No.F-106
大巣子線 |
■会津若松市 ■全線ダート ■接続→一ノ渡戸四ツ屋線 ■一ノ渡戸四ツ屋線から分岐して東山町湯川「大巣子」地区とを結ぶ |
廃村「大巣子」集落へと至るダートは快適だが延長距離が短か過ぎて… |
……こんな感じ…… ■一ノ渡戸四ツ屋線から県325号線へのショートカット的存在のダート林道だが、林道区間は途中の「大巣子」集落入口までとなっている。林道標は一ノ渡戸四ツ屋線口と大巣子集落入口に存在し、アプローチ的には一ノ渡戸四ツ屋線側からの方が分かりやすく、かつ時間もかからない。ただし、延長距離はかなりショート。一ノ渡戸四ツ屋線から入線すると、長い直線とその先の切り返しカーブでなだらかに下り、あっという間に大巣子集落へとたどり着いてしまう。路面状況および道すがらの雰囲気は良好で、決して悪くはない1本であるだけに、延長距離の短さが残念な林道である。全線走破に時間はかからないので、気が向いたら立ち寄ってみるのもいいだろう。 |
■一ノ渡戸四ツ屋線から分岐する2本の名のある支線林道の一つである大巣子線の入口にやって来ました。一ノ渡戸四ツ屋線を「四ツ屋」地区方向(画像では前方左手)からやって来ると、入口の手前にて左手に併走して近付いてくる大巣子線のダートが見え始め、「あのダートはなんだ?」と思っていると、やがてこの入口が現れます。 | |
■そこに名のある支線林道が存在していたからには入線しない手はないですが、その前に手持ちの県別地図を眺めてみると、この大巣子線は一ノ渡戸四ツ屋線から分岐して林道名にもなっている「大巣子」集落へと至る林道であることが判明。延長距離的にはかなりショートですが、林道は生活道路をも兼ねているのか、なかなか整備が行き届いている様子です。 | |
■一ノ渡戸四ツ屋線から鋭角に切り返す形で分岐すると、その直後に現れるストレート区間です。路面状態は上々であり、周囲の森にも暗い閉塞感はみられず、いたってのどかな雰囲気でした。ちなみに、この直線区間の右手には一ノ渡戸四ツ屋線のダートが併走しています。 | |
■遙か前方まで見通せたストレートを末端まで進むと、ここでダートは右手に切り返す形でカーブします。カーブは下り坂となっており、ダートはそのまま杉林の植林の森の中へ進んでいく模様。 | |
■その後しばらく杉林の中を下って進む(最上段の画像参照)と、やがて左手に切り返す形で鉄門の設置された分岐が現れました。初めてやって来ると、思わず「怪しいダート!」とも思ってしまいますが、その正体は鉄門の前に掲げられている立て札を見ればおのずと分かるでしょう。
→立て札を眺める! |
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■怪しい立て札の掲げられた何かの入口を過ぎてさらに進むと「レストハウス鷹」なる白塗りの建物が…。そういえば、林道の終点である大巣子集落を過ぎた先には、とうの昔に廃業したという「大巣子スキー場」跡があります。なので、これはどうみてもスキー客目当てのレストハウスであったとしか思えません。でなけりゃ、こんな場所に…。
→レストハウス鷹! |
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■廃業状態にあったレストハウスの前を通過、その後ほどなくしてダートは大巣子集落へと到達します。そしてここが大巣子線の終点なのですが、ダートは集落の家屋群を抜けたその先にも続いているため、うっかり「その先も林道?」と思ってしまうかもしれませんが、集落入口に設置されている林道標の存在によって大巣子線の林道区間はここまでであることが分かるでしょう。
→振り返る! |
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■大巣子線の林道区間は集落入口で終了となることは先述の通りであって、ここはもう正確には林道ではないのですが、せっかくなの大巣子集落見物を兼ねて少しだけ足を延ばしてみます。なお、この「大巣子」集落ですが、見た目にはご覧の通りふつうの田舎の集落っぽく見えますが、実はここ廃村らしいですよ。といっても、家屋群は朽ちて廃屋化しているわけではなくて、定住者が居なくなっただけといったところでしょうか。なので、見た目的にはやっぱりふつうの田舎の集落です。
→家屋を眺める! |
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■大巣子集落を抜けた先にもこのようにダートは下り坂でさらに続いています。そのまま進むと先述した大巣子スキー場跡を通って最終的には県325号線へと抜けられますが、大巣子線から続く未舗装路の探索はここまでにしておきましょうか。なにせ、ここはもう林道区間ではないのでね。というわけで、大巣子線の探索はここで本当に終了です。
→探索終了! →引き返して一ノ渡戸四ツ屋線に向かう! |