No.F-134
ヲテマ室線 |
■古殿町 ■全線ダート ■接続→ヲテマ線 ■大久田「蕨草」地区付近からヲテマ線とを結ぶ |
延長距離は短いながらも「土場」が存在、なかなかイイ雰囲気のダート林道 |
……こんな感じ…… ■県135号線に接続している舗装農道「下大久田竹貫田線」からヲテマ線への連絡林道。延長距離は短かめだが、付近のヲテマ国有林からの木材搬出ルートとなっているため、沿道には土場が数カ所に存在する。雰囲気的には明るく、路面も固く締ったフラットな状態で走りやすい。勾配もほとんどなく、普通に走っていてもすぐに終点へとたどり着いてしまうだろう。林道区間の入口からすぐにダートは開始するが、林道標はそこを進んだヲテマ線との接続地点側にのみ存在しているため、一見でここが「ヲテマ室林道」であることを知るのはなかなか難しい。ただし、ヲテマ線へのアクセスの仕方によっては知らず知らずのうちに通ることもある。 |
■古殿町の県135号線を県14号線との交差点からいわき市方向に進むと、「大久田」地区に「わらびの草バス停」があります。バス停の脇を右折する舗装農道「下大久田竹貫田線」を道なりに進むと左手に現れるヲテマ室線の入口です。といっても、そこには「←ヲテマ山元土場」と記された立看板がぽつんとあるのみで林道標は設置されていません。したがって事前に、もしくは明確に「ヲテマ室林道」を探索するといった目的がなければ、まず気にも留めないような地点となっています。 | |
■舗装農道から分岐すると路面はすぐにダート化して左手に「ヲテマ土場」が現れます。この付近一帯は「ヲテマ国有林」となっているので、そこから切り出された木材などが山積みされていました。そのような土場の前を抜けて林道はその先へと延びていますが、固く締ったフラットなダートが出迎えてくれるでしょう。ただし、ここにもヲテマ室林道を示す林道標は存在していません。 | |
■入線直後のヲテマ土場を過ぎてしばらくダートを進むと、このように不自然に左右にダートが別れる地点に差しかかります。林道探索経験の長い方ならすぐに分かると思いますが、これは「土場」の跡です。付近の土場には必ず名称を記した立看板が設置されているのですが、ここは廃止されているのでそれも無いというわけですね。 | |
■土場の敷地跡を過ぎると二手に分かれたダートは合流して元の状態に戻ります。林道探索ビギナーの方が、土場跡のこのような状態を初めて目にすると「?」と思ってしまうかもしれませんが、各地の林道でもたまに見受けられるダートのカタチです。 | |
■ダートが左右に分かれていた土場跡を通過すると、すぐにこのような右折分岐地点にたどり着きます。ここでやっとヲテマ室線の林道標を目にすることができるのですが、なんと、肝心の林道標は文字が消滅して無情にも判読できない状態に。「や、やられた…!」と思ってしまいましたが、これも分岐地点に設置されていた「←ヲテマ室林道山元土場」なる立看板によって、林道標に記されているのは「ヲテマ室林道」の文字であることが判明したのは幸いでした。ただし、林道名は分かったものの、林道標と立看板の設置されている位置が微妙なため、どの方向がヲテマ室線であるのかが非常に分かりにくくなっています。というか、実際の所は判断がつきません。舗装農道からここまでの短い区間がヲテマ室線である可能性は高いですが、確証は無いといったところです。というわけで、当サイトではこの地点をヲテマ室線の終点とみなして探索を終了しておきます。 | |
■ちなみにこれは右折側の様子であり、当初はこの先もヲテマ室線であると思い込んでしまいましたが、この先には「ヲテマ林道」を示す林道標が存在していることから誤りであることが判明。さらに分岐の直進方向も、付近のヲテマ支線に設置されている林道地図によって「ヲテマ林道」であることが確認できます。ということは、やはり分岐から手前区間がヲテマ室線となっているとか?
→探索終了! →ヲテマ線に突入! |