探索日 2008.10.12
No.G-018

真菜板倉線 ■沼田市(旧利根村) ■半ダート ■接続→平川線
■沼田市「奈良」地区から山中へ延び作業道真菜板倉線に接続する

 入線直後のダートは見せかけのみで、その実情はほぼオール舗装かと…  

 ↓市道ダートがそのまま引き継がれますが、それもほんの僅かの区間のみ。期
 待を込めてやって来ると、正統派林道ライダーであれば怒状態に陥るかと…。


……こんな感じ……
■沼田市のR120号線から 「平川」方向に市道を進むとやがて舗装路はダート化するが、その先の何もない山中真っ直中の「奈良」地区が起点となっているほぼ全線舗装林道。県別地図などでは1本道状態のピストンにて山中深くまで分け入るように真菜板倉線は記されているが、林道としての区間はピストンの前半のみでしかも短い。なお、僅かに存在するダート区間については、林道標設置地点手前から始まる市道ダートがそのまま林道区間のダートに引き継がれているが、なぜか林道区間になるとすぐに舗装化してしまう。ちなみに、林道標の立つ起点は平川線の起点も兼ねていてY字路状になっているが、ここは間違いなく平川線へと進むのがお薦めとなる。

■群馬県の県別地図を眺めてみると、沼田市(旧利根村)の栗原川線の上手に片品村との境界付近の山中奥深く分け入る少々長めのピストンが記されています。こいつはきっと名のあるダート林道に違いないと睨んで、ここにこうして訪れたわけですが、 R120号線から横道にそれて進むことしばし、やがて舗装が途切れて待望のダートはこのようにスタートしていましたよ。
■いざダートに突入してしばらく進むと、手持ちの県別地図には「不動滝」と記されている「古瀧庵不動尊」なる入口が右手に現れます。あいにく滝や神社には興味がないので素通りしますが、肝心なる林道標は未だ現れません。
■「ウ〜ウ〜、ピーポーピーポーピーポー!」 未だ現れぬ林道標にやきもきしながらダートを前進していくと、突然後方よりけたたましいサイレンが! なんだ、なんだ、と思って待ちかまえていると、後方より姿を現したのはまさかの消防車と救急車。「誰か崖落ち炎上でもした?」と一瞬思いましたが、どうやらこれは林道での事故を想定しての訓練とのこと。ということで、林道にて炎上を含めた重大車両事故を起こすとこのような光景が展開されることになります。
■予期せぬ消防車と救急車の出現に驚かされましたが、さらにダートをたどって進みます。「もしやここは名無し系になっている?」とやや不安に駆られながらもそのまま前進すると…。
■やがてこのようなY字分岐が現れました。そしてそこには左右のそれぞれに待望の林道標が設置されており、それによれば左折側は真菜板倉線、右折側は平川線となっている模様。そのアプローチ区間に少々焦らされた思いですが、ということで真菜板倉線の探索はこのY字分岐を左折することでようやくスタートします。
→付近を調べる!
■「ほぇ?!」真菜板倉線の林道標の存在も確認したところで、あとはじっくりそのダートを探索してやろうといざ期待を込めて前進しますが、そのダートの感触を味わう間もなく、行く手にはまさかのコンクリ簡易舗装が…。
■ここまでわざわざやって来て何だか裏切られた感じですが、こうなっては致し方なし。周囲の鬱蒼とした雰囲気の中、不自然なまでにのっぺらとしたコンクリ舗装をたどって進みます。ここは我慢ですが、その先でダートが復活しているかもしれませんからね。
■でも「そのうちまたダート区間が」との思いは見事に裏切られたようです。断続的な登り坂となっているコンクリ舗装路をたどって少し進むと路肩の脹らんだ回転場が現れ、そこには真菜板倉線の終点を示す林道標が。ただし、その先にも道はさらに続いており、手持ちの県別地図によれば、ここはピストンながらも延長距離的にはこんなに短いはずもなく、思わず「?」と首をかしげたくなりますが、終点と示されている以上は仕方ありません。まさか林道標がウソを記しているとも思えないし。ちなみに、この先がどういう道になっているのかは、その先へと進んでみれば分かりますが、林道としての真菜板倉線は全く拍子抜けですが、ここまで。
→探索終了!
→引き返して平川線に向かう!
→林道標を眺める!
→その先へと突入!
→振り返る!