あぜ道じみたこの区間の路肩には「ヒガンバナ」の群生が!
ヒガンバナ(彼岸花)は「曼珠沙華」などの別名に加えて異名がとにかく多いのが特徴で、
その数は方言も入れると実に1000以上もあるそうですよ。
代表的なものとして
死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花、捨子花、毒花、痺れ花、天蓋花、
狐の松明、葉見ず花見ず、雷花、歯欠婆などがあり、
英語ではレッドスパイダーリリー、ハリケーンリリー、レッドマジックリリーなどなど・・・。
ちなみにヒガンバナが田や畑のあぜに多く見られるのは、
田や畑を荒らすモグラやネズミ、虫などの生物がヒガンバナの毒を嫌って避ける効果を狙ってのこと。
また昔から墓地でよく見かけるのは、
虫除けや土葬後に死体が動物によって掘り荒らされるのを防ぐためだったみたい。
江戸時代には飢饉の時の救荒植物として食されたらしいですが、
毒抜きをせずにそのまま食べると吐き気や下痢、中枢神経の麻痺を起こしちゃいますよ。

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