバイクならば状況も変わるというもの。それを確認調査するためにもトラロープの下を失礼させていただき、いざ大滝林道へと入線。すぐに石コロが散らばるガタガタなワダチダートで下っていきます。
点からすぐに開始していた登りではなくて、下り坂を降りきると右手に東又沢の渓流が寄り添ってきます。しかし、大滝林道は東又沢の上流に向かって進むのではなくて、下流方向に進んでいくことになります。そのためなだらかですが、コース的には下り坂が続きます。
→ 東又沢を眺める!
の後しばらく流れに沿って進む渓流コースが続きました。気がつけば入線直後の石コロでガタガタな区間は鳴りを潜め、路面はフラットな走りやすい状態に変化。真夏の林道の気温は閉口するほど高いですが、涼しげな渓を眺めつつ順調にダートを進んでいきます。
→ 東又沢を眺める!
お、やったぜぇ! 渓流伝いにしばらく進むと一の又沢林道の分岐がありました。東又沢の流れに沿ってさらに下流方向に延びるピストンで、そしてここには大滝林道の林道標と併せて路肩の藪に埋もれながらも林道標もちゃんと設置されています。ただし、トラロープで行く手が簡易封鎖されているところを見ると、その先で荒れているのかもしれません。
→ 一の又沢林道の様子を眺める!
→ 一の又沢林道に突入!
→ 林道標(大滝林道)を眺める!
に一の又沢林道を分岐した直後に東又沢をまたぐ橋を渡ります。欄干の高さが膝ほどしかなくて、新山地帯の林道ではよく見かけるタイプの橋ですね。転落防止の効果がどれほどあるのかは疑問ですが、橋上からは東又沢の美しい流れがよく見えています。
→ 東又沢(上流 / 左手)を眺める!
→ 東又沢(下流 / 右手)を眺める!
の後現れた無粋な虫食い舗装区間ですが、まさかこのような深山地帯の大滝林道にまで舗装区間があったとは・・・。舗装がなにゆえ施されえているのか、その理由は不明ですが、林道のあるべき姿が失われていたのを目撃してしまった残念な区間です。
いなことに、少し進むと野暮なアスファルトは途切れてすぐにダートが復活しています。しかし、極短とも言える僅かな長さを舗装する意味が一体どこにある? 結局、虫食いで舗装区間が現れてしまうのはここ1箇所だけでしたけどね。
又沢の橋を渡った直後に登坂区間が始まり、登り坂は虫食い舗装区間を交えてそのまま連続して続きますが、舗装区間を過ぎた先で路面が少々ガレてきます。雨で路面の土が洗い流されてしまったのか、露出した石でガタガタな石畳のようになっています。オフバイク的には問題ないですが、それでもハンドルに伝わる振動が大きいのでやや走りにくかったなぁ。
出した石でややガレていた坂道を登っていくと、路面のガレた状況に同調するようにしてクレバスも出現。しかし、クレバス区間として続いてしまうことはなくて、ここ1箇所だけの局地的なものでした。なのでここは左に避けて通ればこれもなんら問題はないですね。
→ クレバスを眺める!
ナ林の中を進む大滝林道。その後、クレバスは再び現れることはなかったですが、ガレとフラットな状態が交互に現れる路面状況が続きました。しかし、山岳地帯の林道で大人し過ぎる路面は刺激に欠けるというもの。なので適度にガレの現れる状況は楽しいかな。
→ 道すがらの森を眺める!
こは前後左右どこを眺めてみても濃密な緑に囲まれた白神山地の深山地帯。人里遠く離れた森の真っただ中にダートはひたすら延びていますが、ここもかつては森林軌道であった場所なのでしょうか? 道すがらに目につく林鉄遺構はみられなかったですが、かつて林業が華やかし頃、藤里町は林鉄王国であったというからなぁ。
こは険しい山中に林道を通すために斜面を切り崩した場所ですね。半切り通しになった地点で、見上げる高さの岩壁で一枚岩のような岩石が露出。崖下の路肩には風化して剥離、落下した大きな岩石片がたくさん散らばっていました。
い森が果てしなく広がる白神山地の山の中、似たような景色が続くので、ここまでどれほどの距離を進んできたか把握できないまま登坂していくと、林道の標高もさらに高まってきたためか、やがて木々の切れ目から山々の稜線が望める地点が現れます。
→ 展望を眺める!
神山地の山深さを林道の路肩からまたしても実感、さらに大滝林道終点を目指して前進しますが、ミラーの立つとある登りカーブ地点に道標を見かけました。これによっておおよその現在地が把握できましたが、しかし、風雨によって道標は横倒しに寝てしまった状態に。
→ さらに大滝林道を進む!
→ 探索中止!
→ 付近を眺める!
→ 付近を眺める!
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