■ヘアピンカーブの急坂を登り詰めましたが、予想に反してまだ峠は現れません。そこからはやや平坦がかった緩い坂道がまだその先へと延びており、そこには峠の代わりに電波塔のような施設がありました。峠はもう少し先の地点のようです。 | |
■電波塔を過ぎてしばらく進むと、ちょっとした広場に出ました。よくあるパターンで、広場に林道開通記念碑が設置(ここにはコンクリ製の林道標もあり)されていたことから判断するに、どうやらここが峠になっているようです。でもその先はすぐに下り坂に転じているのではなく、しばらく平坦路が続いています。一口に峠と言ってもその形は様々ですが、ここの場合は、峠の上が緩慢なふくらみを持っていて、どこがその頂であるかよく分からないタイプでしょう。ヘアピンカーブの急坂を登り詰めて峠であろう位置にやって来てみても、尾根が僅かに盛り上がっているだけで面積が広く、どこが本当の峠の地点であるのかよく分からない感じです。
→周囲を調べる! →周囲を調べる! →広場を見渡す! |
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林道開通記念碑のある広場から延びる平坦区間です。路肩両脇がびっちり隙間無く木々に覆われていて、まさに緑の壁状態! こんな状態のストレートがしばらく続き、ここが山の頂であることを全く感じさせません。緑の壁が特徴的な、なかなか面白い雰囲気です。 | |
■先述の緑の回廊をしばらく進むと路肩が大きく広がって、路肩右手に看板状の林道標が設置されていました。ここもちょっとした広場っぽい場所ですが、周囲には山の山頂付近でよく見られる低木が茂っているため、眺望は望めません。参考までに、この地点は標高1280m、起点から14051mで、峠の平坦路はここまでになっています。
→林道標を眺める! →振り返る! |
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■林道標設置地点を過ぎて進むとようやく下り区間にさしかかりました。ダラダラとした緩い下り坂ですが、なぜか路面はいきなりコンクリ舗装に…。ここは路肩目一杯にまで木々というか、藪が迫っており、寒帯性ジャングルとでも言った感じです。当然、視界は全くききません。 | |
■で、少し進むとコンクリ舗装は途切れてまた砂利ダートに戻ります。道は山肌に沿って基本的には下りとなっていますが、部分的に僅かにアップダウンを繰り返したりしていました。緩くカーブを描きつつ直線っぽい区間が続きます。 | |
■前方に遠くの山々を眺めながら進みます。ここはまだ標高が高いのか、XRに跨って立ち上がった視線の高い状態だと、それなりに開けた感じがしますが、立ち止まって路面に立つと、路肩の草木が邪魔であまり視界はききません。走りつつ眺めた景色が良さそうなので、一枚撮っておくかと、いざ立ち止まってみると、草木が邪魔で良いアングルが得られない、というよくある状況です。 | |
■所々で軽くカーブを描きつつさらに下っていくと、山肌になった左手路肩に湧き水がありました。小さな水飲み場のようになっていましたが、「○○の水」といった看板などもなく、見過ごしてしまいそうな小さな湧き水地点です。飲料水を切らしてしまった場合の、三河小田川線唯一の無銭水分補給ポイントでもあります。
→湧き水を眺める! |
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■「お〜い、またか…」湧き水を過ぎた先で再び舗装路の出現です。幅員もやや広めのしっかりとした舗装区間がしばらく続き、ひょっとしてここから先はオール舗装化? と、その先の様子が危ぶまれます。道は相変わらず緩い感じで下りになっています。 | |
■しばらく舗装区間を進むと4度目のお約束で路面は再びダートに戻り、その後は距離をかけつつダラダラと下り区間が続きます。で、その先にあったのがこの名無し分岐地点です。左カーブの途中にいきなり現れましたが、もちろん、林道標などはありませんでした。
→分岐ダートを眺める! |
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■ここまで下ってくると、すっかり標高も下がってしまったらしく、ダートの周辺は再び山裾の鬱蒼とした森に囲まれてしまいました。木々の密集度は高く、びっしりとして茂って全く隙間もありません。ダートから一歩森の中へと踏み込んだら、罰金で「三万エン」を失うと同時に即遭難してしまうことでしょう。なお、この区間の砂利ダートは路肩に小さなクレバスがあり、若干ラフな感じになっていました。 | |
■地図上では三河沢に沿って直線区間が延びていますが、沢の流れなど見えるはずもなく、どこまでも続く山裾区間をダラダラと下って進むと、遂にダートは途切れてこのY地分岐に行き着きます。雰囲気的にはダートの途切れたこの辺りが終点だと思われますが、ひょっとしたら中山宿駅付近が終点になっているのかもしれません。林道標が設置されていないため正確なところは不明です。Y字分岐を道なりに左折するとほどなくJR磐越西線中山宿駅およびR49号線に、右折側は中山都沢線になっています。 | |
■ここが三河小田川線に含まれるのかどうかは不明ですが、中山都沢線の分岐を過ぎると舗装路は広大な水田地帯に沿って延びています。ひたすら続く直線をたどって進むと、やがて前方に左右に横切る磐越自動車道が現れ、ガード下をくぐった先に中山宿駅があり、すぐに国道へと突き当たります。若干、歯切れの悪さを感じますが、長かった三河小田川線の探索はここで終了、とりあえずは先ほどの中山都沢線の分岐地点付近を終点としておきます。
→探索終了! →振り返る! |