浅見川林道 Asamigawa

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜　 浅見川林道　［１］ ［２］

	そこから先はすでにフル舗装済みかと危惧されましたが、その先の浅見川を跨ぐコンクリ橋地点でダートは復活していました。そして目に染みるような鮮やかな新緑のトンネルをくぐってダート区間はさらに渓流沿いに続いていたようです。
	そういえば、途中には斜面から流れ下る小さな沢の直渡り箇所もありました。規模的に橋を設けるほどではなかったのかもしれません。そして路面を横断する直渡りの沢水をじゃじゃ〜っと跳ね飛ばして通過するのって、林道では無性に楽しかったりするんですよね。子供みたいですが、理屈抜きに楽しいものは楽しいものですよ。
	崖状となった浅見川の岸辺に沿ってダートは続きます。右へ左へと蛇行する渓流の流れに沿ってこまめなカーブが連続しました。前半区間と違ってここは飛ばすような区間でもないので、立ち止まれば聞こえてくるせせらぎ音を楽しみながら進みました。
	浅見川の岸辺沿いに激しく蛇行を繰り返すダート。フラットに踏み固められた路面は走りやすいですが、その反面、浮き砂利じみた小石がまぶされているので、その点には注意します。林道で転倒する時って、意外と険しくもないなんでもない地点でやらかすことが多いのでね。
	左手に浅見川の流れを眺めつつさらに下っていくと、ダートは再び流れを渡って左岸へと位置を変えます。なお、画像ではここに分岐があるようにも見えてしまいますが、そこは路肩が膨らんだ広場状になっているだけ。本道は１本道で前方に見えているあの橋を渡っています。
	その後しばらく進むとまたしても舗装区間が現れましたが、その舗装区間が終了する地点に左折する真新しいダート分岐を発見しました。そこには「箒平資材運搬路」と記された木杭が設置されており、復活したダートでさらに続く本道の左側上方にそれは延びていましたよ。ここ、残念ながら「林道」ではなかったみたいです。 →左折ダートを眺める！
	荒々しい渓相で林道ライダーを楽しませてくれた浅見川とそれに寄り添うダート。県道とされたことでその後にさらなる舗装化が進んでしまい、現在この光景は過去のものとなっているかもしれません。いや、もしかしたらなにも変わっていないかもしれませんが、そこいら辺の現状は不明です。あの最悪な事故さえなかったならば、すぐにでも再訪していたものを･･･。
	で、最終的なダート終了地点がここ。じわじわと延びてきた舗装区間の先端部といった感じで、とくになにもない地点でした。一応、念のためにさらに進んでみましたが、もうその先にダート区間は無かったです。かつての「浅見川林道」時代の終点はもっと先だと思われましたが、県道と化した味気ない舗装路をこの先進んでみても意味はありません。林道時代の雰囲気はこれで分かったと思うので、浅見川林道（県249・上戸渡広野線）の探索はここまでです。 →探索終了！ →振り返る！

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