探索日 2009.12.12
No.T-166

家之子2号線 ■東金市 ■全線舗装
■家之子地区内に延びる

 ひっそりとゴルフ場脇へ延びる実質「一般道」化した全線舗装の完抜け林道  

 ↓見所は途中の丑ヶ池。東金市にも水辺の景色の良い素敵な林道があると言っ
 て林道ビギナーをここに連れ出すと、その後口をきいてもらえなくなります。


……こんな感じ……
■東金市家之子地区にあって、すぐそばに存在する1号線と連番をなす完抜け林道。全線舗装状態にあって途中にある老人ホームへのアクセス道となっているため、道としての区分こそ「林道」であるが、実質的には一般道と変わりはない。さらに林道であることの唯一の証となる林道標はどん詰まりの終点にのみ存在しているため、一見してここが林道であると知ることも困難かと。コース的には前半は田圃沿いの平坦路で、老人ホームを過ぎた後半区間は過激な登坂路となり、途中左手には唯一の見所である「丑ヶ池」を望むことが可能。アプローチも分かりにくく、フル舗装に加えて延長距離も短いため、はっきり言ってマニア向け林道であることは否めない。

■東金市「家之子」地区にある家之子2号線は、すぐそばに存在する1号線の出口から僅かな距離に位置しています。したがって当林道を訪れる場合は1号線→2号線の順で探索するのが効率も良くてお薦め。その経路をざっと説明しておくと、まず1号線の終点直前の坂をりきるとT字路があるのでそこを右折します。さらに次の別れ道を左折するとこの市道に突き当たるのでそこを左折(画像では前方)します。文字で説明するとややこしいですが、林道出口からの距離はすぐそこですよ。
■市道を少し進むと「←特別養護老人ホーム芙蓉園」の看板が立つ左折路があるので、そこを左折。左折した先が目指す家之子2号線となっています。ただし、同地点には林道標が設置されていないので、事前情報がない場合はここが林道であることにはまず気が付かないでしょう。ちなみに、林道入口をそのまま直進したすぐ先の右折路(車の停車している地点)へと入れば、姫島根蔵線湯坂線の入口付近へと行くことができます。
■そしてここが家之子2号線なのですが、林道であることの実感がまったく湧きません。田圃脇に延びるのどかな農道といったところです。ちなみに、この地点からはすぐそばに位置する1号線の出口が見えており、さらに道端には舗装された林道沿いに電柱が延びているので、その先に何かの建物があるなと思ってさらに進んでいくと…。
→家之子1号線の出口を眺める!
■その先には林道区間の入口に掲げられていた看板にあった老人ホーム、すなわち芙蓉園の施設が現れます。施設へと向かう車が行き来するため、ここまでは意外と交通量があり、対向車との出会い頭のすれ違いには注意して下さい。それにしてもこのような場所に老人ホームとは…。
■シーンと静まりかえった老人ホーム前を通り過ぎると、田圃脇の舗装路はやがて登り坂に差しかかります。この坂はなんだと思って登り切ってみると…。
■その上に溜池が現れましたよ。そばに立てられた案内板によるとこれは「丑ヶ池」とのこと。水際への簡単な遊歩道が整備されており、場所が場所であるため訪れる者もなくてシーンと静まりかえっていたっけ。で、家之子2号線の舗装路はその脇をさらに登坂して延びています。
→丑ヶ池を眺める!
→案内板を眺める!
■丑ヶ池の脇を抜けてさら坂道を登ってゆきますが、あらら、その傾斜角度は当初思っていたものよりも過激になってきましたよ。手持ちの地図によれば、林道の行き着く先は新千葉カントリー倶楽部の敷地となっていて、家之子2号線はその敷地を目指して一気に登り詰めているようです。それにしてもこの坂道はキツいなぁ。
■そしてその過激な坂道を上り詰めると、ゴルフ場脇のT字路に突き当たって家之子2号線はエンドを迎えます。T字路の左右は共にゴルフ施設の管理道を兼ねた未舗装な農道となっていて、右折した場合はその先で一般道へと抜けらます。なので、今来た舗装路をダラダラと戻るよりは、農道経由で林道退出した方が楽しいかもしれません。これで家之子2号線の探索は終了ですが、ちなみに家之子2号線の林道標は実はここにちゃんと存在しているのですが、どこにあるか分かります?
→探索終了!
→林道標!
→T字路右折側の様子!
→T字路左折側の様子!