遅川林道 / Osogawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2009.03.21 / No.F-069 
 [ 所在地 ]いわき市 [ 状態 ]完抜鋪装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]サイノ草林道遅川堀ノ内林道遅川(支 III )林道遅川(支 I )林道
 舗装路につき林道的な魅力に欠けるが、マニア支線林道を無数に分岐!

わき市三和町の「葭平」地区とR49号線方面を結び、付近一帯に網の目状態に張り巡らされた林道群で幹線的存在の遅川林道の 「葭平」 地区側の入口です。県20号線から県135号線とを結ぶ舗装された市道(?)を「遠野トンネル」方面から進むと、萱山林道分岐を過ぎた先にて右手に現れます。画像では手前が県135号線方向、前方が県20号線方向となります。
岐直後のS字登坂カーブです。路面はご覧の通り舗装されており、山間部に延びるただの市道といった感じで特に魅力は感じられません。とはいえ4本もの支線林道の分岐は魅力的であり、もしかしてダート残存区間があるかも・・・との淡い期待を抱いて突入してみました。
字カーブで始まった坂道がダラダラと連続します。周囲は冬枯れで茶色一色の雑木林が広がるのみで、落ち着いた静寂な雰囲気は良いですが、特にこれといったものはありません。
らに登坂路を進むと、ここ最近施された真新しい舗装区間が現れました。路肩には待避所なども設けられています。開設当初はともかくとして、現在では木材搬出路などのいわゆる林道的な役割はすでに皆無らしく、単に葭平地区とR49号線との間の抜け道としての存在意義があるだけかと・・・。
ラダラとした気の抜けるような坂道を登り切ると、そこから先は下り坂になりました。植林された杉の生える山肌をなだらかに下って舗装路が続きます。このように険しさとは無縁と思われる遅川林道ですが、途中の路肩には崩落箇所もあったんだっけ。
の先には路肩の崖が軽い崩れを起こしている地点もありました。林道の途中で発生していた路肩崩落や崖崩れはご覧の通り大したものでもないので、「通行止」の看板も置かれていませんでした。「林道」ならばこれくらい日常茶飯事ということか。
川林道はコース的に山越えしているようですが、この付近の山はどれも低くてほとんど標高を感じさせません。それでも下り区間は意外と長く、無駄にダラダラとした舗装路が続きました。坂道を下りきったところが終点だと予想がつきますが、そういえば肝心のダート区間はこの様子だと現れないまま終わりそうですね。
の後もやや薄暗い杉林の中を下って進むと、途中右手にサイノ草林道の分岐が林道標と共に現れます。マニアの間では荒れているという噂のサイノ草林道にわざわざ入る者など年に数人程度だと思われますが、小生意気なことに鉄パイプ柵とロープで形ばかりのゲートが! ちなみにサイノ草林道から接続する萱山林道へと進むと、再び遅川林道の入口付近に戻ってくることが出来ます。
→ サイノ草林道に突入!
イノ草林道の分岐を過ぎてさらに杉林を下っていくと、今度は左手に遅川掘ノ内林道の分岐が現れます。遅川掘ノ内林道は遅川林道の入口のある市道に抜けているので、こちらからも周回してここに戻ってくることが出来ますが、途中には支線林道分岐が2箇所あるため、付近の林道網を把握していないと途中で迷ってしまう可能性が大きいです。なにせ付近は林道パラダイスであると同時に林道の迷宮地帯なのでね。
→ 遅川掘ノ内林道に突入!
川掘ノ内林道との分岐を過ぎるとようやく山間部を下りきったようで、名前は失念しましたが、その先にて溜池のあるアウトドア系の施設(釣り堀系か?)の脇を通ります。ここへは休日などにはポツポツとお客も来るようで、この辺りから乗用車の姿も見かけるようになり、もはや遅川林道は一般道と変わりなくなってきます。
の後、山間部の坂道を完全に下りきると沿道に民家が立ち並び、林道的な雰囲気はここで完全に消失。ただし林道区間はなおも続き、この地点の右手には、それと知らなければまず見逃してしまうこと確実な遅川(支III)林道が分岐しています。とはいってもマニア林道の類であるため、一般林道ライダーがわざわざ立ち寄るほどの存在でもありませんけど・・・。
→ 遅川(支 III )林道に突入!
川(支III)線林道を右手に分岐した直後、 今度は左手に遅川(支I)林道の入口が現れました。ここもパっと見すると住宅地の曲がり角にしか見えませんが、よく眺めてみるとそこにはきちんと林道標も存在。ここが遅川林道から分岐する名のある支線林道の最後の分岐箇所となり、遅川(支I)林道は終点で先述の遅川掘ノ内林道に接続しています。正統派林道ライダーの方にはどうでもいい遅川林道とその支線林道分岐ですが、このエリアのマニア林道網を極めるにはここも見逃すことは出来ません!
→ 遅川(支 I )林道に突入!
して遅川(支III)林道を分岐した後、そのまま民家の点在する舗装路を進むと、のどかな田圃脇で終点を迎えます。そこに白い杭状の林道標がなければ、ここより手前が林道であることには気がつきにくい、いかにもそれらしくない雰囲気ですが、一応、この付近の幹線的存在の林道であることは冒頭で述べた通り。このまま道なりに進めばR49号線に突き当たります。
→探索終了!
→終点を振り返る!
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