ガソリン給油量 10.23L | 給油回数3回 | ガソリン代 1805円 | 総走行距離 258.1 km / ダート走行距離 58.2 km | トップへもどる |
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オホーツク林道分岐から卯原内林道の舗装路に入って進んでいくと、坂道を登り切った地点で行く手に卯原内ダムが現れました。いわゆる観光ダムではないので展望台や自販機などはなくて、ここには人っ子一人誰もいなかったです。 そして前方に目を向けると、すぐ先の地点から卯原内林道のダート区間が開始しているのが確認できましたが、ここで右折しているのはダム対岸を周回している延長距離6365mの卯原内ダム林道へと向かう道。右折直後にダムの堰堤上を進み、対岸地点から林道区間のダートが開始しています。 |
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卯原内ダム林道へと続くダムの堰堤上から見渡してみた卯原内ダム湖です。灌漑用水専用に造られたダムで、工事が始まったのは1978(昭和53)年で、完成したのは2000(平成12)年のこと。そしてダム湖の北西から南西にかけてのリアには迷宮じみた林道網が構築されており、そこを今から探索してやろうというわけなんだよな!
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ダムサイトのすぐ傍の卯原内林道ダート開始地点にて。振り返るとこんな感じで、林道標はおろか道標すら設置されていない状態でいきなりダートが始まっています。
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無粋な林道ゲートも設置されておらず、自由通行状態になっていた卯原内林道のダート開始地点。その先に延びる走り心地の良さそうなフラットダートを目にして嬉しさが込み上げてしまい、思わずニヤリと独り含み笑い。おーし、では行きますか!
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やったー、林道標発見! ダート区間に突入してしばらく進んでいくと、路肩に卯原内林道を示す林道標が現れました。そりゃあ、ここが卯原内林道であることは百も承知でしたが、やはりそこに「林道の証」がないとしっくりこないんですよね〜。
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ダートの路肩に立っていた卯原内林道を示す「林道の証」です。延長距離が2191mと記されていましたが、しかし、予想していた以上に延長距離が短いですね。ちなみに卯原内ダムから十字園まで距離は6キロと少し。したがって2191mという卯原内林道の長さでは、この先の十字園まで絶対にどり着けないことになります。
そのようなわけで、十字園に向かっているはずの卯原内林道の延長距離の短さに「?」と思ってしまいましたが、しかし、ここでいくら考えてみてもよく分からんので、とりあえず卯原内林道をさらに前進してみます。 |
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先ほど見かけた林道標には「スピードひかえめ」との記載がされていまたが、確かにここは高速巡航もしたくなるような快適フラットダート。ついつい飛ばしたくなる気持ちも理解できますが、しかし、さすがに時速◯◯◯キロに近いハイスピード巡航が可能なほど快適というわけでもないので、やっぱり控えめでお願いしますね。
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荒れやガレは全く見受けられず、かなりイイ感じであった卯原内林道のダート。卯原内ダム湖の左岸伝いに、「卯原内川」源流の森にある十字園に向かって小気味良くWRを走らせていきますが、しかし、道すがらの景観はイマイチ。すぐそこに位置しているはずのダム湖は全く見えておらず、ひたすら森の景色が続くだけでした。
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そんな感じで卯原内ダム湖の左岸を進み、その後はダム上流の卯原内川に寄り添うようにしてダートはさらに山中深く分け入っていきますが、すると切り返すような斜め右折分岐が出現現れました。 そして分岐では直進方向(WR横)と分岐の股(画像右下)の2カ所に林道標が設置されているのが確認できたので早速確認っス! |
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やや!? 直進方向に立つ林道標ですが、そこには緋卯林道なる林道名が! 直進方向の十字園に向かって卯原内ダムから卯原内林道を進んできたはずなのに、突然、緋卯林道を示す林道標が現れるてしまうので混乱するかもしれませんが、実はここで卯原内林道から緋卯林道に乗り継ぐようになっていたんですね。 なお、林道標には延長距離が「4.221K」と記されていましたが、卯原内林道の延長距離2191mと合わせれば6キロ弱の長さです。2本の林道の長さを合わせると、それは卯原内ダム〜十字園間の距離とちょうど合致するんだよな。 |
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次に分岐を振り返ってみるとこんな感じ。画像右手の後方が卯原内林道、手前方向が緋卯林道林道になっていて、すると気になるのが右折分岐方向ですが、そちらは卯原内ダム林道になっています。つまり、先述した卯原内ダムの右岸を通る卯原内ダム林道がここで合流してくるんですね。 ただし、分岐の股に立っているのは右折する卯原内ダム林道を示す林道標ではなくて、卯原内林道を示す林道標であることに注意! それに加えて林道標は右折方向を示しているようにも見えているので、ダム方向から進んできた場合はあまり問題ないですが、逆の十字園方向からやってきた場合は道間違いに要注意ですよ! |
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分岐の股に設置されている林道標です。立っている位置が微妙で、右折方向の卯原内ダム林道を示しているようにも見えていますが、そうではなくて、古ぼけて斜めっていた林道標には卯原内林道と記されており、今通ってきた方向を示しています。 というわけで、これは右折方向を示す林道標ではなく、それに加えて分岐には卯原内ダム林道の林道標だけが設置されていないので、右折方向の卯原内ダム林道を卯原内林道と勘違いしてしまう恐れが大いにあると思います。 |
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林道区間が込み入っていて一見さんにはかなりややこしいですが、そんなわけで卯原内林道から緋卯林道へと乗り継ぎました。その後はダム上流の卯原内川伝いに山中を進んでいきますが、やがて現れた「卯原内2号橋」で卯原内川の右岸に渡ります。
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橋上から右手(下流方向)に眺めてみた卯原内川のささやかな流れです。河川名にもなっている「卯原内(うばらない)」という地名ですが、これはアイヌ語の「オ+パラ+ナイ」に由来し、日本語で「川口の+広い+川」という意味で、よく解りませんが、卯原内川が能取湖に流れ込む辺りの地形を表しているんだとか。 そしてこの卯原内川ですが、なんでも以前、農林水産省から助成金を受けた網走市内の某住民組織が、助成金の一部で購入したヘイケボタルの幼虫を卯原内川の放流する事業計画を立てたことがあったそうです。 しかし、研究者から生態系を壊す可能性があるとのことで放流中止を申し入れられたのに、その住民組織は中止要請を受け入れず強行しようとしたそうですが、そのことが新聞で報道されるなどしたため、結局中止するといった騒動があったそうですよ。ホタル放流事業と助成金か・・・うふふ、なんだかキナ臭えなぁ。 |
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卯原内2号橋を渡ってさらに緋卯林道を進みます。卯原内林道から緋卯林道へと林道名は変わりましたが、だからと言って特に変わるところはなくて、ここでも硬く締まった走り心地の素晴らしいフラットダートが続きました。
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おお、右折ダート分岐の出現です! 行く手に路肩に木材が積まれた小規模な土場が見えてきて、林業系重機のキャタピラ跡が激しく刻み付けられて路面が土質っぽくなってきたかと思うと、今度は右折分岐していく東山林道の入口を発見しました!
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緋卯林道から右折分岐していた東山林道の様子です。ゲートも設置されておらず自由通行状態で路面も本線と比べても遜色のないまともな状況。どこかにつながっている完抜けルートの林道なのかと思ってしまいますが・・・?!
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しかし、林道標に記された延長距離はたったの960m。ここはおそらく国有林の伐採現場へと向かうショートなピストンであり、道としての重要度が低いためか、理院地図にも東山林道の道筋は記載されていなかったですよ。
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東山林道分岐地点からすぐ先に見えていた簡易的な土場地点まで進んでくると、立て続けに今度は左折分岐が現れました。短く玉切りされた木材が積み上げられた路肩に林道標と道標が並んで設置されていましたが、しかし、林道標は直進してさらに続く緋卯林道のもの。左折方向を示す林道標はどこにも設置されていません。 そしておそらく、卯原内ダムから初めてこのエリアに足を踏み込むと、もうこの辺りで付近の林道網を正確に把握できなくなっていることだと思います。 |
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緋卯林道から左手に分岐しているダートの様子。分岐直後は無数のタイヤ跡が刻み込まれた土塊ダートですが、すぐに草深いワダチダートとなって鬱蒼とした森の奥に延びていて、あまり立ち入りたいと思わないような、林道標などどこにも設置されていないピストンくさい作業道じみた雰囲気が色濃く匂っています。 しかし、左折ダートの正体は名無し系の連絡ダートです。卯原内ダムから十字園に向かう卯原内林道〜緋卯林道ルートの東南には、先述したオホーツク林道およびオホーツク林道から分岐した118林班林道が並行して延びているのですが、この左折ダートは緋卯林道から118林班林道との間を密かに連絡しているんですね。 そして連絡ルートの一部は山道を示す波線で地理院地図にも記載されており、延長距離は1キロあるかないかのはずですが、しかし、実際に立ち入ったわけではないので、通り抜け可能かどうかまでは不明です。 |
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連絡ダートの分岐地点にあるのは緋卯林道の林道標のみ。左折連絡ダートは林道名が与えられていない「名無し系」なので林道標は存在しないみたいです。そして緋卯林道を示す林道標をよく眺めると、分岐の手前から前方が緋卯林道であることを強調してか、道間違いせぬように赤い矢印が記されています。
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しかし、探索時には118林班林道への連絡ダートの存在を知る由もなかったので、左折分岐は直進してそのまま緋卯林道経由で十字園を目指しますが、うひょ〜、ダートはご覧の通り、相変わらずフラットでストレスを全く感じさせない快適さ!
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