上犾川林道 / Kamiezogawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2006.09.16 / No.AO-022 
 [ 所在地 ]むつ市(旧大畑町) [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]鍋滝林道[ 分岐林道 ]相の股林道右股沢林道
 山中へと延びる直線ダートは意外と長く、立ち寄りピストンにはうってつけ

滝林道から分岐する上犾川林道の起点です。分岐直後に「階子沢(大畑川)」をコンクリ橋で跨ぐフラットな砂利ダートが森の奥へと延びています。手持ちの地図によれば、この付近の林道がほとんどそうであるように、上犾川林道もよくある沢沿いコースとなっているようで、地理院地図には途中で支線分岐が2ヶ所記されていました。起点については林道標が設置されているので迷うことはないと思います。ちなみに林道標には「上狄川林道」とは記されておらず、「上犾川林道」と記されています。地図では林道沿いに流れる「上狄川」の文字が記載されているので、ここは「上狄川林道」としておきました。
滝林道との分岐直後地点にある階子沢(大畑川)のコンクリ橋から沢の流れを眺めてみました。上狄川林道はコンクリ橋を渡ると沢を挟んで鍋滝林道と平行する形でしばらく進みますが、木々に遮られるため、沿道から沢の流れを確認できるのはここだけです。地図上ではこの少し上流地点(写真では左手です)で上狄川が合流し、ダートは上狄川沿いに並行して延びていますが、やはり道筋からは確認できません。
脇を木々に囲まれたフラットな砂利ダートの直線が続きます。支線ダートであるため、多少は走りにくいかと思っていましたが、ご覧の通り路面はしっかりとしており、これといったカーブも無いので意外と走りやすいです。左手には上狄川が流れているはずですが、このような状態ですので景観は望めませんね。
蒼とした森の中にイイ感じでひたすら延びるストレート(最上部の写真を参照)をたどっていくと、行く手に右折分岐、そのすぐ先(XRの止めてある地点)で下り坂となった左分岐の出現です。付近を探ってみても共に林道標は見つからず、左折はまともな雰囲気のダート、右折は少々ガレた感じのピストン作業道のような雰囲気です。林道標が設置されていないのでかなり迷いますが、上犾川林道本線は左折方向と思われるのでそちらに進みます。

※その後の調査によって、前方直線方向はピストンの「相の股林道」であることが判明。
態不明の分岐を過ぎてさらに進むと路面の状態が、それまでの砂利質から心なし土質っぽく変化してきました。とはいっても、固く踏みしめられており、今のところは走行にはなんの問題もないようです。相変わらず直線ダートが続きますが、ここは路面状態が良いので、転倒などのストレスを感じることなく、森林浴気分を楽しみながら快適に進むことができました。
沿道からは沢の流れも見えず、始終森の中を行くため、距離感覚が掴みにくいですが、それまで平坦であった路面がいつの間にか緩やかな登り坂になったと感じ始める頃、突然行く手にY字分岐が現れました。「ふんっ、どうせ作業道系の名無し分岐だろう」と思いきや、サビサビ状態ではありましたが、林道標が設置されています! こんな山中の支線のその先で林道標を見かけると嬉しくなってしまいますが、どうやら右股沢林道との分岐地点のようです。本道であると思われる上狄川林道を進むのなら右折、右股沢林道にはここを左折します。ふと「右股」沢なのに何故に左折なのか? と一瞬考えてしまいましたが、Y字分岐を逆さにして両脚に例えると確かに右股であり、どうでもいいですが、一人納得です。
→ 右股沢林道に突入!
股沢線とのY字分岐を右折、その後、緩やかな勾配を右カーブを描きながら登坂しますが、ほどなく勾配を上り詰めた地点であえなくダートは消滅・・・。どうやらここが上犾川林道の終点のようです。ひょっとしてこの先、藪に覆われたダートがまだ続いているのかとも思いましたが、そのようなこともなく、ここは純粋に終点となっているようでした。Y字分岐の先、まだまだダートが延びているのかと期待していただけに、ちょっぴり残念ですが、まあ、これも良しとしておきましょう。
→ 探索終了!
→ 引き返して鍋滝林道に向かう!
→ 振り返る
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