ガスに包まれた町道加須美峠函岳線のダートをさらに進んで標高960mほどまで登ってきました。標高がさらに上がったことで風が出てきたので、その風が濃霧を吹き飛ばしてくれないものかと期待しますが、残念、ガスが途切れることはなかったなぁ。 | |
その後も徐々に高度を上げながら前進しますが、知らぬ間に森林限界を通過したのか、やがて道すがらに樹木の姿が見られなくなり、生えているのは藪草と背の低いイジけたような灌木くらいとなりました。眺望を望むことも叶わず、道すがらには似たような景色がどこまでも続きましたが、それでも「函岳山頂に近づいてきた」感は大きくなってきます。
→ 眺望を眺めてみる! |
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ついに標高1000mを突破! 五里霧中状態で函岳山頂を目指して引き続き砂利ダートを進撃していきますが、ダートは美深町と枝幸町の境界の美深町側を忠実にたどって進むのではなくて、函岳山頂の手前で美深町の北に隣接する「音威子府村」へと一瞬入ります。そうなると、美深町の町道である加須美峠函岳線は音威子府村の村道でもあるわけですが、しかし、「村道加須美峠函岳線」という名は聞いたことねーな。 | |
おお、やったぜぇ! そして唐突にたどり着いた町道加須美峠函岳線の終点、すなわち函岳山頂がここでした。濃密なガスが充満する中をその後も進んでいくと、やがて道すがらの右手に濃霧の中から浮かび上がるかのように広い駐車場とその入口が現れますが、駐車場入口の傍地点に鋼鉄製の屈強ゲートが設置されていたのを確認! ダートはゲートの先になおも80mほど続きますが、しかし、自由に通行できるのはここまでみたいです。というわけで、もうこれ以上は進めないのでとりあえず駐車場に入ります。
→ ゲートの先を眺める! |
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函岳山頂の駐車場に入ると、ダートに面した片隅に案内板が設置されていたので、まずはそれを眺めてみます。いわゆる「函岳ダート」については知っていたけれど、「函岳」そのものについては全然知らないのでね。え〜と、どれどれ?
→ 案内板を眺める! → 付近を見渡す! |
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案内板を眺めたら、次は函岳山頂からの眺望を眺めるべく、誰もいない駐車場内を横切って見晴らしの効きそうな地点に移動しますが、ダメだこりゃ・・・。駐車場からは360度、どこもかしこも白乳色のガスが充満していてなにも見えていねーし! | |
美深歌登林道から町道加須美峠函岳線へと連続ダートを一騎駆けに駆け抜けて、はるばる標高1129.3mの函岳山頂にやってきましたが、山頂は生憎のガス模様。眺望度ゼロだったので速攻で引き返そうかとも思いましたが、次はいつ再訪できるか分かりません。なのでガスが晴れるのをここでしばらく待ってみることにします。 | |
こちらは駐車場から眺めた函岳山頂の東方向、枝幸町の「熊野岳(954.3m)」がそびえる方向ですが、あっはっは、見事なまでになにーんも見えていませんなぁ! 快晴時には遠くオホーツク海や利尻富士が眺められるらしいですが、今は視界ゼロ! | |
そういえば函岳山頂の駐車場には山小屋風の建物がありました。しかし、建物はあすぐそこに立っているというのにガスで全然見えねーぜ。 | |
建物の正体は休憩小屋(函岳ヒュッテ)でしたが、建物には足場が組まれ、周囲に建築廃棄物を入れるフレコンやブルーシートがごちゃごちゃと置かれていて、なにやら改修工事中らしい様子。もしや、中でむさ苦しい山男でも寝ていたりするんじゃないかと思いましたが、改修工事中につき利用不可で休憩小屋には誰もいませんでした。 | |
その後はWRのそばの地面にどかっと座り、函岳山頂を覆い尽くす濃厚なガスが晴れるのを誰もいない駐車場で10分、20分と待ちます。この時の函岳山頂には風が吹いていて、霧はかなりの速さで吹き流されているので、そのうち晴れると睨んだんだよな。 | |
!? おお、なんだか青空が見えてきたような気が! 前方の小山の頂上が標高1129.3mの函岳山頂地点ですが、次の瞬間、そこに浮かび上がってきたのは・・・? | |
してやったり! あれは函岳レーダー雨雪量観測所じゃないですか! 山頂を吹き抜ける風でガスが吹き流されて青空がのぞき、そして観測所の姿が浮かび上がってきました! | |
となれば、山頂を覆うガスが一瞬晴れたこの機を逃さず、函岳レーダー雨雪量観測所が立つ函岳山頂まで行ってみることにします! ただし、屈強な鋼鉄ゲートによって観測所への車両の立ち入りは拒まれているので、歩きでですけどね。 | |
屈強ゲートの脇から歩いて函岳山頂に向かいます。観測所の立つ地点が町道加須美峠函岳線の正真正銘の末端地点であり、つい先ほどまではガスでなにも見えていませんでしたが、なるほど! オフライダーの聖地「函岳ダート」の末端地点はこのようになっていたのか!
→ さらに町道加須美峠函岳線の探索を続行! → 探索終了! |
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