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三和町下市萱地区にある遅川林道とその支線シリーズ林道。遅川(支I)林道があれば支IIを想像し、さらに支IIIを探したくなりますが、林道標の存在する支I以外はこれがなかなか見つからないんですね。というわけでやって来た、三和町下市萱「遅川」から「葭平」方面とを結ぶ遅川林道からの入口がここ。土木会社の資材置き場への入口が林道入口を兼ねており、しかも林道標が設置されていないので、これはもう気がつかない方が至極当然な状況。というわけで、通りがかっても必ず通り過ぎてしまうこの地点こそが目指す遅川(支III)林道ですよ。
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林道標が未設置なため存在そのものに気がつきにくい遅川(支III)林道。どう見てもちょっと立ち入りにくい雰囲気のある資材置き場への入口を兼ねた起点よりさっそく進撃を開始させていただきますが、嬉しいことに林道は入線即ダート状態でした。ただし、資材置き場へ出入りするトラックの通行で路面は固く圧縮されています。そしてダートに乗り込むとすぐに好間川の支流を跨ぐコンクリ橋が現れて、林道は対岸のスギ林の中へと延びている模様。
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コンクリ橋を渡った地点で起点を振り返るとこのような状況。しかしこの遅川(支III)林道ですが、手持ちの県別地図はおろか、地理院地図にも道としての記載はなされていません。唯一分かっているのは付近に点在する「林道案内板」で確認できたピストンであることのみ。延長距離についてはまったく不明で、実際に探索してみなければなにも分からない状況ですが、未知なる林道の探索はこちらから望むところなんだぜぇ!
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コンクリ橋を渡って山林内に入るとすぐに分岐が出現します。遅川(支III)林道はそこから舗装化されていた左折方向で、右折側は資材置き場への入口だったような気がしますが、ちょっと記憶的に曖昧ではっきりしません。とにかく鋪装側が林道区間だったかな。
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そして分岐地点から開始していた鋪装区間ですが、探索時には敷かれたばかりのホヤホヤな状態でした。「なんだ、ここも舗装路か・・・」と思ったものですが、ご覧の通りすぐに途切れてその先にダートが復活していたんだっけ。
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しかし、ダート復活と喜んだのもつかの間、そのすぐ先にて林道は唐突にプツリと途切れていたんですね。その先には山林の斜面が立ち塞がっているのみで、ピストンでは頻繁に見られる回転場も設けられていません。というわけで呆気なく遅川(支III)林道の探索は終了となってしまいましたが、とにかくこの林道については「極短」という印象を抱いたことだけははっきりと覚えています。もしかしたら斜面を掘削して林道の延長開設が計画されていたのかもしれず、現在は少しは延長開設されているのかもしれませんが、その後は再訪していないので、それについても不明なままです。気になる方は当方の代わりに訪れてみて下さい。
→ 探索終了!
→ 振り返る!
→ 引き返して遅川林道に向かう!
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