ワレ西上作戦開始セリ! 猛暑の山と海の林道探索ツーリング 7月21日(日)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
2日目  → 敦賀市「敦賀トンネル温泉 北国グランドホテル もどる  









ガソリン給油量 7.94L 給油回数2回 ガソリン代 1455円 高速代 1030円 総走行距離 175.1km トップへもどる


おはようございます! 敦賀トンネル温泉北国グランドホテルで迎えた林道探索ツーリング2日目の朝ですが、現在時刻は午前6時くらい。目覚めと同時にベランダから敦賀市街を眺めてみると、今日は夏晴れの猛暑日になりそうな予感!

しかし、熱帯夜明けの朝は全く涼しくなくて、朝6時の時点で気温はすでに28度(湿度80%で不快指数79)。ベランダの窓を開けると即座に熱風と化していた外気を全身に浴びてしまい、この時点ですでに蒸し暑くて不快指数は高かったです。

というわけで今日は雨の心配はありませんが、その代わりとてつもなく暑い一日になりそう。予報では気温は午前9時頃には早くも30度(不快指数83)を超えて、昼頃には36度(不快指数87)以上に達するとのこと。







2日目の朝は朝食を取ることもなく朝風呂だけ浴びて、身支度を整えたら林道に向かってすぐに出発します。宿で朝食を取ると、なんやかんやで出発が遅くなるので、今回のツーリングでは夕食だけのプランで予約してみたというわけ。







現在時刻は午前7時。北国グランドホテル正面玄関脇にてエンジンを始動しますが、それにしても朝から照りつける日光の暑いこと暑いこと! WRのシートに跨った瞬間、早くも玉の汗が額に滴りました。

正直、できれば今日の林道探索はもう中止して、冷房の効いた涼しい部屋で昼寝しつつ温泉に入り、朝から晩まで一日中ダラダラして過ごしたいと思いましたが、まだ午前7時だというのに宿の外はそう思ってしまうほどの暑さだったです。

今日の予定としては、まずは「敦賀市」から「小浜市」に移動して若狭幹線林道を探索し、その後は昨日ゲートによって通り抜けを拒まれた黒河マキノ林道、粟柄河内谷林道の福井県側区間を訪れるつもり。その後、時間があれば滋賀県「長浜市」へと移動して「余呉湖」周辺の林道群を探索調査しようと思っています。







というわけで宿を出発したら、まずは「敦賀IC」から北陸道に入り、「敦賀JCT」から舞鶴若狭自動車道に入って「小浜IC」まで一気に高速移動。

高速料金1030円を支払って高速を退出たら小浜市街地を横切ってR162へと進み、国道を北上して若狭幹線林道入口を目指しますが、途中、小浜市街地へと向かう県24沿いにで見かけた「ローソン小浜府中店」の日陰に逃げ込んで小休止します。

ちなみにここ「小浜市」は、2022(令和4)年8月1日には39.1℃を記録しているほど福井県の中でも夏の気温が暑い場所。この時も日陰に入らないと熱射病でぶっ倒れそうなほどの暑さでしたが、その一方で冬の寒さとしては1997(平成9)年2月12日にマイナス10.1度を記録するなど、なかなか両極端な気候です。







現在時刻は午前7時57分。コンビニの冷たいアイスコーヒで喉を潤して一息入れたら、林道突入に備えてコンビニそばの「エネオスセルフオバマSS」で給油しておきます。ハイオクL / 181円で3.43L / 621円入りました。







給油を終えたらR162を若狭町方向に北上することおよそ5.5キロで目指す若狭幹線林道の入口に到着しました。具体的な場所は福井県「阿納尻」。林道入口は国道沿いにあって、WRのすぐ背後には内外海半島に向かう県107(エンゼルライン)が左折していく「阿納尻三差路」交差点が見えています。







小浜市阿納尻にある若狭幹線林道入口の様子です。林道入口はちょっとした広場のようになっていて、森の中へと登坂していく1車線舗装路となった林道の入口脇にはデカデカとした林道標および林道区間マップが掲げられていました。なお、林道標と地図看板は目立つので入口を見過ごすことはまずないと思います。







広域基幹林道 若狭幹線
3本の丸太と2本の木棒の集合体になっていた若狭幹線林道を示す林道標。中央の丸太には「若狭幹線」と、そして2本の木棒には「小浜市」および「広域基幹林道区間」と記されていましたが、この林道標ってなにかのオブジェみたいだな。







近畿自然歩道 阿納展望台 2.0km
林道標の脇には「近畿自然歩道」を示す木杭もありました。これによれば林道をこの先2.2キロ進んだ地点に「阿納展望台」があるみたいです。







そして林道区間入口にデカデカと掲げられてた林道区間マップがこれ。「若狭幹線林道といったらこの看板!」というほど林道ライダーにはよく知られており、現在地と経由地が分かりやすいイラストで記されています。

また、地図看板には延長距離は22.0キロ、幅員5.0m、そして起点は小浜市阿納尻、終点は若狭町坂越であることが記されていますが、この地図で注目すべきは「終点」付近。その理由は若狭幹線林道を進んでいけばおのずと分かりますが、まずはこの地図で終点付近をよく眺めて覚えておいてくださいね。







関西屈指のメジャー林道「若狭幹線林道」にいざ入線! 阿納尻三差路交差点そばの国道沿いの林道入口から入線すると、その直後から連続した登り坂が開始。藪じみて鬱蒼として薄暗い森の中をまずは一気に登坂していきます。







道すがらに眺めるものもないまま黙々と舗装された坂道を登坂中・・・。我慢の時が続きますが、若狭幹線林道は海の眺望が素晴らしい林道だと聞いていたので、この先でどのような景色が待ち構えているのかとても楽しみでもあります。







ふと眺め上げた上空はこれ以上ないほどの夏晴れ! 雨の心配がないのは本当に嬉しいですが、しかし、時間の経過とともに気温はうなぎ登りで急上昇してしまい、照りつけるギラギラな太陽ですでに33度を軽く突破!







海だ! その後しばらく坂道を登坂していくと、左の木立の隙間から海が見えてきましたが、あれは対岸の内外海(うちとみ)半島とに挟まれた小浜湾が最も奥まった阿納尻の湾。後に越前の朝倉家に領国化されて滅亡した若狭小浜の戦国大名「武田義統」が治めた場所で、天然の良港ということで水軍の拠点でもあったらしいです。







道すがらに木立の隙間から見え隠れする海を眺めながらさらに登坂していくと、路肩にブロックタイプの林道標を見つけました。







広域基幹林道 若狭幹線
道すがらに発見した林道標。よく眺めると「平成2(1990)年度広域基幹林道若狭幹線着工区 延長206m 幅員5.0m」と記されていましたが、これは林道が順次延長開設されたことを示す林道標らしいな。というわけ延長開設を示す林道標は、この先も道すがらに数え切れないほど大量に設置されまくっています。







その後、右上りカーブの途中で阿納展望台が現れました。若狭幹線林道には道すがらに展望台が数か所設けられていて、ここが最初の展望台になっています。通りがかった時には誰もいませんでしたが、もちろん立ち寄ってみます。







近畿自然歩道
久須夜ヶ岳展望の道
◯コースの概要(コース延長L=8.0km)
(東方面)小浜市犬熊 - 小浜市田島
犬熊から田島に至るコースから見る久須夜ヶ岳の展望は、小浜市内からのものとは一見違った、
切りたった男性美豊かな姿を見せてくれます。

◯主な見どころ
1久須夜ヶ岳
小浜湾をカニのはさみのように囲むのが大島半島と内外潟半島で、
その内外潟半島の中央に位置する久須夜ヶ岳は、若狭湾から一気に619m隆起する秀峰です。
久須夜ヶ岳の北側の山際は、打ち寄せる日本海の荒波に浸食され、
約6kmにわたり断崖、絶壁、奇岩、洞窟が続く名称「蘇洞門(そとも)」で多数の観光客が訪れます。

2蘇洞門
日本海の荒波で削られた絶壁や奇洞はまさに豪壮雄大です。
唐船島、夫婦亀岩、千畳敷き、白石黒石と名付けられた奇岩があります。
なかでも大門、小門と呼ばれる洞門は圧巻で、
小浜市街から6kmにおよぶ船の旅は「若狭湾国定公園」の名に恥じない天下の景勝が楽しめます。

国宝めぐりの道
◯コースの概要(コース延長L=11.6km)
(南方面)羽賀寺 - 東小浜駅
小浜市犬熊から山道に入り、国宝めぐりのコースになっている羽賀寺を経て、
北川沿いの平たんな田園地帯を通り、東小浜駅へ至ります。
周辺には、羽賀寺の他、国宝明通寺等多くの自社仏閣が現存しています。

環境庁・福井県
展望台の傍に設置されていた案内板です。細かな文字で近畿自然歩道に指定されたコース「久須夜ヶ岳展望の道」および「国宝めぐりの道」の概要と、主な見所として内外海半島の「久須夜ヶ岳(618.5m)」と「蘇洞門」が紹介されていました。







木造屋根付きの四阿になっている阿納展望台。誰もおらずちょうど良い日陰になっていたので、ここから海を眺めてみます。







阿納展望台から見えているのは阿納尻の湾。先ほど道すがらに木立の隙間からも阿納尻の湾を眺めましたが、展望台からの方が標高が高い分だけ空が大きく開けて見晴らしが良いものの、基本的には同じ景色ですね。







小浜湾北東の最奥に位置する阿納尻の湾をズームアップで眺めてみますが、波もなく穏やかな海面はスベスベな鏡面みたいでとてもきれい!

直径800mほどの丸い形をした阿納尻の湾は西(画像左手)が湾口になっていて、北、東、南は陸地で塞がれていますが、この辺りは1930(昭和5)年より養殖が開始された牡蠣の名産地。なので湾内にはたくさんの「牡蠣筏」が浮かんでいます。

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