探索日 2006.07.08
No.C-065

杉戸第6支線 ■勝浦市 ■ピストンダート ■接続→杉戸線
■杉戸線から分岐して山中へ向かう

 高確率で鹿にも会える房総の山深く草深いピストンダート林道  

 ↓終盤に現れる藪道区間です。この藪が時季的なものかどうか分かりませんが、
  突破は比較的たやすく、またここは鹿のよく出没する林道でもあります。


……こんな感じ……
■杉戸線から分岐して過ぎの植林地帯を抜けるピストンダート林道。杉戸線の支線林道の中では杉戸第5支線と共に、突入しやすい比較的まともな林道だ。また、杉戸線の支線の中では延長距離が最も長くなっている。その路面は砂利と土の混じったようなダートで、幅員もしっかりしていて走りやすいが、終盤では進むにつれて路肩の藪の侵食が酷くなる。コース的には僅かに下りとなった平坦コースでカーブも少なく直線区間が続いて行く手の見通しがきく。ラストはポッカリとした何もない広場でエンドになるが、その手前の区間が若干の藪漕ぎ状態となる。ただし、この藪漕ぎ区間は大して長くないので、ここは勢いのみで突入してみるのもいいかもしれない。

■杉戸線から分岐している杉戸第6支線の起点です。ちなみに、この分岐地点には林道標が設置されていますが、半ば藪に埋もれかけているようです。それでも路肩の藪を眺めればすぐに見つけられるので、あまり迷うこともないと思いますが、杉戸線本道は手前から左方面、支線の入口は直進方面であることは、支線の草むした路面状態から判断できるでしょう。
■杉戸線との分岐起点から入線すると、やや草に埋もれたわだちが平坦路で森の奥に続いています。路面は土と砂利が混じったようなダートになっていましたが、ここには作業車か何かがごく希に立ち入るのか、踏みしめられたわだちがあるので、まあまあ走りやすくなっているようです。
■雑木が生い茂る森の中をしばらく進むと、いつしか周囲は杉林にとって代わります。どいうやらここは植林地帯のようで、ダートは僅かにゆるい下り坂で杉林の中を直線的に延びています。路面は多少ガタガタとした砂利質ですが、見通しも良いので、普通に走っていれば何ら問題はありません。ちなみに、この杉林では人が滅多に訪れないためか、よく鹿の姿を見かけることができます。
■杉の植林地帯の直線ダートをたどって進むと途中の路肩にトタンの作業小屋があります。今はもう使われていないのか、ボロボロですが、似たような景色が続く杉林の中では、唯一の建造物ということでアクセントになっています。でも、特に意味はありません。ただそこにあるだけです。
■相変わらず直線的に杉林の中に延びるダートをたどってさらに前進しますが、この辺りから路面はやや湿った土質となり、路肩の藪も心なしか勢いづいてきます。車のわだち跡も次第に薄れがちになりますが、オフバイクでの走行には全く問題はありません。気にせずそのまま先へと進みます。
■所々で藪の繁生が目立ってきましたが、ダートはまだ直線気味に続いています。路面が藪ってきた場合、その先の見通しが悪いと少々不安になりますが、ここでは見通しが良く、その先まで確認できるので安心して前進することができました。でも、路肩のすぐ脇は獣でも潜んでいそうな深い藪状態になっています。なお、起点の林道標には延長距離が記されており、この直線区間を走っていると、それ以上に長く感じられますが、実際には延長されたか何かで記載されている距離よりも長いような気がします。多分ですが。
→あ、あれはッ!!
■「さ〜て、どうしようかな」その後さらに進むと急激に藪の勢いが増し、こんな感じになってしまいました。特に路面がヌタっているわけでもなく、ただ単に路肩の藪が路面を侵食している感じで、藪抜けのうっとおしさを気にしなければまだ先へと進めそうです。ただ、好き放題に延びきった藪は背丈がけっこうあるため、パシパシと身体中に擦れてしまい、同時にクモなどの虫もひっついてしまうため、あまりいい感じはしませんけどね…。夏場はあまり軽装で来ると虫だらけになるかも。
■藪漕ぎ区間を少し進むといきなり前方が開けて広場に行き着きました。山中にぽっかり開けてけっこうな広さがありますが、周囲には何も無く全くの藪だらけ! ここが回転スペースを目的としたものかどうかは知りませんが、藪刈りをして切り開かれた場所だと思われます。ここは定期的に除草が行われているような気がしましたが、その実体は不明です。ここから先へと続く道も藪に埋もれたのか見当たらず、取り敢えず一服してから今来た道を戻って杉戸第6支線の探索は終了です。
→探索終了!
→引き返して杉戸線に向かう!