2022 北海道林道探索ツーリング 8月16日(日)雨のち曇り 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
20日目[2]  大樹町「晩成温泉 Bansei Onsen→ 大樹町「晩成温泉 Bansei Onsen もどる  






ガソリン給油量0L 給油回数0回 ガソリン代0円 総走行距離  33.6 km / ダート走行距離 15.6 km トップへもどる


食後はそのまま食事処で優雅にコーヒーを飲んでまったりと過ごしますが、もちろん、宿泊者はコーヒー無料。うふふ、やけにサービスいいじゃん、晩成の宿!







その後、休憩スペースでゴロ寝しながら「寿司魂」を読んで過ごしますが、民宿や旅館の本棚ってやたら「美味しんぼ」とか「包丁人味平」などの古典的な料理系漫画、もしくは「ゴルゴ13」が置かれている率が高い気がしますが、なんで?

最近だと「将太の寿司」とか「喧嘩ラーメン」などなど、マイナーなグルメ漫画が、しかも全巻ではなくて、なぜか途中の数巻だけが置かれていることもよくありますが、誰かが持ち込んでそのまま置きっぱなしにしていくのでしょうか?







続いて晩成温泉のお土産コーナーを眺めてみます。温泉施設では定番のお菓子とか煎餅やら饅頭、さらには手芸ものの毛糸の靴下や手袋な土が売られていましたが、これは家にいながらにして晩成温泉が楽しめる「晩成の湯 温泉の素」。お値段は税込で800円で、ここ晩成温泉ではロングセラーな人気商品なんだとか。







でた! どこぞのラーメン店主がよく着ているっぽいTシャツですが、プリントされているのは「背脂多めで」とか「ニンニクアブラマシマシ」なんていうラーメン屋の呪文ではなくて、「眺めなんて二の次よ! 泉質勝負! ヨードの湯!」という晩成温泉ならではの決め台詞。お値段は忘れちゃいましたが、温泉土産にどうぞ。







おや、これは一度火をつければ数時間燃え続ける「スウェーデントーチ」ですね。丸太の切れ目に着火剤を入れて点火すればキャンプ飯用の料理用コンロとしてはもちろん、焚き火代わりに暖をとるのにも使えるんだよな〜。







温泉棟から宿泊棟に戻ってきました。二階の客室に戻る前に一階に置かれていたトレーニングマシンで軽く汗を流して運動でもようかとも思いましたが、止めておきました。だって疲れて無駄に腹が減っちゃうじゃん・・・。







その代わり、宿泊棟一階にあった「温泉文庫」から本を持ち出して、客室で寝っ転がりながら読んで時間を潰します。

選んだ本は「温泉の神様の失敗」「十勝・ふるさと紀行 風の吹くままに」「ヨーロッパの温泉保養地を歩く」「ぬかびら見聞録 創刊号」の4冊でしたが、どれも睡眠効果が抜群で、数ページ読んだだけでウトウトと眠くなっちゃいました。







その後はすることもないまま午前中から昼寝を楽しみましたが、なんとなく目覚めた時刻はちょうどお昼時だったので、昼メシを食べに食事処に向かいます。空は相変わらず鉛色の雲に覆われていましたが、雨だけは止んだみたいです。







焼肉用肉、一夜干し魚販売中!!

塩ホルモン / 600円  味噌ホルモン / 600円  鶏塩こにく / 600円
豚ジンギスカン / 700円  豚塩ガツ / 600円
ラヌジンギスカン / 400g / 950円  味付牛ハラミ / 400g / 900円  マトンジンギスカン / 400g / 950円


いか 一夜干し / 800円
八角 一夜干し / 1000円  ホッケスティック / 750円  ホッケ 一夜干し / 900円
そういえば、晩成温泉ではキャンプ飯用の焼肉のお肉と一夜干しの魚を販売していましたが、ホルモンとジンギスカン、あぁ、一人焼肉食いてえなぁ!







牛肉と野菜のコクうま カレーパン
牛肉と野菜をゆっくり煮込んだカレーを生地の大きさギリギリまでたっぷり包みました。
外をサクサクした食感に仕上げたこだわりのカレーパンです。
250円
おお、コクうまカレーパン250円かぁ! おやつにはいいけど、しかし、昼メシに食べるのならば、2、3個くらい食べないと物足りないかも・・・。







一家3人殺人事件
懸賞金上限額300万円 指名手配 木暮洋史
群馬町三ツ寺(現高崎市)における一家3人殺人事件捜査本部
あー、そういえば、晩成温泉にはこのような指名手配のビラも掲げられていましたが、しかし、とんでもなく悪そうな目つきをしているぜぇ!

ちなみに指名手配書といえば、インパクトがやたら強烈であった「おい、小池!」と犯人に呼びかける「徳島・淡路父子放火殺人事件」の指名手配ポスターを覚えている方も多いと思いますが、最近どうも見かけないと思ったら、2012(平成24)年10月に小池俊一容疑者は被疑者死亡で発見されて、すでに事件は解決していたんだよな〜。







昼メシは散々迷った挙句、晩成温泉名物「ホッキカレー」を注文。といっても、実は昨日ホッキカレーのポスターを見た瞬間にすでに決めており、お値段は単品だと800円くらいだったような気がします。そして券売機で食券を買って出来上がりを待っていたところ、由々しき事態が発生!

なんと、厨房のおばちゃんが調理の順番を間違えたのか、それとも当方の注文を失念したのか、後から注文した客の料理を先に提供していくじゃないですか。しかもそれが何人も続いたので文句をプンスカ言ったところ、お詫びにお値段据え置きで、カレーのホッキの量を特別に「マシマシ」にしてくれるというのでもちろん快諾!

というわけで待ちに待ってようやく出てきたホッキカレーはというと・・・。





北海道グルメコレクション No63 ホッキカレー (ホッキマシマシ) [ 晩成温泉 食事処MOMO / 大樹町 ]
これでもかと白いご飯が見えないほどに、
そしてルーの海にこぼれ落ちそうなほど大量に盛られた「ホッキ貝」が壮観な
ホッキマシマシカレーです!

ホッキカレーは具に「ホッキをたっぷり使うほど美味しくなる」という特徴があって、
逆に「ホッキが少ないとカレーも不味くなる」から不思議ですが、
そんなホッキ貝の正式名称は「姥(うば)貝」。
つまり「北寄(ホッキ)貝」と言うのは流通上の呼び名なんですね。

また、近年は各地のホッキ貝産地で「ホッキカレー」が名物になっていますが、
その理由は昔はホッキ貝は肉よりも安かったので、
ホッキ貝の産地では、
よくカレーの具にして食べられてきたという事情があるからですよ。


ホッキマシマシカレーで昼メシを済ませると、テレビもクソつまんねー芸人のバカ番組しかやってないし、温泉文庫の本も飽きたし、かといって一日中温泉に浸かっているわけにもいかねーわで、もう夕食までやる事もなく暇を持て余します。

そういうわけで空は相変わらず曇空でしたが、これ以上宿に引き篭もるニート状態に耐えきれず、手ぶらでWRに跨りエンジン始動! まずは宿から海岸伝いに町道を北東に進んで雨上がりの「生花苗沼」に向かってみます。







晩成温泉を後にして海岸沿いに延びる町道を進んでいくと、やがて道すがらに生花苗沼の水辺が現れます。といってもここは生花苗沼の南の端。沼が先細りして狭まった、見た目には水溜りのようにしか見えていない地点です。

そして水路のような生花苗沼のすぐ先には太平洋が広がっています。海と沼は狭い砂州で隔てられているのですが、海は白波立っているのに対して、沼はほとんど波もなくてとても静かな状態。つまり生花苗沼は海とつながっていないんですね。







左手に太平洋と砂州で隔てられた生花苗沼の水辺を眺めながらさらに進んでいくと、沼岸にポツンと白い建物が現れました。水産加工場なのかと思いましたが、ここは大樹町の体育施設「大樹町B&G海洋センター」の艇庫らしかったです。

ちなみに海洋センターは誰でも大人200円で利用できますが、6月下旬〜8月下旬の期間限定で、生花苗沼でヨットやカヌー体験(1人僅か100円!)も行っているそうで、ここはそのためのヨットやカヌーを保管する施設なんですね。したがって、いきなり訪れてもシャッターは閉じられていて誰もいないです。







訪れた時は、てっきり休業中の水産加工場の類だと勘違いしていた海洋センターの建物の前から眺めた生花苗沼。どんよりとした灰色の曇空のもと、どこまでも静かな沼面が広がり、物悲しげな雰囲気が強く漂っていましたが、沼畔の現在地と眺めている具体的な方向はこんな感じ。

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