探索日 2006.11.12
No.C-105

柿木台線 ■市原市 ■ピストン半ダート ■分岐→乙女線
■柿木台付近から山中へ延びる

 谷間の荒れ地に沿って延びる藪道も冬場なら楽しめる  

 ↓路面自体の険しさはあまりなく藪ダート初心者の腕馴らしにはピッタリ。
  ハマると楽しい(?)藪道ダート走行が少し体験できたりします。


……こんな感じ……
■入線直後の舗装路を経て途中より藪道ダートを進む市原市付近では貴重な林道。始終、人気のない山中の谷間に沿って進むが、谷間は荒れ地のような開けた感じになっており、林道によくありがちな周囲からの陰鬱な圧迫感はさほど無い。ダート区間は乙女線の分岐地点までは砂利質フラットで走りやすいが、そこから先は少々藪の侵蝕が激しくなっている。夏場の突入では藪への覚悟が必要だろう。しかし、柿ノ木台線で難点なのは藪だけであって、ガレなどは無くコース自体に険しさはあまり見られない。終点付近の土質路面にさえ注意していれば突入はたやすい。藪をあまり気にしなければ意外と楽しい1本だ。

■柿木台線の起点です。この付近の道路は少々入り組んでいるのでアプローチの道順をざっと述べておくことにします。まず月崎3号線の起点(小湊鉄道月崎駅前側ではなくその反対側です!)のT字路を目指してください。T字路に着いたら月崎3号線側から見て左折します(右折は小湊鉄道月崎駅方面です)。そのまま道なりに進むと隧道があるので、それを目標にしてください。途中に分岐が1ヶ所ほどあったと思いますが、全て左方面に進めばOKです。後は道なりに進めば左手に下っていく柿木台線の舗装路と林道標が見つかるはずです。
■入線してしばらくは舗装路が続きます。起点直後の下り坂を降りると、こんな感じの山間に開けた田圃か荒れ地のような場所に沿って進みます。ここはたまに車も通行するので対向車には注意してください。
■しばらく進むと二股分岐が現れますが、柿木台線の本道は右折になっています。ここには標識の類は無く、道なりだと左折してしまいがちなので注意してください。ちなみに、左折すれば途中の左手に入口のある名無し林道のダート経由で月崎3号線へ抜けられます。
→ここを左折すると…
■二股分岐を右折して少し進むと舗装路が途切れると、いよいよダート区間が始まります。ダートはフラットな砂利質で、周囲は谷間のやや開けた荒れ地になっており、小さな小川の流れに沿って蛇行しながら道は延びています。
→付近を調べる
■谷間に沿った荒れ地の脇をさらに進みます。ダート路面は走りやすいですが、この辺りからどちらかというと土質ダートに代わってきます。晴天時には谷間に陽が差し込んで気持ち良いですが、雨天時や曇りの時は少々陰鬱な雰囲気がするかもしれません。ちなみに、この時点で前方に立つ林道標が写っているのですが、分かります?
■先程述べた林道標の手前までやって来ました。この場所は右T字路となっており、そばには乙女線の林道標が立てられています。本道はここを左折で、乙女線を直進方面に分岐している形になってます。初めて訪れると、そのまま直進してしまいがちですが、柿木台線は左折後もまだ続くので注意してください。
→乙女線に突入!
■乙女線との分岐地点を左折した直後の様子です。路面を覆う藪の中にわだちが延びています。分岐地点から眺めると作業道か山道の類に見えてしまいます。初冬の時季でこの有様ですから、盛夏の頃には鬼藪状態になっているかもしれません。訪れるのなら真夏の時季は避けた方が良いかもしれませんね。ちなみに最上段の写真はここから分岐地点を振り返った眺めになっています。
■乙女線との分岐地点を左折、物置小屋のようなバラックの脇を抜けて進みます。藪が少々うるさいですが、路面にわだちがついているので、それに沿って進みます。それにしてもこの区間、夏場だとクモのネット攻撃が酷いかもしれません。やはり突入するなら虫の出ない季節が良いでしょう。
■そのまま道なりに進むと、ゆるやかなの堀勾配になった長いストレート区間が現れました。ここまで来て路面状況も落ち着いてきたようです。ダートの左手は田圃になっており、こんな山中にも田が開かれていることに関心させられます。おそらく、途中の荒れ地もただの休耕田なのかもしれません。ま、柿木台線は農道系林道と言ったところでしょうか。
■そのままストレート区間をしばらく進むと、いきなり道が途切れて終点です。林道標が無ければ、ここが柿木台線の終点だとは絶対に分からないでしょう。周囲を見渡してみましたが、ここから先に進めそうな道はなく、冬枯れした草むらの中でXRを反転させれば柿木台線の探索は終了です。
→探索終了!
→振り返る