No.AO-037
原石山線 |
■黒石市 ■全線ダート ■接続→雷山線・青荷沢線 ■雷山線と青荷沢線とを結ぶ |
櫛ヶ峯山麓の山中深く延びるダート群へと続く便利なアクセス林道 |
……こんな感じ…… ■雷山線と青荷沢線とを結ぶ連絡道的なショートダート。コースの中間付近に位置する谷底の青荷川を渡るため、林道標の設置された起点から入線すると、渡河地点を境に前半は断続的にほぼ下り坂が、後半は登り坂が一本調子で続く。路面は砂利質でフラット。後半の登坂区間ではクレバスや若干のガレも見られるが、砂利による尻振りのみ気を付ければ何ら問題はない。このエリアの林道としては延長距離が短く、また沿道は草深い森に囲まれて特に景観的なものも望めないため、あっという間に走破してしまい、やや物足りなさも。 とはいえR454方面から櫛ヶ峯山裾一帯に無数に延びる林道群へ楽にたどり着けるアクセス林道としての価値は大きい。 |
■原石山線の起点直前の地点です。手前の雷山線からやって来るとY字になっており、ここを左折すれば大小川線へと抜けられますが、原石山線は道なりの右手方向になっています。地図上のルートとしては原石山線経由でも青荷沢線→大小川線→R394号線も成り立ちますが、 その場合は大小川線の廃道じみた荒れ藪区間を通ることになるので、その覚悟が必要です。
→雷山線方面を眺める! |
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■林道標起点にやって来ました。いよいよここから原石山線のスタートです! 山中にポッカリと開けた草まみれの荒れ地のような場所に砂利ダートが延びており、幅員も広くていかにも走りやすそうな感じでした。 なお、原石山線を抜ければ青荷沢線経由でR454、砂小沢線、櫛ヶ峯線の各方面へと接続しているため、付近に広がる林道網への、まさにアプローチ林道になっています。 | |
■起点を過ぎて少し進むと下り坂が始まりました。原石山線はその中間地点で青荷川を渡っているため、青荷川を境に前半は下り、後半は登り区間が続くシンプルなコースになっています。 | |
■進むにつれて下り傾斜角度が徐々に増してきます。ダートは定期的な手入れが行われているのか、岩盤状の路面には砂利が敷かれてありましたが、降雨の影響で砂利が洗い流されて一筋のクレバスが発生。ここは傾斜角度が大きいため、路面を流れる雨水の水勢は激しいようで、降雨のたびに溝は深さを増しつつあるようです。とはいえ、オフバイクならば何ら問題はなく、それよりもここは前方にそびえる雨雲に包まれた山の眺めがしっぽりとしてイイ感じでした。 | |
■クレバスが路面をクネクネと蛇行する下り坂を進みます。溝にハマらないように路面を注視しつつ走行しますが、ふと前方の山を眺めると山頂付近に林道の道筋が見えました。これは原石山線起点直前で分岐していた大小川線への連絡ダートであり、位置的にはこの地点になっています。ちなみに、連絡ダート側からもこちらの原石山線ダートはこんな感じで僅かながらに見えています。 | |
■一見するときれいに均されてフラットな感じの砂利ダートですが、実際はややズルズル気味の路面が続きます。それでも幅員は広く、なかなか整備されている印象も受けますが、生い茂る路肩の藪が路面を侵食しつつありました。走りやすそうな見た目とは裏腹に、あまり飛ばしていると、ここは尻振り必須でしょう。 | |
■下り坂を降りきると青荷川に架かるコンクリ橋が現れます。でもこの幅員の広さには何か意味があるのでしょうか? こんな山中の砂利ダートには明らかに不必要な大きさでした。ま、それはさておき、橋を渡るとここからダートは登坂区間に変わります。
→青荷川を眺める! |
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■コンクリ橋を渡って登り坂に突入します。路面は全線を通して基本的には砂利ダートですが、後半の登坂区間に差しかかると路面に若干の荒れが見られるようになりました。細かな砂利が洗い流されてゴツゴツとした地肌が露わになっている感じです。 | |
■登り坂を進むにしたがって拳大の石コロが散乱、ダートの荒れがイイ感じに増してきますが、しばらくすると前方の路面がなんとアスファルトに! 「まさかこんな辺境林道にも舗装化の波が…」と一瞬思ってしまいますが、その地点まで進んでみると…。 | |
■「ここは一体どうなっている…?!」なんと、行く手にアスファルトできれいに舗装された十字路が現れました。こんな山中には不似合いなほどきれいに舗装された十字路で、ここが青荷沢線との接続地点であり、原石山線の終点になっています。ちなみに、原石山線は青荷沢線の途中で突き当たる形で接続しており、それなら分岐は2方向のT字路になっているはずなのに、ここは十字路の3方向分岐状態に…。このうちどれか2方向が青荷沢線だということは分かりますが、どれが正解なのかは分かりません。始めて訪れた場合、まず悩んでしまう地点です。結果から言うと、実は3方向全てが青荷沢線ですが、鋭角に曲がっている左折側は櫛ヶ峯線、砂小沢線方面で、道なりに左カーブしている直進方向は R454側の青荷沢線起点方面、 そして直進に見える右折側もR454側の青荷沢線起点方面になっています。その理由は、通行不可状態になっている右折側の迂回路に直進側がなっているためで、よって、この二つはすぐ先で合流しているようですが、なんとも紛らわしい十字路で、このエリアの迷い地点の一つでもあります。
→探索終了! →引き返して大小川線に向かう! →左折側(櫛ヶ峯線、砂子沢線方面)を眺める! →直進側(R454号線方面)を眺める! →右折側(R454号線方面)を眺める! |