ガソリン給油量 9.22L | 給油回数3回 | ガソリン代 1681円 | 総走行距離 231.3km / ダート走行距離 62.6km | トップへもどる |
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これがその八千代林道の入口です。駅前を通る道221が右折して踏切を渡る手前地点にあって、ダートは道道から分岐した直後に「尾幌川」を跨ぐコンクリ橋を渡りますが、ここには林道標はおろか標識の類はなにも設置されていなかったです。
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上尾幌の駅そばから開始している八千代林道のダートに突入すると、400mほどで右折分岐が現れますが、ここは直進します。JR根室本線を踏切で渡っていく右折側は、その先で行き止まりになるので立ち入っても仕方ありません。
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昨日、今日と連チャンで雨なので、八千代林道の路面には大きな水溜りがそこかしこに発生していました。これくらいの大きさになると、脇に避けて通り抜けることはできないのでジャババと乗り込みますが、このようなシーンでは靴濡れや靴下濡れの心配がまったくない長靴がとても有り難く感じられますなぁ。
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入線して1キロほどは右手に線路を眺めながらの並走区間進。タイミングよくディーゼルカーがやって来ないかと期待しましたが、列車はやって来なかったです。撮り鉄が喜びそうな場所ですが、帰宅後に根室本線の別保〜上尾幌間の前面展望動画を眺めてみたら、線路脇に延びる八千代林道のダートが少しだけ映っていましたよ。
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やがて並走する線路から離れて鬱蒼とした森へと進んでいきますが、すると現れるのが八千代支線林道の左折分岐。草深そうなワダチダート左カーブで森の奥に延びていて、ダートは廃道化している様子もなくてゲートは開放状態でした。 ちなみにこの八千代支線林道は、八千代林道→八千代支線林道→釧路上尾林道→八千代林道と乗り継ぐことで密かに周回ルートを形成しているのですが、しかし、生憎なこの天気によって立ち入る気が全然起きなかったぜぇ・・・。 |
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分岐の傍に立っていた八千代支線林道の林道標です。なんの変哲のない木製の林道標ですが、探索時にはこいつが役に立ちました。林道標が未設置なので本線の林道名が不明でしたが、これに「八千代」支線と記されていたので、本線ダートが「八千代林道」であることが判明したんだよな〜。
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ダートが八千代林道であると判明し、尾幌川に架かる「からまつ橋」を渡っていくと、今度はその先でダートの草深さが増してきます。具体的にはワダチの雑草が深くなっていくのですが、小雨降る中でその先の廃れを予感させる嫌な状況・・・。
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からまつ橋から眺めた尾幌川の流れ。雨が降ったせいで、湿地の水溜りのような状態になっていましたが、昔はこういう小さな川にもサケが遡上してきたんだろうな。とある学者の報告によれば、この尾幌川には「マスノスケ」と呼ばれる大形のサケが稀に遡上するらしですが、水面を覗き込んでも魚影は確認できなかったです。
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う・・・! 小雨にもめげず草深いダートをその後も進んでいきますが、ここでまさかの鉄門ゲートが! 路面崩落などを知らせる警告看板はありませんでしたが、この先でなにか異常事態が発生しているようで、ますます怪しく草深くなっていくダートの行く手は無情にも鉄門によって固く閉ざされていたんですね。 ちなみに八千代林道をさらに進むと釧路上尾林道の分岐があります。先ほどの八千代支線林道とつながっているので、地図上ではそちらに迂回すれば、ゲートを◯行◯破せずに八千代林道を先へと進めるわけですが、しかし、ダートが廃道化しておらず実際に通り抜けられるかどうかについては不明・・・。 |
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仕方ないの林道入口に向かって撤退中・・・。上尾幌駅から八千代林道経由でR44へと抜けて、その後は厚岸群界林道経由で再び上尾幌駅へと戻ってくるという当初の計画はこれでオシャカポンとなりました。 しかし、ゲート封鎖を嘆き悲しんでいる暇はありません。さっさと八千代林道を立ち去って次のターゲットである「塘路湖」北岸の塘路林道に向かいますが、その前に給油すべく尾幌駅前のGSへと向かいます。 |
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上尾幌駅前から先ほど通ったルートを引き返す形で道221〜R44と進み、尾幌駅前のホクレン尾幌SSで給油。ハイオクL / 161円で3L(531円)入りました。それにしても小雨の降る中、同じ道を行ったり来たりとかなり面倒臭いですが、GSが少ない北海道では仕方ありません。ここで給油を怠るともっと面倒な事態に陥ります。
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尾幌で給油を済ませたら、そのまま隣接するセブン厚岸尾幌店に立ち寄って小休止。雨がこのまま降り続くのならば、今日はもう宿に戻ってしまおうかとも考えていたのですが、今し方まで降っていた小雨もようやく止む兆しがみえてきたため、予定通り林道探索を続行することにします。 ちなみに尾幌からR44をカッ飛ばして最短で宿に戻るにしても、ここから大喜館までは34キロも離れています。なので本音を言えば、この先雨が降ろうが降るまいが、「34キロを戻るのは面倒くせーし、そのまま行っちゃえ!」ってな感じだったかな。 |
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給油と休憩を済ませたら再び上尾幌駅まで10キロの道のりを戻り、先ほど撤退した八千代林道入口を通り過ぎてJR根室本線の踏切を渡ります。
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踏切を渡って道221を進むことおよそ4キロ、厚岸町から「標茶町」に入ると、やがてR272と交差するので標津方向に右折します。次に目指す塘路林道入口はR272を10キロほど進んだ地点にありますが、ようやくというか、国道を塘路林道に向かって移動している頃には雨も完全に止んでいました。
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荒涼とした原野に延びる高規格な国道を突っ走り、標茶町「北方無去」にある塘路林道の起点に到着! 釧路湿原エリアを代表する林道なので楽しみですが、林道入口は国道沿いの住宅地の中にあったのがちょっと意外。入口をぱっと見した感じでは生活道路っぽい雰囲気ですが、ここにはちゃんと林道標が設置されています。 ちなみに北方無去は「きたかたむさり」と読みますが、「方無去」はアイヌ語で「カタム+サリ」で「ツルコケモモのある湿原」という意味らしいですよ。 |
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国道からの入口に立つ立派な林道標。でかでかと塘路林道と記されているので、見過ごすことはありませんが、わざわざ延長距離が消されているのはなーぜ?
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ちなみに塘路林道入口には「北方無去バス停」があって、ちょうどよい目印になっています。通っているのは釧路駅前から羅臼営業所とを3時間55分で結ぶ「阿寒バス」の路線バスで、運行本数は1日5往復(土日は2往復)。
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国道の入口から舗装状態で開始している塘路林道ですが、600mほど進んだこの地点で路面はダート化します。なお、画像では雨が降っているようにも見えていますが、それはデジカメのレンズが濡れているため。すでに雨は完全に止んでいます。
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ダートとなった塘路林道は、塘路湖東方の標高40〜80mほどの丘陵が連なる広大な原野の中を進んでいきます。路面は砂利ダートで若干ずるずる気味でしたが、なだらかなカーブとアップダウンが連続するシチュエーションはなかなか楽しいです。
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道すがらにどこまでも広がる原野の丘陵地帯。牧草地や放牧場になっているのではなくて、自然のままの森と荒地が果てしなく広がる原野ですが、本州の林道ではまずお目にかかれない北海道ならではのダイナミックさ、そして北方系の荒涼たる景観が心に染みてとても味わい深かったです。
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