2022 北海道林道探索ツーリング 8月1日(月)曇りのち霧雨 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
5日目  浦幌町「浦幌 Urahoro→ 釧路市「釧路 Kushiro もどる  









ガソリン給油量 6.03L 給油回数2回 ガソリン代 1084円 総走行距離 244.6km / ダート走行距離 65.6km トップへもどる


おはようございます! 浦幌町の橋本旅館で迎えた北海道林道探索ツーリング5日目の朝ですが、ガラリと窓を開けてみると今朝の天気は前日の予報通りで曇り。今日いっぱいはなんとか持ち堪えて雨は降らないようですが、明日はちょっとヤバいかも・・・。

というわけでいつも通り早く目覚めてしまいましたが、今朝はなぜか眠かったので朝食前の散歩はなし。午前6時半の朝食時間まで時間があるので二度寝します。







時間になったので1階の食堂に向かいます。橋本旅館では日曜日は食事の提供はしませんが、今日は月曜日。朝食の提供ができるとのことでお願いしていたんだよな。食堂のテーブルにはすでに朝食が用意されていました。

しかし、料金的には素泊り料金3900円+朝食代800円となるので、コンビニでなにか買って朝食にした方が安いのですが、予約時に女将さんに言われた「朝食だけならできますよ〜」の言葉につられて思わず頼んでしまったというわけ。







橋本旅館の朝食メニューは焼き鮭ベーコン添え目玉焼き明太子スナップエンドウのゴマ炒めホーレン草のゴマ和えワカメの味噌汁梅干し大根の漬物白いごはん。鮭の切り身がやけに小さかったですが、宿泊料金が安い駅前旅館の朝食としては平均的なメニューで妥当なところかな。

旅館で食べる朝食は、内容のわりに割高になることが多かったりしますが、でもいいこともあります。それは白いごはんのお代わりが何杯でもできること。今日は阿寒湖近辺の長距離林道群を探索予定で忙しく、たぶん昼食なんて食べていられないので、ここぞとばかりに白飯をたらふくお腹に詰め込んでやりました。







橋本旅館の朝食付き1泊の宿泊料金4700円を支払ったらいざ出撃開始! 本日1本目の林道は「本別町」から「足寄町」とを結ぶオネトップ林道。浦幌駅前から道56をひたすら北上してまずは40キロほど離れた本別町へと移動します。

ちなみに、計画段階では、途中「浦幌留真温泉」の先から北海道最長を誇る総延長62.4キロの道東大規模林道を探索するつもりでしたが、自然災害によって通り抜け不可状態に陥っている事は事前にわかっていたので今回はパス。残念ですが、立ち寄ることなくオネトップ林道へと直行しておきました。







その後、道東自動車道の高架をくぐってR274へと進み、本別町に入ったら、R274に突き当たる交差点の脇にあったローソン本別南四丁目店でアイスコーヒ(100円)を飲んで小休止。地図を眺めて林道までの道順を確認しておきます。







コンビニで休憩したら、林道に向かう前に忘れずに給油しておきます。国道沿いのエネオス野田組本別SSでハイオクL / 175円で満タン1.22L(214円)入りました。







本別から道658に入って道なりに進みます。すると本別町「東本別」の最奥の民家を過ぎた先で舗装が途切れ、ここからオネトップ林道のダートが始まっていましたが、でもオネトップ林道を示す林道標はなにもありません。







しかし、砂利ダートを少し進むとダートは再び舗装路化してしまい、「えぇ?!」と思っていると、その先で北海道ではよく見かけるフェンスゲートが出現!







(お願い)
エゾシカによる農作物被害を防ぐためゲートを設置しましたので
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

・施錠はしていませんので、自由に開けて通行してください。
・通行後は必ずゲートを閉めてください。
本別町
セルフ開閉式になっている「シカ避けゲート」とそこに掲げられていた「お願い」。北海道では「エゾオオカミ」が絶滅しているので、天敵のいないエゾシカがやたらと増えてしまい、その結果、食害を防ぐシカ避けゲートもまた増えたんだよな。







なぬ、これは一体・・・?! シカ避けゲートを通過して「本別川」の「第三号橋を」を渡った地点でダートは復活。そのまま平坦コースで進んでいくと、森の中へと入る直前の地点で右折分岐が現れます。その分岐地点に「オネトップ林道」と記された林道標が設置されているのですが、しかし、ここで重大な疑惑が発生!







某ツーリングマップルでは、足寄町へと本別川伝いに抜けるルートがオネトップ林道と記載されていますが、しかし、オネトップ林道と記載された林道標は、延長4キロほどのピストンになっているこちら側を間違いなく示しています。

つまり、支線と本線の林道名を取り違えているのですが、地図の情報は使い回しではなくて最新さが命。昭◯社さん、3300円も取るんだから情報確認はしっかり頼むぜぇ!







というわけで右折の支線方向を示しているオネトップ林道の林道標。地理院地図で支線のルートを眺めてみても、4019mという延長距離と長さが合致するので、そのことからも支線林道がオネトップ林道であることがわかります。

すると「足寄町へと抜ける本線ダートの林道名はなーに?」と思ってしまいますが、しかし、この場所に林道名を知る手がかりはなく、それを知るにはさらに本線ダートを進んでみるしかないみたい。







本線ダートは地図に記載されているオネトップ林道ではないことが判明したところで前進再開。本別川の渓流伝いにフラットダートが続きますが、こまめに現れるコンクリ橋で右岸から左岸、そしてまた左岸から右岸へと位置を変えていきます。







やや?! 赤茶色にサビたレールが橋の欄干に使われているのを発見! 林鉄遺物のレールかとも思いましたが、おそらくこれは2006(平成18)年に廃止された「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」のレールだと思われます。本別町はかつてふるさと銀河線の駅があった町なので、林道の橋の欄干として再利用されたのでしょう。







なんだここは・・・。本別川に沿って平坦ダートをひたすら進んでいくと、不気味な沼と川に挟まれた脆弱な区間がありました。ひとたび集中豪雨に見舞われたならば、溢れる水でダートはあっという間に分断されてしまいそうな予感・・・。







支線林道発見! 道658に接続しているダート開始地点からおよそ3.3キロ、本線から左折分岐で本別川の支流「四の沢川」伝いに遡っていく本別沢パンケ仙美里林道の左折分岐です。通りがかった時にはゲートは開放されていましたが、林道標の傍では草刈り作業中の幟が風に吹かれてはためいていました。







長ったらしい林道名、本別沢パンケ仙美里林道の分岐に設置されている林道標。オネトップ林道に続いて2本目となる支線林道ですが、記載情報によれば延長は1645mとのことで、どうもここはピストンくさいです。







おお、やったぜぇ! ついに本命の林道標を発見! 某ツーリングマップルには記載ミスでオネトップ林道と記載されている本線ダート。林道名が不明なままここまで進んできましたが、この場所で本来の林道名が記されているとおぼしき林道標がようやく現れました。どれどれ、さっそく眺めてみます。







うむ、本線ダートは「本別沢林道」というのか! 延長距離は6793mとのことですが、しかし、それは道道に接続しているダート開始地点からなのか、それとも林道標が設置されているこの場所からの距離であるのかが、どうもはっきりしねーなぁ。







本別川の「幽仙峡」伝いに水際を進む渓流ダートが続く本別沢林道。カーブを1つ曲がるごとに廃線レールを再利用したコンクリ橋を渡っていきますが、この区間は切り立つ険しい断崖に挟まれた峡谷の眺めも良くて、また、路面もフラットで走りやすく、本別沢林道ダートの魅せ場の一つになっています。







そして3度目となる支線林道分岐。直角に右折しているダートは、もはやどこが道筋であるのかも分からぬほど荒廃して自然回帰していましたが、入口脇に立つボロボロな林道標によれば、ここは本別沢3の沢林道というみたいです。







朽ちかけ寸前の哀れな状態でそこに立っていた本別沢3の沢林道の林道標。手前で分岐していた本別沢パンケ仙美里林道は、四の沢川伝いのピストンでしたが、ここは林道名から察するに「三の沢川」沿いのピストンらしいな。

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