一ノ渡戸四ツ屋線

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■林道の最高地点である東屋を出発すると、その後はなだらかな下り主体でダートは続きますが、まずは東屋に面している深い谷間を回り込んでその対岸の斜面に移動。ここはちょうど先ほど東屋から見えていた地点であり、ここからは逆に谷間を挟んで左手に東屋付近を眺めることができます。
→東屋を眺める!
■そして差しかかるのが一ノ渡戸四ツ屋線の後半最大の見せ場となるこの地点です。ここからは恐ろしいほどに深く切れ込んだ深い谷間を眼下に俯瞰できると同時に、その向こうにそびえる残雪を被った山の頂を遠望することができました。まさにここは会津の山深さを実感できるビューポイント!
→谷を見下ろす!
→山を見上げる!
■「残雪だ!」恐ろしくも雄大な谷間の光景を堪能しつつ、なだらかにダートは下って進みますが、ここにいたって危惧していた残雪が! といっても以降の区間はもう下りのみ。その脇には本格的な春の訪れを告げるフキノトウも大量発生しています。ここまで来てしまえばもう大丈夫でしょう。
■おっと、これは水溜まりですね。確か一ノ渡戸四ツ屋線探索の前後数日間は雨は降っていなかったので、これは残雪の雪解けが原因でしょう。そしてここには春の風物詩とも言うべき、水溜まりが昨日や今日に発生したものではないという証拠が…。
→水溜まりを眺める!
■一ノ渡戸四ツ屋線のダートは、途中にあった東屋を過ぎると下り主体となり、後はもう終点目指して下るのみであると思っていたのですが、その後再びやや急勾配な登り区間が現れました。補修の一環としてそこには真新しいバラストがザクザクに敷かれていましたが、おかげでここはかなりズルズル気味に…。林道は四輪の通行を第一の目的としているので、四輪にとっては有難い処置かもしれませんが、それは時として二輪にとっては全く嬉しくないとも言えるでしょう。
■ハンドル操作のしにくいザクザクな深砂利区間を登っていくと、その途中の右手に堰止め湖のような小さな池が現れました。ここは通常期であれば干上がっているのでしょうが、雪解けの時季なので期間限定で出現していたものと思われます。ま、立ち止まって眺めるほどでもないですけどね。
→池を眺める!
■さらに勾配を登り詰めて前進すると、やがて行く手に黒森線を分岐するY字路が現れますが、一ノ渡戸四ツ屋線は右折で、左折側は黒森線となっています。ちなみに画像は黒森線側から撮ったものなのでややこしいですが、右手から左手が一ノ渡戸四ツ屋線、手前が黒森線ですよ。ここには黒森線の林道標と林道地図看板が設置されているので、さほど迷うこともないでしょう。ちなみに黒森線との分岐付近を地図上で眺めてみると、 分岐がかなり交差しているように記されていますが、 実際にはそのようなこともなく地図上との間にはかなりの食い違いが存在している模様。なので、地図上で一ノ渡戸四ツ屋線ルートをイメージ走行すると複雑ですが、実際にはそうでもありません。
→黒森線に突入!
■黒森線を左手に分岐した後は直線主体で軽快なフラットダートが続きました。ここまでやって来ると、標高の高さは感じられなくなって山岳ダートの趣は薄くなり、穏やかな森林の中をのんびりひたすら進むといったところでしょうか。
■見通しも良く、固く締まった路面状態も良好! ストレスを感じさせない高速巡航も可能なほどの快適ダートが続きます。ただし、そうはいっもここは林道。「なぜこのような場所で?」と思えるような地点に落石が転がっていたりするので、最低限の注意だけは必要です。
■一ノ渡戸四ツ屋線の魅力は、中盤の東屋付近の高所ならではの山岳ムードであると同時に、後半区間に当たるこのフラットな走り心地抜群な雰囲気の良さでしょう。一気に駆け抜けるも良し、まったりのんびり走るも良しでオフを存分に満喫できるでしょう。
■土砂崩れや落石などといった自然災害系とは無縁にも思える穏やかコースが続きましたが、やはりここは林道なので途中にはこのような倒木も。杉の木が根元からポキっとヤレれていましたが、一体なんで倒れてしまったのでしょうか、これ? 
■ほぼ平坦ともいえる穏やかなフラットコースを進んでいくと、やがて左手の杉林の向こうに1本のダートが見えてきます。これはすぐに合流するかのようにも見えますが、なぜかそうはならないで、杉林を挟んでの併走状態がしばらく続きます。
→左手を眺める!
■左手に併走するダートの正体は大巣子線で、しばらく併走してから一ノ渡戸四ツ屋線へと合流。ここには林道標が設置されているので、進むべき方向を間違えることは考えにくいですが、一ノ渡戸四ツ屋線を進むには直進、切り返して左折すると大巣子線ですよ。念のため。
→大巣子線に突入!
■大巣子線を分岐すると、一ノ渡戸四ツ屋線のダートは右手に位置する萱野山(860m)を大きく回り込むようにして終点である県325号線との合流地点を目指します。沿道には杉林と雑木林が混じった広大な森が展開しており、森の奥深さは感じますが、山深さはあまり感じません。
■基本的には下りとなってはいるものの、ほとんどなだらか状態であった一ノ渡戸四ツ屋線のダートですが、やがて傾斜角度が徐々に増大。次第に「下り」を改めて意識し始めてくると…。
→さらに一ノ渡戸四ツ屋線を進む!
→もう飽きた…