ガソリン給油量 10.18L | 給油回数3回 | ガソリン代 1800円 | 総走行距離 273.1km / ダート走行距離 98.1 km | トップへもどる |
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おはようございます! 現在時刻は午前5時。陸別の浜田旅館で迎えた北海道林道ツーリング11日目の朝です。寝起きで窓から外を眺めてみますが、未だ早朝なので陽射しは出ていませんが、それでも昨夜確認した天気予報によれば今日の天気は晴れ。本日も絶好の林道探索日和になりそうです。
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昨夜の夜更かしでその後二度寝してしまい、本格的に目覚めた時刻は午前6時30分。さっそく朝食ですが、宿は1泊夕食付きプランなので朝食は自分で用意します。 朝食は昨日セイコマで買っておいた半額セールのミックスサンド(90円)とチョコブール(58円)、マカロニサラダ(106円)とクラフトBOSS(150円)でちゃちゃっと済ませておきましたが、朝食代はしめて404円。宿の朝食代は500円なので、96円だけ節約になりました。 |
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1泊夕食付き宿泊代6300円とビール代500円を支払ったら宿を出発しますが、今日の予定をざっと述べるておくと、ますは「陸別町」の勲袮別林道を訪れ、勲袮別林道からそのまま小利別林道に乗り継いで「足寄町」に移動。 その後、足寄町から幌加美利別林道経由で「置戸町」に移動したら「おけと湖」周辺の林道群を探索してから「北見市」へと向かい、最終的には「留辺蕊」の温泉宿「北見温泉(ポンユ)三光荘」で宿泊する予定を立てています。 |
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浜田旅館を出発して陸別の町からR242を留辺蕊方向進むと、およそ3.7キロほど進んだ陸別町「下勲袮別」で左折路が現れますが、ここが勲袮別林道の入口です。しかし、そこはなんの変哲のない2車線舗装路。「ここ、本当に林道?」と思ってしまいますが、国土ぷをそのまま通り過ぎてしまわないようにしましょう。
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国道から左折している2車線舗装路の分岐に設置されている「日宗勲袮別線」と記された町道標。これを眺めると「やっぱり間違えた?」と思ってしまいますが・・・?
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その直後、右の路肩にサビで赤茶けた怪しい標識が立っているのを発見! これって間違いなく林道標だと思いますが、一応、確認のために近づいて眺めてみます。
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おお、予想的中! たぶんそうだと睨んだ通り、鉄板には「勲袮別林道」の文字が記されているじゃないですか! というわけで国道から左折するこの2車線舗装路が勲袮別林道林道であることが確認できましたが、併せて町道標が設置されていることから、起点からしばらくは町道との併用区間になっていることも分かりました。 ちなみに某ツーリングマップルでは勲袮別林道が「カンネベツ林道」と記されていますが、「勲」を「カン」と読み違えているのですなぁ。あはは、困ったもんだ・・・。 |
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勲袮別林道に入線すると、しばらくは道すがらに牧草地が連なる勲袮別原野をストレートに進む快適な2車線舗装路が続きます。「勲袮別林道、全線舗装されている?」との考えも一瞬頭をよぎりましたが、まさかそれはあるまい・・・。
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川向勲袮別林道発見! R242から2.9キロほど進むと左折分岐が現れますが、これは勲袮別林道から陸別町の道の駅「オーロラタウン93りくべつ」そばの陸別町「川向」との間を結ぶ、1987(昭和62)年に開設された半ダートの完抜け林道です。
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分岐の傍に設置されていた川向勲袮別林道を示す林道標。この林道は付近の牧草や農産物の輸送路としての役割が大きいため半ダート状態になっていて、こちらに進むと再び陸別の町中へと戻ってしまうのでそのつもりでね。
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おお、ようやくだぜぇ! 川向勲袮別林道の分岐を直進して進むことしばし、ここで唐突にアスファルトが途切れて路面がダート化しました。硬く踏み締められた極めてフラットなダートが水平コースのそのまま前方の森の中に向かっています。
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森の中に入って少し進むと、左折と斜め右折と直進の変則的な三又分岐が現れました。進むべき方向に一瞬迷ってしまいますが、勲袮別林道本線は中央の直進方向。 左折方向はおそらく名無し系ピストンだと思われますが、鹿避けゲートがあって工事現場の入口を示す看板が設置されています。また、斜め右折方向は引き続き町道日宗勲袮別線になっていて、それを示す「→町道方面」の看板が立っています。 |
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変則三又分岐を直進して勲袮別林道本線をさらに進んでいくと、やがて路面は真新しい砂利が大量に敷き詰められた深砂利状態に変化します。ズルズルでかなり走りにくいですが、やがてこの地点で勲袮別林道を示す林道標が再び出現!
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またしても現れた勲袮別林道を示す林道標です。これによれば林道はこちら側が起点になっているみたいですが、ここで目を引くのが「21156m」という延長距離。思わず武者震いしてしまう長さですが、しかし、開設年度が昭和20(1945)年というのは、相当古いですね。それはちょうど太平洋戦争が集結した年です。 また、この辺りはかつて「斗満森林鉄道」があった場所で、現在の林道ルートの一部は1936(昭和11)年に開設された勲袮別支線の軌道跡と重なっています。 つまり現在の勲袮別林道は林鉄の軌道跡というわけで、林鉄軌道はとうの昔の1949(昭和24)に廃止されてますが、そのまま「林道」として引き継いがれているので、したがって開設年度も古いというわけかな。 |
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見た目に反してなんとも走りにくいズルズルな深砂利ダートを進んでいくと、ここで再び左折分岐が出現! 傍に立つ林道標によれば、左折しているのは延長10062mの弥生薫袮別林道で、ゲートの類は設置されておらず自由通行状態でした。路面は本線の勲袮別林道と全く変わらないフラットダートとなっています。
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分岐に設置されていた弥生薫袮別林道の林道標。その長示す通り、薫袮別林道から道502(陸別町「弥生」)とを結ぶ林道で、延長距離は10キロを超えています。往復すればそれだけでダート20キロを楽しめるので、時間的、ガソリン的余裕がある場合は立ち寄ってみてもいいかもしれません。
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なんだこの変則的な分岐は? 弥生薫袮別林道の分岐を過ぎて進んでいくと、このようなヘンな形をした分岐に差しかかりました。道標の類は設置されていませんが、薫袮別林道本線は左方向で、右折方向は延長1キロほどの木材搬出系のピストン作業道になっているようです。立ち入っても仕方ないのでここはパス。
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その後、林道名由来の「勲袮別川」をコンクリ橋で跨ぎます。林道に入線して初めて現れる橋であり、勲袮別川の流れる水がきれいだったので立ち止まって眺めてみます。
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橋上から左手に眺めた勲袮別川下流方向の眺め。川の名の「勲袮別」はアイヌ語で「クンネ+ペツ」で「黒い+川」という意味で、鉄道や道路輸送が発達する以前の大正時代までは、この川で製紙会社が切り出した木材の流送が行われていたそうです。橋の上から眺めた勲袮別川は、思っていた以上に水量が豊かで流れも早かったです。
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ガタズルが酷い深砂利区間を前進中。途中では土建業者が立てた「ハイタカ営巣地につきこれより駐停車・クラクション禁止区間」看板を見かけましたが、これには出来る限り協力せねば! 林道沿いにはタカ科の貴重な猛禽類が棲んでいるみたいですよ。
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そして薫袮別林道でもやっぱり現れた北海道の林道ではおなじみのシカ避けゲート。ぎぎぃと開けて通過したら、忘れずにちゃんと閉めておきますよ。
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