ブナ天然林施業指標林
ここは、昭和62(1987)年に蓄積(樹木の幹の堆積の合計)の30〜70%を伐採し、
天然の力により活力のある新たな森林を造成することとしています。
このような森林の取扱を、伐採後にスギ等を植栽する「人口林施業」に対し「天然林施業」といいます。

森林の中では、伐採時に残したブナ、センノキ、トチノキ、ミズナラ等が生育しているほか、
地床にはブナ等の若樹が発生している様子が観察できます。
尾根近くの比較的若いブナの一斉林では、森林の世代交替の状況が見られます。
国有林では、現地の自然的条件等に合わせた森林の取扱により、木材の需要と森林の保全の調整を図っています。

また、ここは水源かん養保安林です。
保安林内においては、立木竹の伐採及び立木の損傷等の行為は知事の許可を受けなければなりません。
平成6(1994)年7月設定
関東森林管理局会津森林管理署南会津支署

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